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SADNESS WILL PREVAIL / TODAY IS THE DAY
カオティック・ハードコア・バンドtody is the dayの日本デビュー作。
なんと二枚組+2時間を越える大作。
ディスクは「聴く順番を固定されたものにしたくない」という理由でx、yに分かれています。
不快極まりない、そして絶叫ともとれない断末魔のごとき発狂ヴォイス。意味不明な音使い。
これはxサイドにもyサイドにも共通していますが、前者は他者への悲しみ(と、いうか悲しみに変わる前の憎しみ)、後者は自己に向けての哀しみが強調されているように思えます。
混沌としていながら、無機質であり、それでいて寂しげな、殺伐とした音。
聴く人を選びまくる音です。
度胸のある人は聴いてみてください。
なんとも形容しがたい音です。
確かに聴く人を激しく選ぶ音楽です。
つ、疲れる。目が回る…
私は音楽の精神性・メッセージ性はほとんど求めないし気にもしないのですが、これは脳天に響いてくる。
メッセージを曲にのせるのではなく精神状態そのものを音にしたらこうなった、というべきか。
強烈無比!
実際のところそんなに過激なサウンドでは無いし、こけおどし的なギミックも皆無。でも、だからこそ音が直接精神に響く。目を閉じてゆったりと身をまかせれば、このノイズの洪水は精神をどこまでもトリップさせてくれる。
はっきり言って、病んでます。
夢想家・I 2003年8月11日(月)20時59分
線が細くアタックの強い高周波ノイズや低音カットしたヴォーカルなどから
異様にカオティックなサウンドになっている。
高周波ノイズが入り乱れてリズムもムチャクチャになり混沌としたアンビエント調の箇所がボクは好きだが、基本はメロディアスでビートの効いたハードコアサウンド。
精神をかき回すような効果音やノイズのアレンジがポイント高い。
ジャケのモノトーンと赤いフォント文字から、妙に孤独感溢れる雰囲気が漂います。
とても病んでいる、カオティックハードコアだが、慣れればごく普通に聴ける。
とはいえ2枚組でお腹いっぱい。
実はこれは実験作と思わせて本当は只の歌物ではないかと思う。
diskXの8曲目とかすげーポップな感じだし。前衛ならばもっとスマートにやるべきでは。
Titdは大好きだが皆騙されてないか?どこぞのレビューサイトとか五ツ星ぐらい挙げてたし。
今日公式サイト覗いたらトップの写真が変わってた。
最新作kiss the pigの出来が激しく気になる。
何と言ったらいいんだろう。
妙に甲高い、ヒステリックとも取れる絶叫のボーカル。
しっかり音が出ているのに歪んだ感じのするサウンド。
嫌になるくらいのノイズ。
世界の終わりを見ているような…。
綺麗な曲もあるので、そのギャップに引き込まれる。
まさしく「カオス」がふさわしいバンドかと思います。
カオスといえば「THE DILLINGER ESCAPE PLAN」のようなバンドもありますね。
けどあんなにハチャメチャじゃなく、もっと冷たい何かが底にある気がする。
興味のある方はゼヒ。
まぁ、キワモノですが(笑)
そうそうこのバンド、ナパームデスとツアーしていたらしいです。
新作「KISS THE PIG」を聴いてナットク。
いかれてる感はヒシヒシと伝わってきます。
リフや個々のフレーズは弱いけど、全体の雰囲気が強力。
サウンド自体はFANTOMASに通じるような気もするが、精神は真逆。
ボドムっ子 2005年12月21日(水)1時47分
世間じゃ俗にカオティックハードコアとかサッドコアとか呼ばれてますね。
サッドコアってのは非常に的を得たジャンル名だと思うのですよ、Sコアですよ。
黒板を爪で真っ二つに引き裂くような高音ノイズ、変に甲高いヴォーカル。
流して聴くには耳を引きすぎるし清聴するにはしばし疲れる、自らを憂鬱に追い込みたい人にオススメです。
最近ようやく聴けるように…いや、楽しめるようになったw
殺伐とした音空間がトリップ感よりも不快感をあおってくれて疲れますが、
独特な世界観、他ではありえない曲展開は奇天烈なものを好むマニアにはたまらんね。
そうそうお薦めできるシロモノではないですがw
