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SERPENTS OF THE LIGHT / DEICIDE
4th。個人的には前作と並ぶ傑作。先入観のせいもあるかも知れないけど、曲の狂ったうねりに憎悪が絡み付いて来る。6曲目サビの部分あたり、何となくホラー映画みたいで好き。
何だかメロディックになりましたね。前作で減った疾走感を取り戻してはいるが。
Serpents Of The Lightは名曲ですな。
力技で問答無用にグイグイ押していく感じが実に硬派で格好良いです。
退廃的な美しさも見え隠れする素晴らしいアルバム。
前作から2年のブランクがあったとはいえ、路線は何も変わっておらず、アグレッションという面ではより一層増していると思います。
ザクザクした厚切りのギターリフに強烈なハイとロウのデスボイスが絡みつく様はもはやDEICIDE名物です。
軽快なドラミングも曲の緩急を浮き立たせるのに良いアクセントになっていてセンスの良さが伺える。
それに加えこの禍々しい雰囲気の中に飛び掛ってくる煌びやかなギターソロの素晴らしさといったら…。
正統派デスメタルっていうのはこういうのを言うんです。デスメタルの入門盤にして名盤。
ブラストビートだけに頼って攻撃性を出している最近の"演奏が上手いだけ"のデスメタルバンドは見習ってほしい。
前作ほどではないにしろ、相変わらずキリスト教徒の神経を逆撫でにする
挑発的なジャケット・アートワークが目印の、'97年発表の4thアルバム。
重く禍々しいGリフと無慈悲に刻まれるリズムの上で、グレン・ベントンがキリスト教に対する
怒りと憎しみに塗れた咆哮をあげるという、3rd『ONCE UPONE THE CROSS』で確立されたDEICIDE流ブルデス・サウンドに
大きな変化は見られないが、今回はオドロオドロしさや圧迫感の下がった(スラッシュ・メタル的な)音作りと、
よりゆったりとメロディアスなフレーズを奏でるようになったホフマン兄弟のGソロのお陰か、前作よりも
かなり聴き易くなったとの印象を受ける。尤も、そうは言ってもラルフ・サントーラ在籍時代のメロディアスさとは
大幅に異なるし、相変わらずサウンド自体はデス・メタル以外の何者でもない仕上がりなので、
これは聴き易くなったと言うよりも、大御所ならではの「貫禄」を身に付けた、と表現すべきか。
特に、撒き散らされる凄まじいアグレッションと、起伏に富んだ曲展開で聴き手を圧倒する①⑩は、
彼らならではの暴力性と、メロディアスなGソロが劇的なコントラストを描き出す名曲かと。
最高傑作と評価の高い『ONCE〜』よりも、実はDEICIDE未体験者には取っ付き易いかもしれない1枚。