CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
FREAK KITCHEN / FREAK KITCHEN
超絶ギタリスト、マティアス・“イア"・エクルンド率いる3ピース・バンドの3rdアルバムです。
マティアス・エクルンドはフランク・ザッパに影響を受けたらしく、スティーヴ・ヴァイみたいな変態的なテクニカル・プレイやイングヴェイばりの速弾きまでなんでもオッケーなギタリストです。歌もなかなかのもの。
フリーク・キッチンでは、ポール・ギルバートなみのポップ・センス発揮した、ひねくれハード・ポップ・ロックをやっています。歌メロはむちゃくちゃキャッチーだけど、リズムやソロはかなり変わってます。3人組ということで、ディジー・ミズ・リジーなんかも思い出されます。面白いですよ〜。
しかし歌詞がブラックで……これさえなきゃなぁ……。
Appetizer、Spanking Hourに比べると随分大人しいが聴く回数が増えるに従い味が出てくる。
まるでするめの様だ(笑
ヘビーさは少ないがマティアス様の歌声を堪能するには良いと思う。
風邪引いて寝込んでるときに前2作はきついがこれなら大丈夫。
心地よいそよ風みたいなのが多いから横になってゆっくり堪能できますね。
マティアス節は忘れてないので皆さんもたまにはCDかけてやってくださいね。
FKフリークには言うまでも無いかもしれませんけどね。
アルバムによって若干のカラーの違いはあれど、
FK印な音楽ってところは変わらないバンドですが。
このアルバムだけは明らかにちょいベクトルが違います。
いや、誤解されるといけないですが、
やっぱFKなんです。
ウルトラなスウィープ系フレーズとかキテレツな
音づかいも充実してて。
でもポップな方向への舵取りが大胆で、
サックスや鍵盤、ガットギター(?)がちょこっと
導入されていて、音圧的にもロー少なめで、ザクザクしたGリフ
とかはあんまない感じ。
①②⑤⑥⑦⑨⑪⑫など、独特のフックの利いた美メロと、
ひねくれたアレンジはいいです。
あと、何となく、ラテン系のエッセンスが強め。
これなら楽しくドライブ出来る(かも)。