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OPUS NOCTURNE / MARDUK
多分3rd。随分とメロディが導入されているが、そこはMARDUK。邪悪極まりないブラックである事に変わり無し。
1曲目のパイプオルガンっぽいイントロからして荘厳にして邪悪。
強いて言えば、音が悪すぎる。しかし、楽曲そのものの質は非常に高い。ダークなロックンロールっぽい曲もある。MARDUKの中ではこれが一番楽曲は良いだろう。音質の問題のみかぁ・・・。
名盤と誉れ高い"Heaven Shall〜"で自分など逃げ出したタチなので、MARDUKで一番好きなアルバムとなるとこれになる。轟音主義で鳴らす現在からは想像もつかないほど、メロディックで大仰。MANOWARからの影響を公言してただけある。
批判の多い音質面も、要は「軽すぎる」の一点に尽きるのだろうが、まあ所詮、ダン諏訪野さんのスタジオ(当時)ですから…EDGE OF SANITYのアルバムも同種の軽さがあったしね。むしろ、この軽さでブラストするところに、かまいたちが切り刻むような持ち味があると思いたい。
3rdですね。
MARDUKのアルバムで一番メロディックかなと思います。
音質が正直好きではないんですが、曲は良いです。
裏名盤。
これも音質の悪さゆえか!?ゴリゴリと響くベースが凄くカッコいいです!
昔、ディスクユニオンの鋼鉄魂で紹介されていたのがこれだったので購入してみたところ、うおお、全編寒い!!
基本的にはブラストブラストですが、真ん中らへんにあるミドルテンポの曲がまたサビのノリがいい感じです。↑Warlustさんがおっしゃるとおり、ブラストにスタタタタと切り刻むような持ち味があると思います。
最後に雨がサーって降るような音がありますが、ほんとに真っ暗なところで雨にあたっているような感じにさせてくれます。
94年発表の3rd。
4th以降の作風とは随分違いますね…。
以降のブルデス並にブルータルな曲調・プロダクションを追及した作風とは違い、この作品は
どこかロマンティックなメロディで疾走するファストブラックという感じ。音質も以降とは
違い、ブラックらしい軽さの残るややノイジーなものになってますね。
…MARDUKは上手くやっている方だと思いますが、ブルータルな音像にメロディを乗せた場合、
どうしてもメロウさや雰囲気が相殺される部分が出てきてしまう(逆に、ブルータリティと
メロディの対比という魅力も新しく出て来る訳ですが)と思いますが、この作品は作風も音質も
ブルータリティに主眼を置いていない分、相殺されている部分が少ないと思うんですよね。
MARDUKは3rd以前に限る、という意見をしばしば見かけますが、メロディや雰囲気などを
重視する人から見たらこういう作風の方が好ましいと思うのかもしれません。
この作品はMARDUKの中でもメロウさは随一だと思いますし。
ちなみに、買うならボーナストラック入りのリマスター盤がお勧め。
ボーナストラックのスタジオライブ音源、音質は一般的なメタルから見たらポンコツも
いいとこですが、更にブルータリティから離れ、トレモロのメロディが浮き上がった音像に
なっているので、プリブラも行けるメロディ派ならかなり楽しめるかと思います。
私もスタジオライブバージョンの方が好きかもしれない…(笑)。
とても素晴らしい作品である。彼らの作品としてはメロディックである。6thや9thの超暴虐な作風からは想像つかない、メロディアスさを纏いながら疾走する作風。③が非常にツボである。
リマスター版買いましたが、原版で弱点だった録音ボリュームの低さが解消されてますね。
まあ、4th以降の作品と比べると軽さは否めませんが、個人的には十分満足です。
原版は曲は抜群に良かったものの、音質が気に入らなかったんですが、リマスターによって曲が生き返ったと思います。
上のほうではあまり良い意見を書きましたが、紛れもなく名盤だなと思いました。
ヴォーカルはやや引っ込みがちですが、LegionやMortuusとは違う狂気を感じられるし、Fredrikのブラストは軽めながらも突っ走っていてこの頃から超人ぶりを発揮していたのだなと思いました。
リフもMARDUKには珍しい寒々しさがあり、荘厳さも抜群。もちろん邪悪さも忘れてません。
冗談抜きで、スウェディッシュ産ブラックでトップクラスだと思うし、メロディックブラックすら凌駕するメロディーだと思いました。
インストを含めて捨て曲はありません。特にSulphur Souls、Materialized In Stone、The Sun Has Failedは超々名曲です。
ボーナストラックのリハーサル音源もカッコいい。
オリジナルを気に入っている方はもちろん、気に入らなかった方にもこのリマスター版は聴いてほしいですね。
かくいう私も買いなおして大当たりしましたので。