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月光蟲 / 筋肉少女帯
筋少の歴史の中で燦然と輝く完成度を誇る大傑作。
同時に大槻の持つダークな歌詞世界と橘高・本城らの屈指の演奏力とがかみ合って生まれた、日本ロック史上比べるものがどこにも見あたらない怪作。
バンドの異様なテンションの高さ、そして重さ・暗さは十分にヘヴィ・メタルと呼んで差し支えない。それにファンク、プログレッシブ・ロックや様式美HR、Queenをすべてミクスチャーした意味ではオルタナティブの極北とでも呼びうる。じっくり腰の据わった、熟練したサウンドを是非堪能してもらいたいものです。
私の言いたいことはすべてBoogieさんが言い尽くしてくれました.
オーケンのvocalはともかく,すべてにおいてスキがない.完璧なサウンド.
「夜歩くプラネタリウム人間」,ぶっ飛びました.
変な先入観なしで聴いて欲しいです.
私はコレで、HM好きの友人を筋少にハメました(笑)。
発売当時、病院に入院しており、真夜中に月をみながら
ヘッドホンで聞いておりました。
歌詞の世界にどっぷりつかってしまい、
オ-ケン以上に俺もやばかったようだった。
筋少の世界では忘れられがちだそうですが、とんでもない。このアルバム抜きに筋少は語れません。風車男ルリヲと、イワンのばかは初めて聴いたとき、全身にビビッときました(多分100万ボルトぐらいかと)。
演奏力と楽曲の良さはこのバンドにとっては当然のコトだろう。この作でもそれは当然のように現れてます。
結局大槻氏の世界にハマれるかどうかなんだろうが、ボクは彼の描く世界はホント楽しいと思う。
釈迦さん同様、この作では「イワンのバカ」の世界観とインパクトに戦慄が走った。
『イワンのばか』を最初に聴いた時は笑った。「イングヴェイじゃん!」って。
でも、一番好きな曲は、『夜歩くプラネタリウム人間』だったりする。
あのシンセの音がたまらないんですね。
歌詞も含め、一番充実しているアルバムではないでしょうか?
イワンはショーペンハウアーなのです。
歌詞世界の充実はいうまでもなく、曲順構成、演奏、どれをとってもいい!
90年代の日本のロック界を代表する名盤。
個人的に好きなのは、バントライン、宗教、イワン、プラネタリウム、
ああでもルリオも、ぐりぐりメガネもダメなきみとぼくもみんないい駄曲なし!
笑えるシュールな歌詞なのに、なんか泣けるんだよなあ。
大槻の歌詞センスがいいのはいうまでもないが、
彼の作曲センスのよさがもっともよくあらわれた一枚でもある。
また、ツインギター橘高、本城加入後のスタイルを確立した一枚でもあるだろう。
うちの亭主は「捨て歌がないんだぜ!!」と絶賛していた。
インストゥルメンタル「少女帝国の崩壊」も含めて傑作ぞろいだと思う。
私は「サボテンとバントライン」で久々に歌を聴いて涙するという経験をしました。
まあ、その後筋少は泣ける歌がどっさりと知ったわけですが。
高校時代に友達から借りて、最初は変なのーって思っていたけど
後からじわりじわりと来た記憶が。
言葉でうまく言い表せられない、独特な世界観がいいんです。
これぞメジャー5thにして筋肉少女帯が他の追随を許さぬ孤高の領域に足を踏み入れた事を最も端的に象徴した最高傑作。この作品の魅力は言葉で語り尽くすにはスケールが巨大すぎる。敢えて言葉で表現するならば“前作『サーカス団、パノラマ島へ帰る』で提示してみせた「親しみやすくキャッチー且つポップ(誤解を招く言い方だが)でありながら一聴すれば筋少とわかる超個性的なプログレッシヴ・ハードコアメタル(なんだそれ?)」をより深く突き詰め、「超絶技巧を誇る演奏と大槻ケンヂ(Vocal)の手による文学的で頽廃的な歌詞、そしてあらゆるジャンルの長所を継ぎ合わせた抑えようのない唯一無二の個性を漂わせた音楽を有機的に融合させたプログレッシヴ・ハードロック」という非常に魅力的な音楽性を完璧に確立したアルバム、とでも言うべきだろうか。私は以前『レティクル座妄想』を最高傑作と評したが、初心者に聴かせるならば、『レティクル座妄想』や『仏陀L』よりも本作を勧めたいところだ。
ヘヴィネスと猟奇性を強調したアグレッシヴな「風車男ルリヲ」、
「ルリヲ」から劇的になだれ込むイントロからしてゾクゾクする「少年、グリグリメガネを拾う」、
アコースティック・ギターの繊細な音色が悲しい「デコイとクレーター」、
小林旭の「熱き心に」を思わせる(私だけかな)「サボテンとバントライン」、
“プログレッシヴな筋少"の魅力を感じさせる「夜歩くプラネタリウム人間」、
人の弱みにつけ込む悪質なカルト宗教を風刺したような「僕の宗教へようこそ」、
ユーモアを含みながらも切ない歌詞が冴える「悲しきダメ人間」、
慟哭とでも形容したくなるほどギターが狂おしく泣く「少女の王国」、
橘高文彦(Guitars)の超絶プレイが炸裂するイングウェイそっくり(苦笑)の「イワンのばか」、
そして映画のサントラの如きスケール感を誇る「少女王国の崩壊」と全曲文句をつけるところが一切なく、まさに日本のロックの既成概念をブチ壊し、新時代のロックを愚かな一般人の前に提示して見せた日本が世界に誇るロックアルバム。
やっぱり皆さんこれ好きですよね!
私も一番好きなアルバムです。 この頃の筋少に思い入れがあります。
やっぱり太田明氏のドラムかな、このアルバムで炸裂しているので。
This ablum is King-Show's great stuff. Specially,夜歩くプラネタリウム人間 , 僕の宗教へようこそ(Welcome to my religion), イワンのばか, 少女王国の崩壊 are really sound good..!!!
Fumihiko Kitustaka is very good guitarlist and composer!!
GREAT!!!!!!!!!! WONERFUL!!!!!!!!!! COOL!!!!!!!!!!!!!!
みんな好きなんだ・・・・・俺は嫌い・・・・・・・
コレは初心者には濃すぎてオススメできないかも(苦笑
それくらい筋少汁全開なアルバムです。
今聞いても全然。むしろ新鮮。
こんなバンドもう出ないのでは?
初めて筋少を聞くなら、これか「サーカス団〜」でしょうな。
とにかく名曲ぞろいです。
しっとりとした感じの狂気が楽しめます。
乱歩小説のような、それでいて甘美で儚く美しい世界な作品。
すばらしい狂気に酔えます。
レティクル座と甲乙つけ難い狂気の名盤。
初期のヘンテコリンな曲とメタル、ポップなどが融合した筋少の全盛期の完成系を提示したアルバム
とりあえず買っとけ
全曲に一貫性があって、その雰囲気がよい。いまだに聴きます。
このアルバムは筋少の中でも独特の世界観があるように思う。
ルリヲ〜グリグリメガネで狂い、バントラインで泣き、少女の王国でちょい休み、イワンのばかでまた泣き、少女王国の崩壊でマジ私も崩壊する感じ。
橘高ギターと太田ドラム最高!
オーケンはもはや神。
後に、再結成アルバム『新人』でリメイクされる事となる名曲“イワンのばか"を収録し、沼田元氣の手による奇怪な
ジャケット・アートワークといい、アングラ臭が濃密に匂ってくる歌詞世界といい、ドロッとネガティヴな雰囲気の漂う楽曲の
数々といい、筋肉少女帯のカタログの中でも、一際、ダークな(と言うか「病んでる」)作風を誇る'90年発表の5thアルバム。
収録楽曲は、やはり正統派HMとはかなり距離を感じさせる捻くれた味わいだし、とてもじゃないが「キャッチー」と言い難い
仕上がりなんだけど、聴けば聴くほど、この奇妙な味わいがクセになってくるのだから不思議だ。
アグレッシブなGリフとリズムが畳み掛けてくる①、シュールな歌詞と、橘高文彦の流麗なGソロが耳を惹く②、
鬱々としたバラード③、孤独な少年テロリストの短い一生を、やたら壮大且つポジティブな曲調で綴った④、
ミステリアスでメロディアスな女性Voとのデュエット・ナンバー⑤といった楽曲が並ぶ、アルバム前半の聴き応えも
然る事ながら、やはり本作のハイライトは⑨。凍てつくロシアの大地を想起させる寒々としたメロディを纏って、
橘高のネオ・クラシカルなGが疾走する様はガッツポーズ物のカッコ良さを誇る。全様式美HMファン必聴の名曲でしょう。
筋肉少女帯の作品の中では、ダークであると同時にハードな作風ゆえ、HMリスナーにも比較的取っ付き易い内容の1枚と言えるかも。
不気味で切なくて馬鹿馬鹿しくてグロくて美しくてハードでポップで切迫していて暢気で欝で、そのすべてが一時に押し寄せてくる
甘くてしょっぱくて辛くてすっぱくて、さらにその奥に言葉にできないうまみのあるタイ料理のようなアルバム
おっちゃん 2008年12月30日(火)20時58分
中期の傑作
現筋少のスタイルはこのアルバムで確立されました
太田さんのドラミングがすばらしい
傑作の多い筋肉少女帯のアルバムでも、こいつは最も幻想的で、最も不気味で、最も神秘的なアルバムだ。
素晴らしい作品だと思う。
テーマはやはり「月」なのだろう。風車男だとか、グリグリメガネを拾った少年だとかを聞くたびに思う。
一体「月」に何があるのか? と思わせる。あの煌々と光り輝く月が、不気味なものにしか見えない。
美しい作品だと思う。
これが出始めた頃からだよな。
元々毒々しかったこの人達が益々毒々しきなって行ったのは。
これが出始めた頃からだよな。
元々毒々しかったこの人達が益々毒々しくなって行ったのは。
最も彼等らしさが出ているアルバムだと思います。
このアルバムとレティクル座妄想の
大槻が書く歌詞は文学の域に達していると思う
筋少の代表作「イワンのばか」や
「サボテンとバントライン」が
収録されてる、
彼らの歴史を語る上では
外せないアルバムだと思います。
これと「断罪〜」から
筋少のアルバムを
自分で購入するようになりました。