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MANDYLION / THE GATHERING
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それまで一介のデスメタル・バンドだった彼らが紆余曲折の末、
前作から約2年経て発表したのがこの3枚目のアルバムである。
相次ぐメンバーの脱退により追い詰められたバンドは
アネク・ヴァン・ガースバーゲンという救世主=歌姫の加入によって
およそゴシックメタルらしからぬ、これまでとは見違えるような溌溂とした
躍動感に溢れ、伸びやかで天を貫かんばかりのアネクのVoはまるで水を得た
魚のようである。ゴシックメタルのエポックメイキングな作品であるばかりでなく、
カテゴリーを超越した好盤。
おぺす 2003年5月10日(土)22時28分

個人的な印象としては、within temptationなどの「癒し系キャッチーゴシック」とは違い、こちらは重く暗く本当のゴシックに近い。
それにアネク嬢の透きとおるようなクリスタル声が乗り、独特の世界観をつくりだしている。
3回4回と聴き込むうちに、どんどんはまっていく。沈む。
5150 2003年7月21日(月)12時28分

1曲目以外は全てイイのでは?
一時期はかなりハマってました。
特に『インモーション#1、#2』は絶品ですね。
ああいう曲が作れるようになりたいです。
シンセの使い方が、ただごとじゃないですね。
日本の「適度に暗い」、貧乏くさい「自意識系」ソングなんて、このアルバムの前では
木っ端みじんですね。
本当に「暗い」「切ない」「孤独」というのは、こういうのの事を言うのでは?
これを聴いちゃえば、そこらの日本にあふれている「適度に暗い」歌が、ペラペラに
聴こえますよ。「お前ら、その程度で、何感動してんだよ!」ってね。
でも、実はボーカルのアネク嬢は、結構お茶目だったりする。
炭山洋太 2004年6月18日(金)17時52分

95年発表の3rdアルバム。

未開の土地から発見された壁画のようなジャケット、スローテンポ中心の不気味なダーク・ゴシック・メタルと聞いて顔をしかめる人も多いだろうが、これがかなり聴き易い音だったりする。

マイナーメタル臭いアレンジや民族儀式じみた雰囲気にくせはあるが、シンセの音色も割と幅広く、曲毎の特徴もはっきりしていて、重さ・暗さにこだわらない哀愁を基調としたドラマのある構成も優れており(いや充分遅いし暗いけど)、メランコリー好きには堪らないムードがある。

そして何より、このアルバムから加わった女性メインボーカル・Annekeのボーカルスタイルが、ゴシック界でよく聴かれる「ソプラノボーカル」ではなく、メタリックとは言えないまでも非常に力強く伸びやかに歌い上げるスタイルで、聴いていて本当に気持ちいいし、絶対一緒に歌ってみたくなるのだ。ゴシック・メタルでは珍しいと思うが、男性(私)が歌ってもそれほど違和感がない。つまり、「歌ものバンド」としてのキャッチーさが非常に強いという事だ。

2006年現在の音からすればかなり暗黒度は高いだろうけど、聴いて損するようなアルバムではないと思います。私的「一緒に歌ったメタル・アルバム」No.1です。
mokusatu 2006年6月24日(土)2時42分

このアルバムに出会うまで、ゴシックメタルはあまり縁がなかったのですが、これではまって、その後シラとかダーク リアリティとかラクリモーサとかを聴くきっかけになりました。確かにアネク嬢のヴォーカルは聴きやすく、また、素晴らしいですが顔はちょっとね。
KEISHOU 2008年7月3日(木)22時22分

PoSのダニエルがお気に入りのバンドとして挙げていたので、一番評価が高いこのアルバムを購入したのですが… 余りに素晴らしすぎて悶絶してます。
漸く自分にとって最高のゴシックサウンドを見つけられたような気がする… 今まで様々なゴシックの名盤とされるアルバムを手に取ってきましたが、
Paradise Lostはサウンドプロダクションが弱い、Evanescenceはボーカルが好きになれない、Katatoniaは深遠すぎて分からない、ALI Projectは電子音が強すぎる… という風に、
何かしら受け付けない要素が出てきてしまい、自分には向かないジャンルなのかと思っていましたが、このアルバムはHR/HM、プログレ愛好家まで幅広くアピールする要素を持った名盤だと思います。

まず、曲の構成に一切の妥協がない。殆どの曲が6分を超えているという点から分かるように、すべての曲で執拗なまでの展開を見せてくれます。
決して冗長にならないのはアネク嬢の艶やかなボーカルに依るものが大きいでしょう。素晴らしい声質です。耽美すぎず陰鬱すぎず淡泊すぎず、、
わざと媚びたような節まわしをしない(この点が他の女性Voと一線を画す所だと思う)絶妙の歌唱で魅せてくれます。
曲のアレンジメントも、メロディラインとヘヴィなギターの対比が鮮やかで完成度高いです。特にシンセ類の音選びのセンスが抜群で、メロディの特性を遺憾なく伸長させることに成功している。当分飽きることはなさそうです。

久々に、時間を忘れて聴き耽るという体験をさせてくれたアルバムです。Disintegration期のThe Cureのような、深く内面に抉り込むようなサウンドを好む方ならぜひ。



2Y1Y1Z2 2010年9月7日(火)20時30分

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