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EXOTIC BIRDS AND FRUTES / PROCOL HARUM
'74発表。前作同様のラインナップであるが、
本作では管弦楽が排除されて、一見、明るくラフな感もある。
ただ、1〜3は、前作に匹敵する壮重さや格調高い音楽性を持っている。
1は、HR向きな方にもお勧めしたい一曲。
邦題「異国の鳥と果物」、これは良いのだがその後の(幻想)が良く分からない(笑)。
一曲目から乗りの良いスピード感溢れる楽曲で始まり、メロウな曲、渋い曲、楽しい曲と様々な色を見せる好盤。
①②③⑨は特に素晴らしいと思う。
ゲイリー・ブルッカーが全曲作曲しているだけあって趣味丸出しという感じがしなくも無いが、逆に4th「HOME」のように散漫な印象は全く無い。
ジャケットの美しさは最高、まるで同時期に出たキャット・スティーブンスの「仏陀とチョコレート・ボックス」のイメージを想起させる。全体に異国ムードかただようが、3曲目の邦題「サムソンのように強く」は歌詞・演奏ともにプロコル節の最高傑作、20世紀に燦然と輝く人生・人類への応援歌である。