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CODE 666 / FUNERIS NOCTURNUM
フィンランド産のサタニックブラックの3RD。実はこのバンドを聞くのはこのアルバムが初めてなんですが、想像とかなり違いました。
かなりメロディックです。ギターの音もはっきりしていて、良いフレーズを連発。
リフもソロも高品質。キーボードの味付けも絶妙です。
メロデスが好きなら手を出してみても大丈夫かと。ボーカルも聞きやすい部類に入ると思われます。
ボドムっ子 2003年1月24日(金)22時44分
良い!そりゃあEMPERORやCRADLE OF FILTHに比べればまだまだかもしれませんが。ディムボガーあたりよりは遥かにアグレッシヴ。銀色のメイクが面白い。
あ、コイツラ好きな方は、人脈的な関係で繋がりもある、同じくフィンランドのALGHAZANTHもかなりおすすめです。このふたつのバンド、あと1・2枚アルバム出せば、これからのブラック界を背負う存在になる…かもしれない。なかなかレベル高いと思いますよ!
まんぞうさんがすすめておられるALGHAZANTHのほうがすこしだけ先に(2週間くらいかな)聞きましたが、思っていたよりメロデスしてて超気に入りました。
ALGHAZANTHとかなり似ていて(もちろんいい意味で)、このバンドたち、ほとんど兄弟ですな。
このアルバム、ブラックでありながらもはやメロデスの範疇に入れても良いくらいのメロディックです。でもブラック特有の超高速ブラストは勿論健在ですので、安心して購入できる一枚ですね。
ボーカルは喉を潰して呻くスタイルではなく、どちらかというとかなりの高音で喉を開いて吐き捨てるような感じです(かなり語弊があると思いますが、ARCH ENEMYのAngelaの暴虐性とJohanの野蛮さを併せ持っているように思えます)。
この作品はかなりキーボードが重要な位置を占めていますが、普通のストリングス調の味付け程度のものからかなりデジタルなコンピューター音まで取り入れています。
隠しトラックにもテクノ調のものが入っていたり、ボーカルにエフェクトを掛けていたりメンバーの銀塗りに相応しいようなサイバーな感じの音も取り入れてます。
歌詞もサタン賛美ではなく、宗教を脱して自分の知識を身に付けろ、というメッセージなど人々に自分で考える方向へと啓蒙している感じでかなりお気に入りです。
でも、このライナーによるとこの作品を最後に豪腕ドラマー、Dracoが脱退してしまうらしいですね…
Keyの音がピコピコなためデジタルっぽさが出ています。
しかし、ブラックさは失われていなく、鬼ブラストと喚きVoは健在!個人的にはデス声にはならないで欲しい。
1stからだいぶ変わりましたが、全然カッコイイ!
ちょっと1曲1曲が短いかな・・・。
ブラックですがキーボードが活躍していてサイバーチックな感じの曲もあり、
メロデス的な仕上がりになっているのでメロデス好きにもオススメの作品です。
1stはアルバム通して暴虐的で破壊的でブラストを多用していましたが、
3rdはスピードを落とした分ドラミングが多彩になっている気がしました。
デスあやや 2005年1月13日(木)16時39分
メロディック=軟派化とは限らない。
ナヨナヨしたヘボメロならともかく、このバンドにその方程式はあてはまりません。
そもそも1stも極悪激速ブラックだけど所々メロディアスだったし、そのメロディックな部分が進化しただけの話です。
全く軟派化などしておりません。
まあブルータル一辺倒じゃないと駄目だ!という人には受け入れられないでしょうけど。というかもう解散しちゃいましたが。
前作は気合いが足りぬと思えるが、これは1stとは違った意味で気合いがヒシヒシと感じられた。こんなピコピコなブラックメタル聞いたのはこれが初めてだが、これが不思議とギャーギャー・ボエボエ声に合っているから、面白い。今まで無かったと思われるギタ-ソロがあるのも、楽曲の幅に広がりを与えている。このバンド色々な意味で化けたね!でもだいぶ前にもう解散しているんだよね。惜しいなぁ。
個人的にはキーボードの使い方でブラックメタルだと認識できるけど、キーボードが無かったら完全なデスラッシュだな。
それでもカッコいいのは確かだし、それだけキーボードの使い方が巧みだと思います。
この作を最後にメンバーが散り散りになってったのは寂しい限り。
サタニック・ブラック・メタルバンド、フューネリス・ノクターナムの3rd。
細かく刻まれるギターにドラコの超高速ブラストとキーボードが絡み、ギターソロまで炸裂しているメロディック・デスラッシュぽい作品になっています。
もう少し音に厚みがあればとは思いますが、日本人の琴線を刺激するメロディーの効いたサビ等が上手く取り入れられているので、とても気に入りました。
しかし、残念ながら既に解散してしまっています。
1stより邪悪さが薄れ、メロディアスになった。とはいえ、相変わらずの激烈ドラムで爆走しているしんで、問題なし!
それにしても、18を除く10以降の無音は何だ!?
ブラック・メタルらしさが大分薄れ、メロデスに近い音楽性になっているアルバム。相変わらずファストな内容だが、邪悪性が減退しているため、自分的には少々がっかりな感じもある。だが、どことなくスペーシーな雰囲気をも感じさせるキーボードの使い方はなかなかカッコ良くていい。
フィンランドのブラック・メタル・シーンを引っ張っていく存在だと感じていたが、解散してしまったとは残念である。