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UNHOLY / BRAINSTORM
確か彼らの2nd。最初のイントロは、メロディーとシンフォニックな「予感」を感じさせるモノだったが、次に飛び出すのは、はち切れんばかりのエネルギーを内包した、荒々しいThrash/Power Metal Tune!! Voはかなり粗い、オープニングのサビの所なんて、コーラスが「崩壊」寸前だし、他にもあるけど。
疾走感のある曲は、その殆ど「無制御」に近いパワーが、なかなか格好いいメロディーの上で迸る。Voの粗さは、かろうじて疾走感に救われて聴けます。一流を求めるコレクタにはお勧めできませんが、Powerとメロディーは一級品、Voはマアマアでも良いか、という心の広いThrasherにはお奨めできそうです。
ドイツ出身の新世代ジャーマンパワーメタルの2nd。まだ若さを感じる部分が
多いが、愚直なまでのジャーマンらしさに潔さを覚える。ボーカルはいわゆるハ
イトーン系では無く、漢らしさあふれるタイプで逞しい声をしているし、楽曲も
メロパワ系や正統派、ケルティックなものまである。このバンドの持ち味が分か
らないのと類型的な楽曲が多いのが欠点だけど、カッコよさが勝る部分が強いの
でジャーマン好きやBLIND GARDIAN好きの(自分の中でこのバンドは5thから
オリジネイターです)人は是非
元々VICIOUS RUMORSがルーツにあるバンドだが
このヴォーカルでVRと言い張るのは、あまりに無理がある
わけで…(失笑)しかしこの2ndでは、ジャーマンパワーメタルらしさ
を上手く取り入れる事により、その辺のバランスと、独自のスタイルを
確立することに成功したと思う。
1曲ごとにファストナンバーをちりばめる構成は、完全にGRAVE DIGGER
"The Reaper"の影響だろうし、GAMMA RAYを思わせるフレーズも見受けられる。
しかし一方でソリッドな質感は、ドイツのバンドではなかなか見られ
ないVR的なものだし、なによりMark McGeeの霊が乗り移ったかのような
(まだMark McGeeは生きていますが-笑-)フレーズを引きまくるギターソロ
部は圧巻!!ジャーマンパワーメタルもUSパワーメタルも両方愛する僕にとっては
極上といえる一枚です。このバンドはこの頃が一番良かったなー。
B級メタルですが、異常にパワフル。やっぱり初期ハロウィンやカイ・ハンセン時のガンマレイを連想させますね。VICIOUS RUMORS的ソリッド感も感じないではないですが、B級メタル特有のボーカルや音質の粗さが目立ちます。
