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PLASTIC GREEN HEAD / TROUBLE
ドゥームからサイケデリックなヘヴィ・ロックへとその姿を変えていったTROUBLEの残した最後の作品。1995年作。
実にシブくて、どこか陰鬱で物悲しい雰囲気が全体を支配していて、なおかつ、カッコイイ!!何度も書くが、実に惜しいバンドである。
6thアルバム。
メジャーレーベルからドロップアウトし、インディーズから発表。
このアルバムを最後にバンドは解散。
ダイナミックなパワーがある反面、繊細さ、緻密さも兼ね備えている。
バンドとしてまとまった集合体という音が、緊張感を漂わせ、緊迫した状態に聞き手を引き込んでしまうところにTROUBLEの凄みがある。
動から静への転換も効果的です。見事。
1995年リリースの6th。
続けるか解散かでもがいていたバンドの姿が見えるような後期の傑作。
暗さの中に悲しさも感じられます。
アルバムタイトルからしてハッパがテーマのアルバム。
初期のドゥーム路線よりも後期のストーナー路線のほうが個人的に好きです。
再結成され新作がリリースされるようですが、絶対この路線でやってほしい。
アメリカ盤のみボーナストラックが入っていますが、これが珠玉の出来。
イヌスケ 2003年11月16日(日)16時49分
先日久しぶりに聴いた・・・・。良いものはいつまでたっても色あせない、まさにそんなアルバム。
もうこれはドゥームやヘヴィなんて言葉で終わらすことのできない名盤。
一般的には前作や前々作が代表作みたいに扱われているようですが、あの作品群にはここまでの個性を感じられないし、またあんな作品なら他のバンドのアルバムでも聴けそうな気がします。(実際はどうか知りませんが)
しかしこのアルバムは、ここでしか聴けないと感じさせる個性がありますし、実際他に似たような音(アルバム)はあまり聴いたことがない。個性があり、しかも誰でもとっつき安いという、希少な作品。
他を聴くならこれをおすすめします。
ただ、前作収録の「RAIN」のようなのんびりソングも欲しかったところです。
ロージーさんの意見に同調。まったくその通りです。
これは、シンプルで且つ、重く、歌モノとして成立している曲が多い。もちろん、4枚目や5枚目も好きなんだけれど、このアルバムで、もしかしたら、メタルという領域から脱皮したかもしれない。
美しい重さだと思う。
異常なテンションで狂気をヘヴィに奏でる点で名盤な6th.
この点においてはドゥーム史上に輝くBLACK SABBATH系な一枚だと思う.