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WETTON/MANZANERA / WETTON/MANZANERA
'87発表。一作限りの企画盤(?)で、見事に黙殺された作品。
再発時には、題名がONE WORLDに変更し、ボーナス1曲が追加された。
過去にSessionで知り合った二人にAlan Whiteなどがサポートしている陣営。
作風は、Wettonのsoloに近く、Manzaneraはあまり活躍していないようだ。
Wetton節を堪能できるが、今のWettonのsoloで聴かせる趣味性に近くHR度は低い。
私は、1、3〜5、10がいいと思う。
歌詞もメロディも、ジョンらしさ満載で、彼のソロと言ってもいいぐらい。
(6で聴けるフレットレスベースなど、地味にベースも頑張ってるし)。
そういう意味では、確かにマンザネラとの共作がもたらしたものは殆どない気がする。
このあと再結成するASIAでの新曲につながる作風が、ちらほら見受けられる。
更にそのあとの、落ち着いたミドルテンポの曲が中心となる、ソロの片鱗もうかがえる。
力強く、ハードでアップテンポなロックから、
美しいメロディの、優しいポップへと変わっていく、分岐点のような作品と言えるかもしれない。
黙殺されたままでは、惜しい、良質のアルバムだと思う。