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LEGENDS / BOB CATLEY
マグナムのヴォーカリスト、ボブ・カトレイがTENのゲイリー・ヒューズと組んだソロ作の2枚目。なーんて言ってまだマグナム聴いたことないです。そのうち買おう。
TENを聴いてていつも思うのが、メロディアスでいいけど、ゲイリーの歌い方がもうちょっと熱かったらな〜ってことでした。歌い方も歌メロも煮え切らなくて、もどかしいままに終わってしまうことが多い。
それが、彼の曲をボブ・カトレイが歌ったらあなた、素晴らしく胸を打つじゃありませんか。ゲイリーには他人にたくさん曲を提供してもらいたいものです。
このアルバムの内容は、シンフォニックでクサクサなメロディアス・ロックです。さすがに気恥ずかしくなるような曲や、やっぱり煮え切らない曲もありますが、全体的に感動的な美しい作品。情感のこもった湿り気を帯びた歌声がたまりません。
『嵐が丘』に題材をとった感動的なバラード(7)「A BEAUTIFUL NIGHT FOR LOVE」と、胸の奥に熱いものが広がる(10)「WHERE THE HEART IS」がお気に入り。
大人のロックアルバムといった感じで、ボブ・カトレイの渋く、湿った歌声が堪能できます。
↑の、うにぶさんも仰られているように、中途半端な曲もややありますが、そこらの邦楽チャートに出てくる曲と比べれば、断然クオリティーは高いです。メロディアスな①に始まり、叙情的なバラード等がバランスよく盛り込まれています。これからの季節にもイイかも。
1stのTHE TOWERはもんくなしの傑作だったが、
これもなかなかいいんじゃない。
憂い度がアップしてて、美しいメロディが心を震わせるよ。
1stよりこっちでしょう、イイのは。
1stと同じく、TENのゲイリー・ヒューズがプロデュースと全作曲を務め上げています。
加えてキーボードとバッキング・ヴォーカルも担当、さらにはヴィニー・バーンズ(Gt.)とスティーヴ・マッケンナ(Ba.)も参加しているので、やはりそのサウンドにはTENを思わせるところが多いですね。
少し抑え気味なギターの代わりに、重厚なコーラスやキーボードが目立つのが違いですかね。
ゲイリー・ヒューズは上質なメロディたっぷりな曲を書き上げてくれていて、素晴らしいメロディアス・ハードなアルバムに仕上がっていますよ。
正直TENの作品群よりもずっと良曲を揃えてるんじゃないかと思います。
最初から5曲目までなんて、まさに完璧でしょう!