CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
PROMISED LAND / VITALIJ KUPRIJ
テクニック,スピードしかない,珍しいスタイルのCDです.これはキーボード,ドラム,guitarを実際自分で演奏できる人達が「このテクは,すっげー!」と思うCDですね.オタク度数100%です.artention等でvitalijが書くような歌のメロディを期待したらダメです.買って失敗した,と思うこと間違いありません.また,イージーリスニングにはいいかもしれませんね.速くて一音一音,聞き取れず,なにか楽しいな〜と思えますから.
確かにこれは、いつものヴィタリのアルバムとは異質です。ギター二人が中心になって作ったからでしょうか。とにかくテクニックで押し捲ります。ギターについては、実際⑦なんかは異常に速いです。ライナーにあるとおり、マルコ・フェリーノがクラシカル、ハヴィエル・リールがフュージョン寄りって感じです。個人的には、ハヴィエルのギターにところどころいいなといったところがあります。
ヴィタリはギター二人より出番は少なめですが、弾くところでは相変わらず弾きまくりです。ヴィタリでさわやかな曲が聴きたい人には意外とオススメかもしれません。ベースはフィリップ・バイノ。ドラムはジョン・ドーマンゆえ、リズムの安定感はさすがです。
個人的には、①から続いて入る感じの②が名曲ですね。夜空の下にいる感じです。いつもとは、楽曲の感じは違っても、ヴィタリの弾くフレーズにはどことなくメロディを感じることができるかと思います。
改めて聴くと、ヴィタリのクラシカル以外のフレーズが大量に聴ける、実に面白い作品だと感じました!こういったフュージョン的なフレーズでもとても印象的なものが聴けるあたり、やはりこの人のアドリブのセンスは凄いなと思います。
ヴィタリの別な側面を覗いてみたい方、ぜひこれをどうぞ。