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MIRRORBALL / NEIL YOUNG
'95年発表。
何故このサイトでニール=ヤングを取り上げるのか。
それはPEARL JAMがからんでいるからに他ならない。
本作は契約上の理由で明記されていないが、バックバンドをPEARL JAMが担当している。そのせいもあってか、1曲目からずしりと重いロックが聴ける。ニール=ヤングといえば"グランジの父"であり、轟音を支配するのに長けているアーティストでもあるのだが、本作で聴けるのはシンプルでハードなロックである。このHRよりの音のせいか、ニールのファンの間では本作の評価は低い。だが私は本作を愛してやまない。
⑥の「DOWN TOWN」のようなキャッチーな曲も魅力的な、傑作アルバムである。
"Vitalogy"を発表しアメリカを代表するライブバンドとして絶頂期に差し掛かったパール・ジャムが、信奉するニール・ヤングとコラボレーションしたという話題が先行したアルバム。
レコーディングがコラボレーション特有の高揚する雰囲気の中で進んだということが音からバシバシ伝わる、超強力なロックアルバムになった。
パール・ジャムがバックを務めているとはいえ、例のニールのぼへーんというギターの音とあのしゃがれ声がアルバム全体をバリッと締めている。全曲名演・名曲目白押しだが、ただひたすら突き進んでいく潔さが漲る3"I'm The Ocean"が最高。