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HOW WILL I LAUGH TOMORROW / SUICIDAL TENDENCIES
88年発表の3rd。
前作からグッとHMに接近してきた彼ら勝負作。1曲目の“Trip At The Brain"はANTHRAX系のなかなかかっこいいナンバーなのだが、残念ながらあとが続かない。何かメタルファンとの距離感は上手くつまらなかったような感がある。このミクスチャーは少し早かったのかも知れませんね。逆に今のファンの方が楽しめるように思いますよ。一聴の価値はありってとこかな。
初めて聴いた当時はS.T.がスケーターとか何とかって全然知らなくて、一風変わった軽快なのりのスラッシュバンドだと思ってました。
その割にはヴォーカルが情けないな〜とか思っていたのを覚えています。
今では逆にこの押し付けがましくない声でないとダメだな、なんて180度違うこと思ってたりして。
今、改めてこのアルバムを聴くと「何だ、コレは!?」っていうくらいにカッコいい。(押入れから久しぶりに引っ張り出してみたんです。)
↑ 上の方も仰られているとおり、やっぱりこのスタイルを世に出すのが早過ぎだったのでしょうね。
「メタルとハード・コアの融合」なんて音楽性、今では普通にありますから。
ギターの音もハード・コアのそれではなく、テクニックも充分で重さと歪みの効いた正しくメタル・サウンド。(ヴォーカル・スタイルの方はコア寄り)
コレはなかなか・・・ 突っ走り過ぎるコト無く、イイ感じの疾走感。