CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
MOONMADNESS / CAMEL
名作『THE SNOW GOOSE(白雁)』に続く4thアルバムです。幻想的なアートワークだけでもうプログレファンは買いでしょう(笑)。このアルバムも非常に人気の高い作品です。
このアルバムは歌入りの曲がとにかく素晴らしくて、「永遠のしらべ」「水の精」「ゆるやかな飛行」といった曲の幻想的なまでの美しさは涙もの。湿った歌声も良いですが、アンドリュー・ラティマーのギターとフルートが泣きまくってます。
比較的ハードな「月夜の幻想曲」(原題「ANOTHER NIGHT」だし、ちょっと邦題はイメージ違うなぁ…)も仄かに哀愁が感じられて、雰囲気は損なっていません。
インスト3曲もそれぞれ違ったタイプで、悪くないです。「アリスティラスへの誘い」だけはなんかRPGゲームみたいで違和感ありましたが。
この作カッコいいです。久々に聴いてるが、改めて聴くとなんかカシオペアみだいだな。
このサイトにCamelの欄があることにビックリ(笑
触れると壊れそうなくらい叙情的な彼らの世界はもっと知られてしかるべき。
この雰囲気は一度ハマるとしばらく病み付きになるはず。
イチオシはラストのLunar Sea。ベースラインがかっこいい。
メタルじゃないけどね。
よい作品です。
1曲目の「アリスティラスへの誘い」は初めて聴いたときに「日本昔ばなし」かと思いましたが(笑)、導入部として非常に良い役割を果たしています。
そしてそれに続くのが名曲「永遠のしらべ」!!!。この哀愁は何物にも変えがたい素晴らしい一曲です。「ゆるやかな飛行」なども北極圏の寂しい針葉樹林の森の上を、陰鬱に飛んて行く一羽の白鳥のような絵を想像させます。『スノー・グース』でもそうですが、このバンドの描写能力はハンパじゃなく高いです。聴いているだけで場面が目の前に表れます。
名作『スノー・グース』に引けを取らぬ傑作でしょう。
良質のメロディとは何か、という問いに対する100点の答え、それがこのアルバムではないだろうか。70年代ロックという巨大な山脈を形成する霊峰のひとつ、なんて言いたくなるくらい素晴らしい完成度。メロディとサウンドが高次元で調和している。叙情系といわれますがロックらしさを求める人にはchord change、luna seaというイカした2曲があります。
全く同感です。いやぁ、良いですねぇ。もうかれこれ25年は聴いてます。1st、2ndのメロトロンの暖かい音も好きですが、シンセサイザーのスペイシーな感じもまたキャメル。これ以上ないと云わんばかりの叙情性に加え、ラストの『月に湖』では甘く優しい『レディーファンタジー』ばかりじゃない、超絶テクニカルなナンバーも披露してくれました。アンディーワードのドラムにはひたすら癒されます。ジャケットも秀逸!
澄み切った空間に暖かいんやけどどこかクールさのある叙情旋律が印象的。
導入インストチューン①に続く②『永遠のしらべ』はホンマ素晴らしいよなぁ...
優しすぎるハモンドとメロディックなGがメチャ印象的な③『転移』...
良メロ洪水状態の⑥『ゆるやかな飛行』...必殺の清澄構築美を誇る⑦『月の湖』...
見事な情景描写力の3rdも素晴らしかったけど、この4thの単体完成度は◎!!!
ひと言でいうなら洗練された叙情って感じかなぁ。叙情に流されすぎない冷静さも魅力♪♪
表紙ジャケが大好き