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BETWEEN THE WALLS / AXEL RUDI PELL
ドイツ人ギタリスト、アクセル・ルディ・ペルの1994年発表の第4作。
前作に続き、Vo.に“仕事人"ジェフ・スコット・ソート(Yngwie malmsteen,Talisman...)が参加し、積極的に曲作りにも関わっている。サウンド、楽曲共に前作の延長上にあり、これまた素晴らしい作品に仕上がっている。オープニングのインスト"THE CURSE"から続く"TALK OF THE GUN"〜"WORRIOR"〜"CRY OF THE GYPSY"という躍動的な流れが実に素晴らしい。特に"CRY OF THE GYPSY"は名曲中の名曲だ。
テイチクより発売されていた国内盤は廃盤。
輸入盤を買おう!
時代の流れに感化されることなく突き進む正統派HM/HRの雄アクセル四枚目のソロ作です。ある意味、お約束満載の楽曲が目白押しです、しかしこういった普遍の魅力溢れる普通のHM/HRに出会いたいと思っている方にはオススメします。ここまで様式美している作品にはそうお目にかかれない。相変わらず堅実なプレイで支えてくれるリズム隊と、表現力豊かなジェフの唄は非常に素晴らしく王道サウンドの中でギラリと光っている。
失恋船長 2007年11月26日(月)12時31分
3rd『ETERNAL PRISONER』から、Keyプレイヤーを紅一点のジュリー・グローにチェンジして'94年に発表された4thアルバム。
味わい深く爪弾かれるムーディなイントロ①に導かれて、勢い良くスタートする名曲②を筆頭に、アメリカンHM風味も
強く感じられた前作に比べ、ロックンロール色が後退し、暗く湿った欧州へヴィ・メタリックな質感が前面に押し出された本作は、
速弾きはともかく、印象的なメロディの構築にかけては見事な冴えを発揮するアクセルのGプレイ、
ジェフ・スコット・ソートのパワフルな灼熱Vo、そしてヨルグ・マイケル&フォルカー・クラウツァクの
リズム隊が叩き出すタイトなビート・・・と、メンバー間のコンビネーションも一層強固なものとなり、
いよいよ「アクセル・ルディ・ペル」と聞いて、ファンが想起するサウンドの方向性が固まり始めた感あり。
勇壮なスピード・チューン②、キャッチーなメロディが哀愁を帯びて駆け抜ける④、以後、アルバム毎に
必ず収録される事となる“STAGAZER"タイプの大作曲の原型と言えそうな⑤、劇的なミディアム・バラード⑧は、
個人的に特にお気に入りの名曲・佳曲。(ちなみに⑦はFREEの有名曲のカヴァーだ)
大好きな『ETERNAL〜』や傑作『MAGIC』程ではないにしろ、非常に良く出来た1枚・・・つーか、この頃の彼らに駄作はないですね。
DIOの路線を引き継ぐ正統派HMの名盤。様式美が好きな人は必聴。