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OBSOLETE / FEAR FACTORY
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進化型メタル・バンドの3rdアルバムです。(バンド自身はリミックス盤も数えて5作目と考えてるかも)
ストーリー・アルバムになっていますが、これまでの作品は全部統一したコンセプトの下につくられてるらしいですね。科学の進歩がもたらす危機とか、人間の進化、未来の姿とかそんな感じでしょうか。
このアルバムのストーリーは『ブレード・ランナー』『ターミネイター』的な退廃的未来観と言いますか、機械に支配された文明と、それに抵抗する人間との戦いみたいな、SF映画によくあるタイプの話になっています。体制側に追われる主人公《エッジクラッシャー》の絶望的な戦い…とか書くと陳腐ですが、音楽性には合っているし、なかなか凝っていて完成度は高いです。歌詞の他に場面説明なんかも記載されていて、映画の脚本っぽくつくりこまれています。『マトリックス』みたいな映画が好きな人にはたまんないと思いますね。
作曲面でも新機軸を見せてくれていて、前作までの無慈悲な機械的激烈音楽はもちろん、人間的な感情を感じさせる曲も収録されています。特に(5)「DESCENT」は攻撃性と叙情性の融合具合が抜群で、彼らのセンスに脱帽です。静謐な雰囲気の(10)「TIMELESSNESS」は神々しささえ感じるほどに美しく、バートン・C・ベルのヴォーカリストとしての成長に舌を巻きました。(しかし元ネタはゲイリー・ニューマンの曲って噂もあったかも)
コンセプトのストーリーを求めた結果なんでしょうけど、楽曲の幅が広がったことで、より1曲1曲が印象的になり、最後までダレることがありません。
停滞することなく進化を求めたプログレッシヴな精神性が活き、より深みを増しながらもFEAR FACTORYにしかつくり得ない音楽であり、当然このアルバムも名盤です。
うにぶ 2003年4月13日(日)23時46分

前作みたいな速さと轟音で押しまくる部分はかなり減った。
その分リフとリズムの切れの良さが際立つようになり、ベースラインが心地よく乗せてくれるから聴いてて気持ちいい。
バートンも咆哮と歌唱を使い分けるだけでなく咆哮しつつ歌っちゃうし、もうすんごいね。
やっぱり効果音をとっぱらってもかっこいい曲を書いてる。
というか前と較べても効果音減ってるよね?
それでもインダストリアル味が減退してないのは何故だろう…
GEORGE 2003年9月21日(日)15時30分

冷酷無比。それだけに「RESURRECTION」が流れてきた時にはホッとしました。
そういや、このアルバムの映画化の話ってどうなったんでしょう?
オカケン 2004年3月16日(火)23時23分

前作のようなスピード感はなくなったものの、曲のメロディが一段とよくなった印象を受けました。
アルバム全体がストーリー的みたいになっていて全然ダレることはありません。
疾走が好きな人にはあまりおすすめはできませんが、印象的なギターのリフや心地よいベースラインがあって個人的には気に入っています。
それとバートンのボーカルがさらにうまくなっていて⑨のRESURRECTIONは本当に感動する曲です。
FEAR FACTORYを初めて聴く人には2ndとこの3rdがおすすめです。
RK 2004年11月1日(月)18時59分

とてもよく作りこまれた作品だと思います。特に歌詞世界はSF好きにはたまらないのではないでしょうか。歌詞を堪能するために日本盤を買うことをオススメします。
音楽的にはそこまで速い曲なんかは無い。じっくり浸れる作品だと思います。
研究員 2005年1月31日(月)23時24分

前作ほど速くはないが、その分、ディーノのリフとバートンの歌メロが強化されている。
2ndにも決して劣ってはいない。RESURRECTIONだけで買い。
WILK 2005年5月23日(月)20時5分

3rd。
一通り聴いてみるとこのアルバムは一種のストーリーアルバム的な感じがした。
特に前作のような突進力はないけど、切れ味のよいギターのリフやレイモンドの人間離れしたドラムは今作でも健在している。
おすすめの曲は①のSHOCKや⑨のRESURRECTION☆。
あとバートンの歌が前作よりもさらにうまくなっていて歌メロが強化されているので、とても聞きやすい作品だと思う。
天誅 2005年9月26日(月)12時7分

もはや近未来SF映画の世界
サンプリングやSEのセンスはこのアルバムが一番
メロディが強化され聴きやすくなった上に、ヒップホップを導入した②や壮大な⑨等音楽性も広がった
個人的にFFとは何か、といえばこの一枚を挙げます
awake 2005年10月28日(金)3時19分

第一印象がもう生理的に受けつけない感じがしました。
嫌〜な予兆は凝りに凝ったSF哲学的歌詞(説明文に気が遠のく)にも確かにありましたが、正直に言って素晴らしい徹底ぶりです。素直に凄いと思います。
薄気味悪いサイバー化したメロディは、とっつき悪いというより悪寒がして
仕方ないという、まさに恐怖そのものだし、親しみ易いメロディを持った曲と
交錯するとこんなにも気持ちが悪くなるのか、といった具合でして、とても夢見の悪い
アルバムなんですよね。

・・・だから、もう二度と聴きたくないです、このバンド。尊敬の念を込めて、
偉大なる恐怖をありがとう・・・とだけ言いたい。

hiromushi 2006年6月2日(金)23時4分

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