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RHEINGOLD / GRAVE DIGGER
03年リリースの11作目。
インパクトだけで行くと前作の方があったような気がするが、これもなかなかの力作だと思う。
全編で聴かれるマンニのGが今回も相変わらず素晴らしい!リフメイカーとしては世界最高水準だと思うね。曲もいかにも剛直なジャーマンメタルの典型を貫き通している。
個人的には“Maidens Of War"と“Twilight Of The Gods"がお気に入りだが、後者の曲はBLACKMORE'S NIGHTの“Shadow Of The Moon"とサビが全く同じだぞ。ワーグナーの曲にひょっとしたらモチーフがあるのかな?
最後に禁句だけど、試しにインストの作品出したら、誰もが褒めるかも知れないね(笑)
んで、ついでに思うけど、この人達ってなんで自分達の曲よりカバーの方が上手く演奏できるのか不思議でたまらないのである。無理して個性出そうとしてるのでは?っと勘ぐりたくなる(笑)
実は購入を躊躇していたんである。
キーワードとして「壮大な」とか「オーケストレーション」とか「シンフォニック」とかが語られると、警戒心が働くのだ。
しかし、上で見られるようにHIGASHIさんが褒めているんである。
買った。
買って良かった。
はっきり言うが、クリスのヴォーカルは「へたうま」の部類の中でも積極的に「へた」と評価できる。ただし、パワーメタルの世界の中ではそれも「あり」で、雰囲気重視のヴォーカリストといえよう。そのため、楽曲の良し悪しはクリスの歌メロでは決まらない。なんせ器用な歌いまわしが出来ない(しない)んだから。楽曲の良し悪しを決めるのはあくまでもギターのリフである。
正直、マンニを獲得してこのバンドは化けた、と思う。本作でもHIGASHIさんが絶賛するように、格好良いリフがバンバン聴ける。
B!誌のレヴューを読んでちょっと腰が引けていた私だが、前作に引き続き本作も愛聴盤となることは疑いない。クリスさん。マンニを大切にね。それと最後に「HIGASHIさん。有難う」
いえいえどういたしまして(笑)元々このバンドはクーカイさんから教えてもらったようなもんですからね。何せ数少なくなった絶滅種のようなバンドですから大切に大切にフォローしてるんですよ。
ところでこちらこそクーカイさんには感謝している事がありまして、昨年ロンドンに行った時に時間があって大英博物館に立ち寄ったんですけど、入り口の案内図をみると、あれ?サットンフー?どっかで聞いたことあるような、と2Fに行ってみました。
するとそこにはSAXONの“Killing Ground"のジャケットの愛想の悪いイギリスの埴輪君が居るではないか!あッそうかクーカイさんが教えてくれてたのはこれか!っと思わず一緒に写真を撮ってきました(笑)
今でもこの写真を見るたびにクーカイさんのおかげだと感謝しています。お互い人気薄のバンドが好きで苦労しますが、頑張って保存していきましょう(笑)
重厚なコーラスに重厚なリフに重厚なオーケストレイション。
ニーベルンゲンの指輪を題材とした重厚長大なドラマチックワールド。
冒頭のパワーメタルの連撃は圧巻という他ない。
まさにメタル好きにはたまんねー要素がたっぷり詰まってる。
なのにあんま人気ないんだよなぁ・・残念。ヴォーカルのせい?
前作「THE GRAVE DIGGER」が重厚でダークな感じだが、今作は
いかにも彼ららしいパワフルで、ライブで合唱間違いなしの
曲が並んでる。誤解あるかもしれないけど、U.S.パワーメタル
っぽいカラっとした感じだな・・・と思ってたら、
「Maidens Of War」のあまりのドラマチックさに・・・感涙!
これこそ欧州メタルだよな・・・。レイジはマンニ時代が
一番好きだけど、まさか彼がこのバンドに入って、ここまで
素晴らしい仕事してくれると思わなかった。ヘンテコリフマスター
だった彼が、純粋にカッコイイリフ弾いてるもんね。