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WAR / U2
彼らのサウンドは確かに寒いです。
けど冷やされれば冷やされるほど心に暖かさを覚えます…
カミソリのようなエッジのギター…訴えかけるようなボノの歌声…
最高です(何気にこれしか聴いたことがなかったりして…)。
しかし20年前かぁ…PETERはもう立派な大人ですね…え?誰かって?
わかる人にはわかりますよ…
U2はこれでしょ。ギリでヨシュアまで。
piro 2003年10月19日(日)16時53分
初期の名作。近作もそれはそれでいいが、U2がU2たりうる、説得力のある作品は、やっぱしこういった感じでないとね。
前2作と較べ、青臭さが抜けて貫禄がでてます。
楽曲的に幅がひろがりつつあるけどやっぱりU2。
切迫感は不変です。
NEW YEAR'S DAYの凍てつくような感じが好きだ。
中学生の時に友達から借りて初めて聴いて、あまりにも不穏な空気に怖くて怖くてしょうがなかったのを思い出します(^^;それまで聴いていた音楽とは明らかに異なる世界から来たものだと、理屈も前情報もなしにわからされてしまった。BonoやEdgeの凄さは言うまでもないんですが、私はLarryの太鼓も推したい。彼なしでここまでヤバイ空気は出せなかったんじゃないですかね。
これは名作。LIKE A SONGが好きなんだよなー
全体的に暗く寒いイメージが楽しめます。心にしみるよ。
研ぎ澄まされた感覚!贅肉をギリギリまでそぎ落とし、皮膚の上に神経を張り巡らせた様で、さわるだけでビリビリ来る感じ!この頃のU2は最前線で戦う兵士の様。ヨシュア〜あたりから将校クラスになっちゃって、個人的にはチョツト・・・
'83年発表。3rd。
ゴリゴリと硬質な作風は、初期のU2の到達点とも言える。
叙情的でもあるメロディは、しかしひたすら閉塞感に満ちており、すぐにもそこから逃げ出さなければ押しつぶされてしまいそうな気にさせられる。
U2のカタログの中でも、最もヘヴィでシリアスな1枚と言えよう。そして冷え冷えとしており硬いのだ。北極海に浮かぶ氷山や、ほうき星の核のように。
非常に名作。およそロックらしくない内省的な雰囲気。ボノの歌にあわせ、刻々と表情を変える演奏は、独自のものである。タイトなリズムセクションはときにディスコ調、またジャズ調のように聞こえてきて革新的といっていいサウンドではないかな。
とても重くて、暗くて、寒寒としてるいるのだが、聴いているうちに胸に熱いものがこみ上げる、とても不思議なアルバム。僕は⑦を聴いた時、ついに泣きました・・。ほんと名盤だ!
最近のU2のアルバムもいくつか聴いたことはあるけど、ここまで感情を動かされたことはありません・・。この時のアイルランドの内情やU2の面々の感情を表しているかのような少年のアートワークも◎。それと凄く気になったのですが、ここの書きこみではでは、誰一人としてベースのアダム・クレイトンのことに触れていませんが、何故ですかね〜?エッジのギターやボノの歌が生きているのは、クレイトンのベースがあってこそですよ(それとラリーのドラムも)。NEW YEARS DAYのベースプレイなんて、恐ろしく素晴らしいですよ。彼は割とルート弾きを多用してるから地味に聞こえるんですかね・・。実はかなり凄いことやっていると思うんですけど。
まあ、見た目とパフォ-マンスはかなり地味になっちゃいましたけどね(笑)。昔のビデオを観ると彼は結構動いてたし、ボノと合わせて腰振ったりしてたんですよ。
それはさておき、とにかくだれか、アダムの魅力を語ってくださいよ(笑)。
切迫感がアルバム全体から感じられる、出世作にして最高傑作。初期のサウンドの完成形。
凍てつくようでシャープな音像。ジワジワと滲み出てくる「怒り」の感情。ソリッド、攻撃的で冷ややか。
ジャケのピーター少年を見てご覧よ、彼の怒りに満ちた眼差しを……『BOY』ジャケの純粋無垢な少年ですよ、彼は。
しかしこのアルバムは怒りや闘いだけで終わるわけではないです。「"40"」で優しくシットリ締めくくる……。
アイルランドの「血の日曜日事件」を取り上げた「Sunday Bloody Sundy」、ポーランド革命を歌っている「New Year's Day」、他に「Like A Song」や「Two Hearts Beat As One」をはじめとして、名曲揃いです。
金属魂さんの「War=最前線で戦う兵士、The Joshua Tree=将校」という喩えは実に巧いと思います。
War、The Joshua Treeはどちらとも優れたアルバムなので、どちらの方がと言うのはもう好みの問題となります。
あらためて聴き直して、いまでもとてつもなく聴き応えのあるアルバムであることを再確認した。
このピリピリとした、とんがった所こそU2のU2たるゆえん。醒めてるけど冷めてない。めちゃくちゃ熱い。
社会の病巣について歌えるのは当事者だけなんでしょうね。
テロリストに名指しで命を狙われても歌い続けるのがU2なんでしょうね。
これこそトゲトゲでビリビリの「パンク」です。
Joy Division直系の叙情的なパンクサウンドにU2独特のソリッドな緊張感が混ざった感じ
U2初期の入門編として最適なアルバムだと思う。
しかしNEW YEARS DAYは名曲だ。
ウ〜タン 2007年12月11日(火)22時27分
'83年作。初の全英1位を記録した出世作。
スティーブ・リリーホワイトをプロデューサーによる
攻撃的なドラム、ベースのバッキングが印象的で、
シンプルかつソリッドなロック路線を邁進させた
初期3部作の集大成的なアルバム。
個人的には、次作のライブまでU2でお気に入りの時代。
本作では、1〜4、10がおすすめ。
この時期の彼らのイメージは、血を吐きながらメッセージを叫ぶような感じ。
かつてシン・リジィは母国アイルランドの伝記や英雄のことを、ポーグスはイギリスや
アメリカに渡った移民のことをノスタルジックに唄っていたけど、U2はアイルランドの
暗部ともいえる宗教問題や今なお続く紛争を取り上げていました。自分達の信じる
イデオロギーを貫きとおして主張するという、いわばパンク(決して音楽ジャンルや
サウンドの事ではない)なバンドなんでしょうね。
それにしたって尋常じゃない切迫感は、聴く人の胸をえぐります。
このアルバムのサウンド・テクスチャーはスティーブ・リリーホワイトお得意の
ドラムのゲート・リヴァーブが印象的ですね。この時期のスティーブ・リリーホワイト
が手がけた作品は、総じてスネアのゲート・リヴァーブが多用されています。
そういえばスティーブ・リリーホワイトの奥さんのクリスティ・マッコールは
アイルランド人だったような気が。
「ヨーロッパの黒人」と揶揄されたアイリッシュ。だからB・Bキングやブルースに
接近したのか…と後に合点がいった次第。
はっちゃん 2010年1月14日(木)13時10分