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BLACK TIGER / Y & T
このアルバムはよく聴きましたねえ。超名曲"Forever"も入ってますが、その他の曲もツブ
揃い。ギターインスト"From The Moon"から始まるスピーディーな"Open Fire"、
ライヴで是非聴いてみたい"Hell Or High Water"、ヘヴィなリフで始まる"Black Tiger"、ノリのいい"Barrom Boogie"そして切なくなる哀愁感たっぷりのバラード"Wind Of Change"、プロデューサーは今は懐かしいマックス・ノーマン。とにかく良く出来た
アルバムだ。ジャケットはダサいが、いかにも80年代前半ぽくってそれも良し。
前作の流れを受け継ぎつつ彼らの代表曲を盛り込んだ、これまた名盤。前作は玄人好みの楽曲が涙腺を刺激したが、こっちの方はY&T入門者向きの聴き易いアルバムではないかな?
本当、初めて聴く人はアメリカのバンドとは思えないほどの感情豊かな楽曲群に怯むはずだよ。
今ではもう聴けない音です。
"FROM THE MOON"から"OPEN FIRE"への流れ、このイレギュラーさが
また微笑ましかったりして。
ま、ま。なにはさておき、やっぱり"FOREVER"ですね。
次点で"WINDS OF CHANGE"。
泣きってのはこういうもんさ・・・。
けんしょー 2004年12月11日(土)23時3分
LPのA面のFROM THE MOONで始まってラストのFOREVERにつながる流れがかっこいい。MOONってデイヴ・メニケッティの愛称だって言ってた。
いいアルバム。でもこのバンドはどうしてこうもジャケットの趣味が悪いのだろう。
中年メタルファンにとっては基本的作品かもしれませんが、若い年代の大多数にとっては「ああ、あったねそんなの」的な作品。
ホントなら一にも二にも「I'LL KEEP ON BELIEVIN'」(4thの曲)の再評価を叫びたいところなんですが、本作の書き込みまでがこうも少ないと、それ以前の問題かと焦ってきます。
本作収録の「FOREVER」を知らないのは、例えばPRIESTの「ROCK HARD RIDE FREE」知らないのと同じくらいの損失。言い過ぎじゃないですぞ?
全体的には前作に及ばないものの、この名曲のためにも絶対持っていたい作品です。
最近、手頃な価格で再発されたみたいなので、まだ持ってない方はこの機会に是非どうぞ。
推薦度:★★★☆
エモーショナルなアメリカンHR。
正直、今聴くと「地味〜」な印象は完全に払拭出来ないかもしれませんが。
「Forever」という超名曲が収録されてるコトで、結構有名だったアルバムです。
その1曲のみの名声が独り歩きしている感もありましたが、バラード「Wind Of Change」とか他にもイイ曲あるんです。
哀愁漂う仄かにブルージーな耳障りが魅力のメロディアス・サウンド。
デイヴ・メニケッティのギターも最高です !!
ダイナミックで乾いたアメリカンなサウンドと仄かな哀愁と泣きを散りばめた音楽性が魅力の彼らが1982年にリリースしたアルバムを紹介します。デイブ・メニケッティのエモーショナルな歌声とギタープレイが素晴らしく、そこにタイトなリズムプレイが絶妙な絡みを魅せてくれます、レイナード・ヘイズのドラムプレイは聴き応えがありますね。泣きのギターが炸裂する⑤のイントロだけを聴くためだけでも充分に聞く価値があるかと思いますが、他にも哀愁と力強さが絶妙な疾走ナンバー②やスイッチング奏法がカッコイイ⑥泣きのバラードナンバー⑩等聴き所が多いですね、とにかくこの熱いフィ-リングを感じ欲しいですね。若い頃はこの普遍のサウンドの良さに気づかずに埃に埋もれらされていました、古典的かつダイナミックなサウンドに今は身を投じシミジミと楽しめますね、やっぱHM/HRはええなぁと思える一枚です、地味だが良いものは良い80年代の名盤ですね
とてもアメリカンとは思えない湿度の高いHRバンド。
後年アメリカン丸出しになるのですが、この時期のアルバムは憂いを持った
シャッフルチューン「FOREVER」に代表されるように、泣きメロ満載です。
G/Voのデイヴ・メニケッティの熱いプレイも聴き所。
若者には少々物足りないサウンドかもしれませんが、聴いてみてください。
はっちゃん 2009年5月30日(土)21時52分
Y & Tというバンドの美点を余すところなく捉えた名曲中の名曲“FOREVER"を収録し、
多くのファンから彼らの最高傑作として高く評価される、'82年発表の2ndアルバム。
デビュー作らしい、若さに任せた勢いが全編に横溢していた1st『EARTHSHAKER』に対し、
本作はそうした荒々しさが抑制された分、サウンド・プロダクションの充実、ポップ&キャッチーさを
増したメロディに、強化されたコーラス・ハーモニー、それに整合性とドラマ性の向上が図られた曲展開など、
収録楽曲はより洗練され、完成度を高めたとの印象を受ける。
その最大の成果と言うべきなのが、組曲形式でアルバムの幕開けを飾る①②の劇的極まりない流れであり、
そして、聴く度に眉毛が八の字になってしまうイントロからエンディングに至るまで、猛烈な「泣き」を発散する
Y & T屈指の名曲⑤の存在。また、スピーディな②から仄かに憂いを含んだポップ・ソング③へ、
ノリのいい④から泣きまくりの⑤へと繋げる構成の妙、ラストの締め括りに哀愁を帯びたバラード⑩を置く等、
考え抜かれた曲順も間違いなくアルバムのクオリティの底上げに大きく貢献している。
ソウルフルなVo、表現力豊かなG、力強さと味わい深さを併せ持ったDsなど、このバンドならではの個性が
完全に確立されたY & T入門編に打ってつけの1枚。HR/HM史に残る名盤の一つじゃないでしょうか。