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THICK AS A BRICK / JETHRO TULL
「ジェラルドの汚れ無き世界」という邦題からも分かるように、
ジェラルド少年の書いた一連の詩に曲を付けたという設定の作品。
(もちろん少年は架空の人物なのではあるが)
コンセプトアルバムということで、全曲つながっている。
JETHRO TULL初の全米NO.1の作品
まぁ〜43分にも及ぶ大作1曲で構成された本作が、
万人に受け入れられたことが正直驚きだが、
確かに文句の付けようの無い素晴らしい内容のアルバムだ。
イアンのフルートが良いのは当たり前だが、
すべてのジャンル要素を取り込んだマーティンのギタープレイも実に素晴らしい。
まぁ〜とにかく理窟抜きにプログレ云々とかを超越した素晴らしさがここにあります。
このアルバムが好きになれなかったら、JETHRO TULLはどのアルバム聴いても好きになれないでしょう。
まだ彼らの作品を聴いたこと無い人は、このアルバムからお試しあれ!
次作『パッション・プレイ』がかなり難解な大作であるのに対し、これはかなり分かり易い傑作。
オリジナルのジャケットは新聞紙のようになっていて何の脈絡もない細かい記事で埋め尽くされている。それも既製の新聞から取ってきたのではなくアンダーソンとハモンド=ハモンドによって製作されたものだという(凄)。おっ、1ページ目の写真の右端の女の子は自分からパンツを見せてるぞ!!!。
この作品にはストーリーがあるようだがそれを無視しても十分楽しめる。
全2曲、43分。楽しいロックンロール・サーカス!!!
イイ!!
長くて聴くのは大変だけど、聴いた後に残る快感は一級品。
さすがはプログレ史に残る名作と言われているだけあります。
プログレ史上に燦然と輝く大傑作。
しかしこれが全米1位とは・・・
とんでもない時代だ・・・
43分があっという間だ。次作パッションプレイが聴き込みを要する傑作に対し、
こちらはとっつきやすく飽きにくい素晴らしい作品だと思う。
Jethro Tullの最高傑作を言う時はこのアルバムと『A Passion Play』のどちらかを挙げる人が多いんじゃないかと思う。
でも日本人なうえに英語もさっぱりわからない自分には、『A Passion Play』の世界は難しいです……
単純に聞いてわかりやすい、ということでやはりこちらを押したい。
43分なんて超長尺であるということで尻込みしている人も多いと思いますが、
曲中は細かに展開があり、それぞれが一曲と思えばあまり長いとも思わずに一枚聞けてしまいますよ。
どうしてもダメだという人は紙ジャケ等で入っているLive(Madison Square Garden 1978)がオススメ。
それでも12分近くありますがw
1曲のみ(レコード時代は2曲扱いだったらしいけど)という、まさにプログレチックな構成です。
でも、メロディアスで聴きやすいし、聴き込めばいいアルバム(っていうか曲?)だとわかると思います。