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AROUND THE FUR / DEFTONES
このバンドをHM/HRに入れるかどうかは難しいところですが、KORNやTOOLがHM/HRのとこに入ってるから同系統なのでいいかなと。ヘヴィでハードなのは確かだし。
上記2バンドと同じように、90年代(後半)に流行った、ジャンル分けの難しい一連のヘヴィ・バンドのひとつです。
様々な音楽性が混ざり合い、渾然一体となって放たれています。重くうねり、時に弾み、深く沈みこむようでいて、いきなり弾ける。
ヴォーカルもメロディアスに歌い、妖しく囁き、激昂したように叫び、苦悩をさらけだすかのような声で訴えかけます。
全体的にダークで、聴いてて痛々しいほどに、哀しい歌です。でも美しい。
前作に比べると荒削りな部分が薄れて、このバンド特有の雰囲気をかもし出すようになってきたと思います。
なんというか、独特の浮遊感があるというか…。
フワフワしているんだけど、それでいて重く引きずる何かがある。
ヴォーカルか、他の音なのか。
不思議です。
アドレナリンの延長ですが、方向がはっきりした音です。時に重くうねり、ささやくように優しく歌ったり。疲れる音のようで、何時間でも聴けます。いやー、チノは歌うまい。
しかし、こっから「white pony」に「深化」するとはだれもおもわなかっただろうな。
誰かが言われてましたけど、1stから進化していくのがわかりますね、このバンド。
個人的にクールって言葉が似合うバンドだと思うな。
これでもかと言わんばかりにチノが叫ぶ、叫ぶ。
ものすごい勢いを持ったアルバムです。
飽きずに最後まで一気に聴けます。
目を引くようなアグレッシヴさはもちろんのこと
名盤3rdとは別次元の「深さ」がある気がする、カオスの泥濘の中に沈んでく感じ。
と言うよりもこのアグレッシヴが「深さ」を同時に演出してる感じかな。
気分によっては一番好きなアルバム。
すさまじい爆発力、テンション。
エネルギーの塊が超高速でぶつかってくる。
最高です。
前作アドレナリンよりもギターの音が進化している。
チノの叙情的な歌は一級品。
収録されているRicketsのかっこよさは異常!!リフがかっこよすぎる!!