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SCREW IT! / DANGER DANGER
「MONKEY BUSINESS」と「CRAZY NITES」。
この2曲が入ってるんだから買いでしょう。
これぞパーティロックの教科書でしょ!
能天気なロックンロール。
いかにもアメリカンな軽さがたまらなくいい。
多少とっ散らかってる感が無きにしも非ずですがスカッと聴ける1枚。
パーティロックとメロディックチューンが混在した時代を感じさせるアルバム。
僕は後者の方ばかり抜き出して聴いてます。アメリカのバンドでもこういうウェットなところがあるのがいいんだよなぁ・・・。
今聴くと、逆に新しい感じがします。
バラードは思いっきり切なく耳に残るし、パーティロックは軽いだけじゃなく程よくハードでメロディが最高!
あまりにも聴きやすくて最近毎日聴いてます。やっぱこのバンド好きだなぁ。
過剰なほどに「きらびやか」な印象だった前作と比べると、少し「きっちり」作ろうとしてるという感じも。良く分からない表現ですけど。
でも間違いなく前作の延長線上です。前作が気に入った人なら、このセカンドの楽曲も間違いなく気に入ると思います。
このバンドはやっぱりメロディーがいいですよね。同時代のいわゆる「ポップメタル」バンド(別にけなしてるわけじゃないです)
といわれるバンドの中でもメロディーがダントツにいいです。「プロ」の方を使って録音したという、あのイントロには困りますけど(笑)
コアなメタラーには、敬遠されがち ? な典型的「能天気」パーティロック・バンドの2nd。
しかしながら、楽曲はホントにキャッチーですこぶる良質。メロディが良過ぎるんです。
アメリカンHRの醍醐味にして王道。少々甘ったるいケド、こなれたバランス感覚の聴きやすさと爽快感・高揚感が抜群。
・・・実はギターも、何気にテクニカル。
「Crazy Nites」は名曲です。
単なるポップバンドではないことは、後にアンディティモンズが、素顔を
晒すことで証明された。
個人的に、この2NDと前作の1STでは、決定的な違いがあると、本能的に
感じていたが、それがギターであるとは、アンディティモンズのソロ
作品を聴くまではわからなかった。
所詮、私の聴く耳もその程度ではあるが、にしてもギターは完全に楽曲に
溶け込んでいる。
決してテクニカルな主張は全く感じられない。
DANGER DANGER はつくづく、変わったバンドであると思う。
1)ソングライティングの中心が、ベーシストとドラマーである。
2)ボーカリストは、以前在籍していたバンドのドラマーであった。
そしてその歌い回しが、その前のバンドのボーカリストに似ている。
3)ギタリストが、それこそ超が5つほどつくような一流ミュージシャン
である。
DANGER DANGERは、完全にBON JOVI か、NIGHT RANGERかの亜流のように
思われ、全くその個性がクローズアップされることはなかったが、
非常に骨があり、奥の深いバンドであることは、その後の歴史が物語って
くれた。
特にこの2NDは、その音楽性、精神性の高さがもっと評価されてしかる
べきだ。
私の結婚式で流した『FIND YOUR WAY BACK HOME』が懐かしい。
1991年発表の2nd。1家に1枚的な普遍のハードポップアルバムだった1stに比べると、本来のアメリカン・メロディアスHR路線に軌道修正した形跡が伺えます。もちろん中には脳天気なポップロックもありますが…それも含めて音が若干ハードになった印象。つまりメタラーが聴く分には1stよりこっちのが断然お薦めという作品です。その要はやはり上の方が仰るとおりANDY TIMMONSのギターにあるのでしょう。そしてTED POLEYが全曲に参加した(当時としては)最後の作品。やはりTEDはこの音楽性の転換を快く思っていなかったのか…?