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MORBID TALES / CELTIC FROST
1985年作。デス/ブラック系アーティストに多大な影響を与えた彼等の1st。
硬い音作りで、歯切れの良いサウンドが実に気持ち良い。この頃はまだ、ハード・コア/スラッシュという感じだが、サタニック・メタルとしての看板が確立した後の2ndにつながる重要な作品である!!
この作品を意識しているなあと思わせるバンドは数多く存在し、ブラックメタルの源泉を成す教科書的アルバムであることを痛切に感じる。
このバンド独特のキメ・リズムが不思議なグルーブ感を生み、異色の吐き捨てボーカルが乗る。
このバンドをルーツと思わせるバンドを全て二番煎じと思わせるだけの強烈な個性とカリスマがこの作品に宿っている。
暗黒の淵に引き込まれるような陰鬱な雰囲気と、ギターソロ等に見られる激しい勢いが同居している超名盤。
これを聴けばなんで彼らがブラックメタルバンドに未だにカリスマ視されているのかが
良く分かる。
当時ここまで邪悪で偏執な音楽は普通作れないでしょ。
異端というか突然変異ですよね。
このレコードは、恐らく100回以上は聞いたのではないだろうか?(笑)
音が軽い?重たくない?冗談言っちゃいかんよ
他のバンドには絶対出せないこの邪悪過ぎる空気・独特なリフ
メタルだけじゃなくHCファンから愛されるのも分かるクラスティーなリズム・ブレイク
全てが溶け合って見事に不穏な音源に仕上がっている。
名盤です。
数多くのThrash/Death/Black系バンドに影響を与えていると思われる。
シンプルなリフなのに、これだけ格好良く聴かせるのは、やっぱりセンスが良いからなんだろうな〜。
MAYHEM, BATHORYと並んでBlack Metalの祖と言えるバンドだと思います。
特にこのアルバムは必聴です。
スラッシュメタル黎明期の作品。
OBITUARYもカヴァーしていた“Circle Of The Tyrants"の原曲が聴けます。
CELTIC FROSTと言えばトム・G・ウォリアーの顔の怖さで有名です。
恐らく世界一顔が怖いタイプの顔です。
夢に出てきたらそのまま目が覚めなさそうな気がします。
84年、1st。
現在は翌年発表したEPの曲などを交え、全12曲のアルバムとして売られている。
何というか、初めて聴いた時はちょっと信じられなかった。
NWOBHMにも悪魔主義というか黒さを売りにしたバンドは沢山いたけれど、自分が聴いた限り、ここまで無愛想な音楽をやっているバンドは一つとしてなかった。
よくもこんなのやろうと思ったものだ・・・。しかも前身バンドHELLHAMMER(83年)の段階で既に同じことやってたというのだから呆れる外ない。偉大だ。
それまでフロストというと、コーンフロスト(飯)・ジャックフロスト&フロストワイバーン(ゲームキャラ)くらいしか思いつかなかったが、これに触れた瞬間、自分の中にでっかくセルティックフロスト(バケモン)という文字が新たに深く刻み込まれたのだった。
推薦度:★★★★
リフや曲展開のかっこよさとは裏腹に、アートやエンターテインメントという言葉とはほぼ無縁といった雰囲気です。その要因の1つがトーマスの吐き捨てダミ声ボーカルであり、それが更に本作全般に漂う邪悪性の根幹であるように思えました。ノルウェーあたりのブラックメタルとはまた違った邪悪さで、同じようなものはそう簡単に出てこないでしょう。
M1とM8のインストも、相当音を作り込んだシンフォニック系よりも不穏な空気が立ち込めています。
