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GAME OVER / NUCLEAR ASSAULT
意外に彼等の書き込みが少ないのは何故?
スラッシュが台頭する中でも、独自の確固たるオリジナリティを持っていた彼等は、その核弾頭の如きサウンドで、「ニュークリア・メタル」などとも呼ばれました。
この作品は1986年作。荒々しい音の中にも、鋭さとパワーそしてスピードが感じられます!!
数あるスラッシュバンドの中でも、アグレッシヴでパンキッシュなオリジナリティーを追求していた。コレ聴くと何故かボクがイジメられてる気分になるッス・・。
ヘンかな。
1stアルバム。ハードコア色の強い曲が多く、非常に鋭い音で攻めてくる。
それなりの評価をされるべきメンバー、出来であるのに、この書き込みの少なさはなぜだろう…(^^;
ダン・リルカの影響もあり、スラッシュサウンドの中にもハードコアの臭いを漂わせる1st。
"Radiation Sickness"や"Hang The Pope"の突撃感は、いかにも「80'sスラッシュ」な感じで、聴いてて非常に耳障りが良い。
スラッシュメタルとハードコアが真正面からぶつかるとこうなる。そんな1枚。
一応スラッシュメタルに分類されるものの、HM色とパンク色とが絶妙のバランスで
合わさった名盤。ヴォーカルにしたって現在のデス声からすれば全然メロディアスだし
スラッシュが苦手な人でも聴きこなせる可能性大!ジョン・コネリーの中高音域中心の
ヴォーカルとしっかりとしたリズム隊が生み出す緊迫感は今聞いても新鮮。
Maiky 2006年11月18日(土)11時48分
BRUTAL TRUTHと並ぶ、ダン・リルカの特大打ち上げ花火(笑
S.O.D.と同じくハードコア色も取り込んだ鋭いスラッシュメタルです。
あれよりお遊び色は薄いですが、その分真剣さがあってカッコイイです。
メタルとハードコア/パンクのクロスオーバー現象を推し進めた先駆者的存在であり、数多登場したその手のバンドの中でも、
抜きん出たハイテンションなカッコ良さを誇るNYの4人組NUCLEAR ASSAULT、'86年発表の1stフル・アルバム。
個人的にクロスーバー・スラッシュというのは余り得意とするところではないのだけど、彼らが全く別格なのは、
やはりその突出したメタル度数の高さゆえ。1分にも満たない秒殺ナンバーの数々や、ダン・リルカ(B)とグレン・エヴァンス(Ds)の
リズム隊が叩き出す、硬質且つ性急なビート等、NAの全アルバム中、最もハードコア色が濃厚な本作なれど、
それを遥かに凌ぐインパクトを放つのが、高速で刻まれる猛々しいリフ、緩急のしっかり組み込まれた曲展開、
アグレッシブなだけでなく、ちゃんとメロディもなぞって歌うジョン・コネリーのVoといった、メタリックな要素の数々。
特に、メロディアスなイントロとジョンの歌唱が印象的なスピード・チューン⑦、アコギによる導入部を経て、
荒々しく盛り上がっていく7分以上に及ぶラスト・ナンバー⑬は、ヘヴィ・メタル的な様式美すら感じさせる名曲。
勿論、のっけからオラオラ状態で畳み掛けて来る②、緩急の効いた曲展開がガッツポーズ物の④、勇壮な歌メロに痺れる⑨のような
高速スラッシュ・チューンのカッコ良さは言うに及ばず。そして極めつけが、本編のハイライトたる⑤。
高速回転するリフ/ハイテンションなVo/劇的なGソロが一塊となって怒涛の如く疾走する、本作の魅力を凝縮したかのような超名曲です。
収録曲のキャラ立ちという点では次作以降に一歩譲るし、ジョン・コネリーの力みまくりなVoも好き嫌いが分かれるかもしれないが、
ともあれ、クロスオーバー・スラッシュを語る上で、外す事の出来ない歴史的名盤なのは間違いない。
1stなのにいきなりGAME OVERw
冗談はさておき、これが一番カッコイイ気がします。