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MISPLACED CHILDHOOD / MARILLION
意外にもこの名作のレヴュー第1号。
ジャケも素晴らしいMARILLION中期3部作の、85年作の3作目。フィッシュ(Vo)在籍時の、偉大なコンセプトアルバム。
軽くてメロディアスなプログレ、ポンプロックの類では随一の感があります。アメリカの産業ロックとは可成違った、美しく湿り気のある英国のロックで、今で言うところの癒し系かなぁ、とも。HM/HRではないが、イギリスを愛する人には1度聴いて欲しいアルバム。燻し銀。
コンセプトアルバムの名盤として有名なアルバム。
しかし僕が手に入れたのは輸入盤で歌詞がないため、どういうストーリーなのか全くわからない(涙)(中古で550円だった!)
ストーリーや歌詞がわからなくとも、惹きこまれる美しいメロディがある。いかにも英国らしいメロディ。幻想的で少しファンタジックであり、まるで映画のサウンドトラックを聴いているようだ。メロディ、効果音などもかなり繊細につくりこまれているようだ。いいアルバムだ。
だれか、おおまかなストーリーを知ってる人!教えてくださ〜い!
当時、プログレマニア達は、ポップバンドに変化していったGENESISに対して『アンタらはもういいよ、MARILLIONがいるから』と言った。MARILLIONは70年代初期GENESISのフォロワーの代表格だが、このアルバムでは『感動度』『ドラマチック度』で本家を超えている。80年代のプログレを代表する1枚。
メロディアス・プログレ・バンドMARILLIONの、ヘッセの小説を元に作られたコンセプト・アルバム。
3rdにして、彼らの初期(フィッシュ在籍時)の“ヒット"作。
如何にも「ブリティッシュ」なウェット感の漂う、清く優しく美しい癒しの音楽。
楽曲を幻想的に演出するキーボード・サウンド。それに乗っかる伸びやかに冴え渡るギター。
20年以上前の作品だけど、音像は結構緻密な印象。
「プログレ」と言っても難解なモノではありません。ごく自然に耳から頭の中に溶け込んでいく、心地の良い極上の美旋律。
勿論、純然たるHRとは方向性を異にする「畑違い」なモノかもしれませんが・・・
もしも興味のある方は是非。日本盤もデジタル・リマスター(& 紙ジャケ)で復刻しております。
名盤。ジェネシス好きな人は是非。
傷心の人間が過去を回想し、やがて立ち直ってゆく。
これは自己改革の物語なのである。
楽曲は途切れることなく次々と進んでゆく。
青空に黒い雲が広がり雨が降り始める・・・。そして心の浮き沈み。
SEの類は使われていないが、起伏に富んだ楽曲は情景描写を見事に演出している。
フィッシュの歌い回しも心情を吐露しているかのようである。
DREAM THEATERもリスペクトすると言うその手腕は一聴の価値ありだ。
マリリオンの最高傑作は何といってもコレでしょう。ながら聴きはできない。歌詞カードを片手にヘッドフォンで。オープニングの悲しげなインストからグイグイ引きこまれる。プログレと聞いてイメージされる難解な音楽ではなくストーリーのあるメロディアスな英国らしいロックだと思う。
個人的には、プログレ、ポンプロックについては、門外漢であるが、
このアルバムと次作「Clutching At Straws」は愛聴している。
他の方も触れられているように、湿った曲調、漂う哀感といった英国的な空気に、
フィッシュのある種エキセントリックな唱法がフックになっているように思う
(確かにGENESIS的ではあるが・・・)。
HM/HR的な要素はあまりないが、演奏は上手いし、ギタリスト、キーボディストの
痒い所に手が届くフレーズのセンスは素晴らしい。