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BATTALIONS OF FEAR / BLIND GUARDIAN
1stだけあって少々荒削りだが、前半は曲の粒がそろっている。後半はテンションが落ちていくが(特にインストが2曲続くのはいただけない)、それでも一気にアルバムを聴いたあとの爽快感は、なかなかのもんです。
gyoo 2000年11月29日(水)22時53分
I think so!
B級臭さがまだ漂いがちだが、質の高さはわかる。
初期ハロウィーンタイプの疾走系パワーメタルだが、後のブラガに見られるオリジナリティの基本形をすでに確立している。
テンションの高い演奏で1曲目からノックアウト。しかし、1曲目のメルヘンチックな出だしには驚かされた。
この頃はHELLOWEEN直系のジャーマンメロディックメタルをやってますね。
さすがに一枚目とだけあって音作りは少し荒々しいと思いました。
でも所々「おっ」と思わすようなところもあって、気がつくと何度か聴いてたりします。(収録時間も結構短いので)
曲は1、4(3)、7曲目が好きです。
いわゆる、「ダイアモンドの原石」。
ここからアルバムリリースを重ねる度にスケールがデカくなるのは言うまでもない。
なかなかの秀作。開花はまだ先だが、当初はこのようなパワメタをやっていた。
後にどんどん熱いバンドになっていくのだ!!
確かに1stや2ndには荒削りな部分も多いけど、少なくとも最近の「ナイトフォール〜」や「ア・ナイト〜」よりは、遥かに聞き応えのある楽曲が多いと思う。黄金期でもある中期の頃のメロディー程楽曲はクサクなく、どちらかと言えば疾走するサウンドこそが魅力である。特にこの1stはVo.抜きだと、ブラガと答えれる人は少ないかも知れない。僕は初期〜中期の彼らが好きなので、この作品も何回聞いたかわからないが、一般のファンの方には敢えてお薦めしない。それはやはり3rd〜5thの出来が、圧倒的に良いからである。少なくとも最近の作品よりは、いいと思うけど....。
記念すべきブラインド・ガーディアンのデビュー・アルバムは、メリー・ゴーランドのような楽しい電子音で幕を開ける・・・と思いきや突然強烈なギター・リフへと変貌してしまう一風変わった曲「Majesty」で本当の幕を開けます。
デビュー当時の彼らの音楽性はシンフォニック性が低く、Halloweenのような生粋のジャーマン・メタルであった。こてこてな内容の曲ばかりありますが、その中でも指輪物語の登場人物である「ガンダルフ」の名前をタイトルに導入するなど、ファンタジック性の追求をこの頃から行っていたように思います。
レベルは高いけれどなんかイマイチ・・・というのが素直な感想。
まぁ、この頃はHalloweenの「Keeper Of The Seven Keys Pt1&Pt.2」が世界的にヒットしていた時期でドイツに彼らのフォロワーが多かったし、なによりデビューしたてだからしょうがないといえばしょうがないですが・・・
この頃の楽曲は、聴いていてよい意味での「恥ずかしさ」がまだない。
その分、激しさは十分。
HELLOWEENなど軟弱だ、と思われる人にはぴったりかと。
ノリ一発!な曲があってうれしい。荒削りであることが却ってプラスになっている。
そんなに長くないから何度でも聴ける。
上にも出ているがハロウィンのフォロワー極まりない内容。
すなわち、全体のトーンはメロディアスな疾走曲で固められているということ。
もっと捻れ。
中曽根栄作 2005年8月30日(火)22時27分
デビュー・アルバムの1曲目に7分半もの曲を持ってくるなんて、お茶目なバンドです。
若さと勢い溢れる楽曲の数々にヘヴィ・メタルへの愛情があふれていて、聴いていて嬉しくなります。
カイ・ハンセンがヴォーカルだった時代のHELLOWEENをレベル・アップさせた感じかな。でもブラガならではの味も既にありますね。
吐き捨て型ヴォーカル、刻みの激しいリフ、つんのめるようなギター・ソロ、アタックの強い疾走ドラム・・・ほとんどスラッシュ・メタルです。(2)「GUARDIAN OF THE BLIND」なんて、もろにスラッシュしてます。
荒削りだけど、これはこれで好きだなー。
このアルバム発売時点では後に大化けするとはなかなか読めなかっただろうなぁ。
僕が好きになったときは3rdだったので化け始めくらいでした。
3rdを買ったあとに本作を購入したので当初の評価はなかなか厳しかったですが
「Majesty」だけはこの頃からお気に入りでしたね。
88年,1st
まだデキはB級
しかしところどころにセンスは感じる
②の「GUARDIAN OF THE BLIND」
なんかは結構はまる
ハンズィ・キアシュ(Vo,B)、アンドレ・オルブリッチ(G)、マーカス・ズィーペン(G)、トーマス“トーメン"スタッシュ(Dr)の4人からなるLUCIFER'S HERITAGEを前身とするドイツ出身のバンドによる'88年発表のデビュー・アルバム。
プロデューサーはカレ・トラップ。
音楽性はカイ・ハンセンのいたころのHELLOWEENに近く、疾走感ある演奏にメロディアスなコーラスが乗った良質のパワー・メタルを聴かせてくれてはいるものの、本作ではまだそのフォロワーの域を抜きん出るまでには至っていない。
しかし、ファンタジックなメロディを聴かせる「MAJESTY」や正統派パワー・メタル・チューン「RUN FOR THE NIGHT」といった曲は今でもライヴで演奏されることのある魅力的な曲であるし、迫力のあるコーラスが印象的な「GUARDIAN OF THE BLIND」、
スリリングなインスト「TRIAL BY THE ARCHON」からフックのきいたメロディの「WIZARD'S CROWN」に至る流れ、目まぐるしく展開するヘヴィなタイトル・チューン「BATTALIONS OF FEAR」も悪くない。
クラシックの「新世界」をモチーフにした「BY THE GATES OF MORIA」や、やはりクラシカルなメロディのボーナス・トラック「GANDALF'S REBIRTH」といったインスト・チューンもかっこいい。
バンドの持ち味であるファンタジックなメロディはその片鱗を垣間見せる程度であるが、デビュー作としては十分合格点に達しており、将来性のあるB級バンドとして期待が持てる作品であった。
殺戮の聖典 2007年8月11日(土)10時28分
こういう雰囲気は好きだな。人間臭くていい感じだと思う。
若気の至りが爆発していて、ドカンドカンくる感じがかっこいい。
デビューでこれなら文句はない。