CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
THE MIRACLE / QUEEN
「イニュエンドゥ」の陰に隠れて今ひとつ地味な印象があるが,楽曲的にも演奏も素晴らしい一枚。個人的には名盤だけどムチャ重苦しい「イニュエンドウ」よりも好き。HR色が強いのに聞きやすいのも◎。
'89年発表。13枚目のスタジオ作。
本作が発表された時点では、まだフレディの病については公にされていなかった。故に当時は非常に能天気に聴いていた。余計な思いを抱かずに聴けたという意味では幸せだったのかもしれないが、フレディ亡き今、彼がどんな思いで歌っていたかを考えながら聴くのが、やはり本作に接する上で正しい姿勢だと思う。
本作は純然たるHR作ではない。彼等のキャリアを総括する作風である。つまりなんでもあり。
初期のHRを想起させるものとしては④が挙げられ、中期のポップなHRを感じさせるものとしては②、⑥が挙げられる。もちろん後期のブラック・ディスコ系の曲もある。⑤がそれだ。当然全てが最新型QUEENの楽曲として作られており、古臭さは微塵も感じさせずに温故知新を形にしている。
と、以上に色々書いたが、実は私にとって本作は10曲目の「WAS IT ALL WORTH IT」が全てだ。ハードなギターや煌びやかなアレンジなど、この曲にはQUEENの全てがある。発売当時も好きで何度も繰り返し聴いていた。
先日、久しぶりに聴いたら不覚にも涙が出そうになった。
「身も心も捧げ
夜、眠れなくなるほどの価値があったろうか?
ロックン・ロール無しでは生きられず
限りない戦いを続ける価値があったろうか?
それほどの、それほどの価値があったのか?
そうだな。全て価値ある経験だった。
それだけの価値はあったさ」
私が死んだら葬式でこの曲を流してもらおうと思う。
変な書き方をするけれど、おそらくこれはQueenのアルバムの中では最も平凡。
「あのQueen」として評価した場合、作曲も演奏も展開も音色も平凡。ジャケットだけはインパクトがあるかも。輸入盤のジャケットが無駄に大きい時代だったんだが、その分あの目もたくさんありまして(^^)
だけど、上記の評価はあくまでもQueenとして見た場合ね。Queenとしては最低ランクかもしれないけれど、並みのバンドの最高傑作のクオリティはある。
Queenを知らないあなた、このアルバムから聴いてみたらどうだろう。それなりに気に入るだろうが、他のアルバムを聴いたら、後はますます気に入っていくだけ。そういう逆説的な聴き方もおもしろいかも知れない。
このアルバムも名盤ですよ!みなさんもっと書きこんでくださいよぅ!“THE MIRACLE"や“WAS IT ALL WORTH IT"なんか曲も歌詞も最高ですよ!個人的にクイーンの曲の中でもトップクラスです!ぜひ国内盤を買って、歌詞を読みながら、どうぞ。
QUEENのアルバム中では最も印象薄いが、「THE MIRACLE」「I WANT IT ALL」などの佳曲、「WAS IT ALL WORTH IT」という素晴らしい名曲のおかげで辛うじて凡作を免れた感じですね。
ら〜しょん 2003年11月19日(水)3時30分
曲のクレジットはクィーンと書かれているとおり、久々に4人共同で作り上げた事に意義がある作品なのでは?
しかも、HR色がかなり戻ってきてる点も非常に好感色。
「I WANT IT ALL」のビデオクリップもかっこよかったし。
JAZZからしばらくQUEENとは別居状態だった。
でもこのアルバムから復縁した。
今思えば皮肉な運命だったと思う。
平凡なアルバムと言われてしまえば、そうなのかもしれない。
でも、何故かこのアルバムに何かを感じた。
まさかフレディの、メンバーへのカミングアウトがあったとは・・・
それを知ってからは、胸がいっぱいになってしまうアルバムの一つになった。
みっちー 2003年12月16日(火)15時13分
全体的に、曲の雰囲気などの変化が多い曲が入っている感じです。
このアルバムの製作中にフレディの体に変化が感じられたようで、
I want it allはフレディの死をかすかに感じさせる曲になっています。
しかしBreakthruなどあかるい感じの曲もある、よいアルバムです
このアルバムの書き込みの少なさにはもの凄い落胆しました。
もちろん、書き込みが少ないから評価が低いというわけではないですが、それにしても・・・、
最後に書き込まれたのが今から約一年半って・・・。そんな、どうして?って感じですよ。
自分はこのアルバムは、ファンの方ならほぼ確実に気に入ってくれるアルバムだと思っています。
人の好き嫌いは人それぞれなので、気に入らなかったら、それは仕方のない事です。
けれどなぁ・・・はっきりいって後期作品の中でも十分に秀逸しているアルバムですよ、これ。
前作「A Kind Of Magic」や、次の「Innuendo」の方がリスナーに与える衝撃が大きいのは承知の上です。
地味といわれても否定しません。
けれど、どことなく「Innuendo」に繋がる雰囲気を出しているのも事実です。
ただ聴くだけでは地味と感じやすいかもしれないですが、この時のメンバーの心情を考えた上でもう一度聴いてみたら、
「明るい雰囲気だけれども、どこか悲しい」という印象を受けるのではないでしょうか?
色々な意見がありますが、自分は名盤だと思います。
「I want it all」「Was it all worth it」など、名曲もあります。
確かに影の薄いアルバムですが、普通にクオリティ高し!と思います。
一時期は最も魅力を感じないアルバムでしたが、今では個人的にかなりの上位に位置します。
地味な雰囲気がただよっているものの、各曲の完成度は極めて高い。
③④⑥⑧は間違いなく名曲である。
まあとりあえず最初には聴かないことをお勧めする。ある意味スルメアルバムだから。
80年代のQUEENのアルバムでは一番好きだ。
佳作と言える。
リアルタイムで買っていたものの、発売当初は、あまり聴いていませんでしたが、フレディの死からまたQUEENにはまり聴き返すうちに、今では大好きなアルバムになりました。
全体的にポジティブな印象で、4人の気持ちがまとまっていると感じるアルバムです。
聴き込んでいくと味がでるアルバムだと思いますよ!
HOT SPACEと並んで過小評価過ぎる一枚
キャッチーでノリノリ
SL-78 2009年4月15日(水)15時46分