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CROWBAR / CROWBAR
アメリカの激重メタル/ロック・バンドの2ndです。メンバーがPANTERA、CORROSION OF CONFORMITY、EYEHATEGODのメンバーたちと組んでDOWNをやってたりもするので、そっち方面でも有名ですね。
主に影響を受けたバンドとしてBLACK SABBATHとLED ZEPPELINの名前が挙がっていますが、そのLED ZEPPELINの「NO QUARTER」をカヴァーしています。これがまた素晴らしい出来で、苦悩と悲哀に満ちた歌が胸を締めつけます。
サウンドの方はBLACK SABBATHの影響下にあるヘヴィ・リフを中心としたミドル〜スローのヘヴィ・ロック。本当に重いし、粘りのある音です。ドゥームとも言えますが、モダン・ヘヴィネスの連中に近い感じですね。ギター・ソロはなしです。
憤怒と絶望、苦悩が滲み出す暴虐音楽は、凄まじい圧迫感をもって空気を震わせます。ヘヴィな音楽が好きで、曲が遅くてもいいという人なら、気に入ると思います。
ドゥームといったらいいかスラッジといったらいいか、とにかくそっち系統の音が好きな人にはたまらぬ音。
重く、遅く、グネグネとうねる中にも濃厚な情念を伝えるリフ。
スローなだけにじっくりと気合をこめて打ち込まれるDs。
ヴォーカルは絶叫でもデスでもなくて、野太い声がわりときちんとメロディーを追ったりもする。ほんとに独特の音像。
ただジャケはなんかしょぼいんですよね。次作もそうだけど。この辺は同胞EYEHATEGODのほうが光ってる感じ。
そう言えば私の熱愛するEYEHATEGODがそもそもこの板では登録さえされていないけど、スラッジってあまり好みじゃないのかな、この板の住民は。
ひたすらヘヴィ。スロー〜ミドルテンポの曲でうねりまくる。
しかし②などはそこそこ疾走感がある。何故か聴きやすく、クセになる音である。
①はヘッドフォンで聴いてほしい曲だ。ドスの利いた太いヴォーカルが左・右・頭上の
3点から襲ってくる感覚は迫力満点である。SEPULTURAの「ROOTS」もそうだが、人間の
原始的なパワーを感じさせるこの手のサウンドは、耳で聴かずに体で感じるのがいい。
グレートJ 2004年1月14日(水)23時10分
ものっ凄いヘヴィリフが延々に続くんですけども
その音がもたらすのは、鬱々としたものではなく、純粋なロックの格好良さ。
聞いてて苦しくなる、と言うよりは、段々体が揺れてくるような感覚。良いですよ。
前の方から約3年ぶりのレビュー。
・・・ということがすべてを物語っていると思います(笑。
まあ、注目はされないでしょうね、この音楽性は。
もちろんつまらないとか何かに比べて劣っているからという意味ではなく、
キャッチーでもポップでもないひたすらヘヴィリフが突き進む音楽性に、
大衆性は皆無と言っていいでしょうから。
正直、このアルバム、ここ数年聴いていません。
しかーし、初めて聴いた時のインパクトたるや凄まじいものがありまして、
皆さんのレビューをつらつらと眺めているうちに、目に留まったこのアルバム、
「そういえばこんなバンドもいたなぁ」ということでレビューにいたったワケで
あります。
「オススメ」というのはあまりにも冒険ではありますが、
このバンドを聴けば、他では味わえない重ーい体験が出来ますよーということで、
頭の隅にでも置いておいていただければ光栄です。