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THIRTEEN / RAGE
前作のEND OF ALL DAYSよりもさらに疾走感、ヘヴィさが減りましたが個人的にはかなりツボでした。
全体的にスローでオーケストラを取り入れたシンフォニックな曲が多いんですが、よく合ってると思います。
雰囲気が暗くなったと思われがちですが優しいメロディの曲も結構ありますよ。
勢いがなくなったので大人しくなった、という印象はありましたが。
そして、数少ない疾走曲の④⑧は会心の出来!いままでのRAGEらしさの中にオーケストラが溶け込んで新鮮な感覚です。
RAGEはヘンテコメロディの疾走曲じゃないとヤダ!という人以外は一度試してみてはいかがでしょうか?
あまり強力にプッシュできませんが(爆)。
ゴシックやシンフォニックが好きな人には受けると思います。
『Black in Mind』以降の歌メロ路線の終着点。そんな印象です。幽霊が見えるようになったら世界がこう見えるのだろう、という情景に、ピーヴィーの声が表現力不足でついていけていない気もするのですが。良い作品だと思いますが、少々早く出しすぎた異端作だったのかもしれません。そう言いつつ、RAGEのアルバムとしては『Welcome〜』に次ぐ冒頭展開の妙を感じます。この路線はもう出ないでしょうから、折角なのでファンの方は聴きましょう。
メロハー的なアプローチが強いと思います。
なにか「秋に聴きたいRage」とでも言いましょうか(笑)。
今までの豪快感が好きな人には厳しいかもしれませんが、これはまた彼らの新たな一面が見えますよ。
今回の私を含めて書き込みが4人・・・。寂しい!
ピーヴィーの言うとおり彼らは一つどころには留まらない、安住しないバンドです。
でも、しっかりと、自分たちの<芯>は見失わない益荒男たちです。
そんな彼らのこのアルバム、この時期の逸品でしょう。
ボーナストラックを外して聴いてみてください。さらにまとまって聴けてGOODですよ!(とはいってもRUSHのTOM SAWYERは単独で聴くには最高のボーナス
です。)
過去のものとして捨て置くのはもったいないアルバムだと思います。
上の人の<秋に聴きたいRAGE>というのは言いえて妙ですね、座布団、5枚!
RAGEに興味があってまだ未聴のかたは縁があったらぜひ!
石頭堅吉 2007年11月27日(火)18時29分