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THE MOMENTARY LAPSE OF REASON / PINK FLOYD
'87作。復活第一弾アルバム。全米6位、全英3位を記録。
Watersが抜けて、Gilmour主導で製作された意欲作で、
随所に好メロディが散聴される名作。R.Wrightはゲスト扱いである。
Gilmourのソロのアイデアが流用されており、彼のguiterを堪能することができる。
私は、1、4〜6、10がいいと思う。特に10は、過去の名曲と比肩すると、思う。
また、久々にヒプノシス系のジャケが復活しているのも魅力である。
タイトルは、4の詩の一節による。一聴をお勧めしたいポップなアルバム。
どっかのサイトで言われとった…「仏つくって魂いれずと言うが、その仏の出来が恐ろしくいい」と。しかしとっくの昔に形骸化されていたプログレを現代風な装飾で世に出したギルモアはさすがである。当時MTVで頻繁に流れた「幻の翼」の深みのある音に引き込まれた初心者も多かったはずでしょう。ウォータースがいないのでコンセプトというものはないけど、そこが時代に迎えられたんじゃなかろうか
キーマンのロジャー・ウォーターズが抜けてしまっても、しっかりフロイドはフロイドでした。
1曲目から目を閉じれば情景が浮かぶような神秘的なインストをもってきて、プログレバンド、フロイド復活をアピールしているかのよう。
まあ、ギルモアのブルージーなギターはこのバンドの音の肝だった訳で、音像的には文句無し。
ディストーションの効いたメタリックなギターも聴けるし、アルバムタイトルが歌詞に出てくる「ONE SLIP」のように軽快でポップSongもあれば、ギルモアのしっぶーい声を堪能出来るバラードもある。アルバムトータルではこれまでのような整合性は薄いけど、僕は傑作だと思ってます。
初期と比べるとガラリと音楽性が変わって、毒気が抜けて透明感があると感じた。
ジャケのアートワーク然り、なにやらシュールながらも都会的なお洒落な感覚になる。
↑アルバムタイトル、微妙に違う。
うん、確かにアルバムタイトルが少し違う。
でも、アルバム自体は最高ですね。
実は,このアルバムを聴く前、ロジャー・ウォーターズのいないフロイドには不安を感じていたけど、いざ聴いてみると、その不安は一瞬で葬られました。
ギルモアのギターも相変わらずよいですねぇ〜。
このアルバムは、初めてピンク・フロイドを聴く人にもはいりやすいかと。
87年発表。邦題「鬱」。「THE」ではなくて「A」ですな。
Roger Watersが脱退し、その関連でゴタゴタが続く中でのリリース作品。
今作は実質的にはDavid Gilmourがほぼ一人で完成させたといっても過言ではないと思う。
とはいえ、PFの音楽性そのものが損なわれていないし、完成度の高さは保証します。
JAMESさんの仰るように、他作品と比べると分かりやすい(=聴きやすい)ので、初めて聴く人にも入りやすい作品だと思います。
The Dogs of War、A New Machine-Part I、Terminal Frostが好きです。
粗茶ですが 2004年5月14日(金)20時32分
「ロジャーを見返す事」。このアルバムはただその為のみに作られた。それが恐ろしい程の緊張感を
もたらしている。どの曲もギルモアの追い詰められた切迫感に満ち溢れている。ロジャーがソロになって
好き放題しているのとはあまりにも対象的だ。ギルモアも充分やって来たのでわざわざヤル必要はなかった
はずだ。しかしそれでもあえて「フロイド」というとてつもない十字架を背負う事を選んだのは彼の性格
のなせる技だ。私はこのアルバムが出たとき、まったく聴く気にならなかった。「ロジャーのいないフロイドなんて」
と思っていたからだ。ところが、あまりにも評判がいいので聴いて見てビックリした。確かにロジャーが醸し出していた
フロイドらしさ、特にコンセプト的な部分はさすがになくなっていたものの、それらをものともしない、いや、むしろ
これこそがまさに新しいフロイドなのだ、という力強い説得力に溢れた楽曲の数々に圧倒されてしまった。
ギルモア・フロイドについては、特にそれ以前のファンから色々言われる事もあるが、私は支持したい。
「フロイド」らしさ云々よりも曲自体が素晴らしいからだ。本作も次作もおそらくギルモアのソロであれば
出来なかった、「フロイド」の冠だからこそ出来たモノであろう。「フロイド」は、もはやメンバーの意思を
超え、それ自体がひとつの生命体をもち、メンバーの元に降臨しているとしか思えない。バンドではない。
意思だ。
ウォーターズ脱退後の87に発表された作品。
時代の流れでもあるがかなりキャッチーになった印象受ける。しかし、根底にはピンク・フロイドのサウンドが存在している。
ウォーターズ脱退後にフロイドの主導権を握ったのがギルモアでこのアルバムでの曲作りにおいてもほとんどがギルモア。
各楽曲はそれぞれ個性があり個人的には十分に満足できる作品である。特に⑤の「On The Turning Away」のギターソロは秀逸。あとこのアルバムのハイライト的曲⑩「Sorrow」も渋くカッコいい。
聴いて損はしないと思いますので、是非聴いてください。
う〜ん、やはりそれまでのアルバムと比べると劣っている気が・・・
Sorrowは名曲。
山里を歩き回っていたら、思いがけず澄んだ泉に出くわした様な気分にさせられます。
強烈なインパクトはありませんが、清新の一枚と言いたいアルバムです。