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BRAVE NEW WORLD / IRON MAIDEN
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アイアンメイデンが、このアルバムで実際にプレイしているのは“ハードロック"である。フレーズ主体の楽曲がそうさせているのかもしないが、ドラマティズムを意識しすぎてヘヴィメタルのアグレッシヴサイドやテクニック面でのアピールが足りない気がするのだ。それにこのバンドにギターが三人もいる必要性があるのだろうか。大御所バンドにありがちな予定調和になっていないだろうか。
まぁそれでも曲自体は素晴らしくブルースディッキンソンの歌も堪能できるのでおすすめします。

JACK 2000年9月13日(水)21時25分

JACKさんの意見に賛成!たしかに、曲自体は素晴らしいのだがドラマティズムを意識しすぎている。個人的に疾走感のある曲が少ないのが気になった。シングルカットされた
The Wickermanにしてもそれほど良いとは思わなかったし。贅沢かもしれないが、
「Aces High」や「Be Quick Or Be Dead」クラスの曲を一曲目に持ってきて欲しかった。あと、ドラムの音がやたら硬質的なのもメイデンらしくないように思えてならない。
Fear Of The Darkの頃が良い。否定的な意見ばかり挙げたが、ブレイズ時代のアルバム
をはるかに凌駕しているし、特にブルースディッキンソンの歌唱力には改めて驚かされた。2000年、メイデンの幕開けにふさわしいアルバムであることは違いない。

BUZZ 2000年9月18日(月)1時26分

ドラムの音に関してはいただけないね!
FEAR OF THE DARKの時はジョン・ボーナムを意識してやったそうだが、
このときの音がベストだね。
基本的にニコはおとが軽すぎるのでどうもなあ・・・・
その点初代クライヴ・バーはよかったね!
クライヴ・ババー 2001年1月3日(水)20時55分

この作品で初めてMAIDENに触れてみました。
が、バンドのイメージと音にギャップがありすぎる。
もっと激しいのかと思ってました。
ぬるい、かったるい、退屈。。。

ぴーぽこ 2001年1月16日(火)19時23分

俺もそう思う!!!MAIDENの,アルバムは,アイアンメイデン,キラーズ,LIVE!!+1以外は,あんあり好きじゃない!第一俺は,ブルースディッキソンの声が好きじゃない!でもダメとは,言わない!!!>ぴーぽこ
鬼龍 2001年1月18日(木)21時52分

私はこの前のライブで会場で監視(?)をしているスタッフにキレそうになった。
ちょっと通路にはみだしただけなのに、あの注意の仕方・・・。余りにも何度もいやらしく私の
横を通るのでそれが気になってライブに集中できなかったよ。もう一度来たら横にあったたて看板で殴ってやろうと思ったのに来なかった。命拾いしたな・・・・・
それほどMAIDENは好き。ブルースほど凄いパフォーマーは今まで見たことないもんね!
メタコ 2001年3月12日(月)2時59分

確かに皆さんの仰るように、アルバム全体の出来としては完璧ではありません。でもそんな事は今に始まった訳じゃない! 古くはTHE NUMBER OF THE BEASTからそうやった。とにかく、このアルバムの一番の注目点は、ブルースとエイドリアンが帰ってきたって事。初期MAIDENを支えたのは紛れも無くこの二人やしね。
個人的には、アルバムの中に3〜4曲も名曲が入ってたら、それで名盤になり得ると思うよ。
と言うか、ほとんど名曲になっちゃったらアルバムとしては散漫になるやろうし。そういう意味で素晴らしい内容やったと思うね。
サッチモリー 2001年3月12日(月)17時34分

曲数が多すぎで且つ、大作が多い
ので個人的に聞いててダレル。
頭脳改革みたいにもっと
バライティにとんでいたらなあ〜
ココリコ 2001年3月30日(金)20時5分

はっきり言って大好きです。
確かに長尺の曲が多く、疾走系の曲が少ない。しかし、飽きない。眠くならない。聴けば聴くほど味が出る。奥の深いアルバムです。
確かに欲を言うと①はちょっとインパクトが弱い。しかし、②以降本当に力の入った(主題が明確でアレンジが良く練られた)楽曲が続きます。個人的には②、⑤、⑦、⑨が気に入ってます。
印象としては『SOMEWHERE IN TIME』に似ているな(曲展開が複雑でプログレッシブ風の味付けもされているという意味で)と思いました。
ギターにエッジが戻ってきたのもグッド。『NO PRAYER FOR THE DYING』以降前作に至るまで、どうもギターの音がしょぼい様な気がしていたので。
ここ10年のメイデンの中で一番のおすすめ。
クーカイ 2001年6月23日(土)2時30分

もう、Somewhere In Timeの頃からヘビーじゃないような気がする。無論完成度は高いし、さすが、メイデンである。正直言ってギターの音が軽い。エイドリアンの復帰でぶっとい音に戻るかなと思ったらやっぱり軽い。疾走感よりヘビネスを追求してもらいたい。ブルースがChemical Weddingという詩も音もヘビーなアルバムを作った後だったので正直言って期待したけど、これだったら、ブルースにChemical Weddingに続くアルバムを早く作ってもらいたい。
2001年8月1日(水)12時13分

最高のアルバムだよ。
俺はただ泣いたね。
コレが聴きたかったんだよ・・・。
まぁ 2001年11月22日(木)15時53分

IRON MAIDENが好きなら良いんじゃないでしょうか
だってブルースが帰って来たから
それだけでもう良いじゃないですか
内容の事なんていう必要なし
ブルース&スティーブ&デイヴがいればもうそれはカッコヨイIRON MAIDEN


hatework 2002年2月2日(土)23時27分

1曲目がバリバリにかっこいい!
他もいい曲ぞろい!
666 2002年4月13日(土)22時16分

00年発表の11th。
ブルース・ディッキンソンの復活作。サウンド的にはブレイズ・ベイリー時代の延長の叙情的でドラマティックなHM。
全体的に音像が似ているので冗長なイメージを与える部分はあるが、楽曲が粒ぞろいで捨て曲がなく、さすがの1枚。
87P
1343 2002年7月31日(水)6時45分

なんか、不評ですね(汗)
なんでだろ。
ドラマティシズムを意識しすぎとありますが、僕は逆にそこに惚れました。
ブルース加入後のメイデンの魅力は「プログレッシヴロック的な起伏のあるダイナミックなサウンド」にあるとは政則さんのお言葉。このアルバムに関してはキーボードの使い方もとても良いと思いました。
一曲目のイントロ、僕は凄くカッコ良く感じたけどなあ・・・。

アルバム自体の評価はブルースとエイドリアンが戻ってきたという大事件の影に隠れてしまったのでしょうか。もったいない・・。

ニコのドラムは軽すぎるともありますが、
ニコは「ヘヴィさ」を目指したドラミングをしていない様な気がします。
僕が感じたのはバズーカ砲級と形容される凄まじい爆発力ととどまることを知らない怒涛の勢い、そしてスピードです。だからこそバスドラムが一つなのかもと思いました。
ギラギラのギター音、ヘヴィなベースと非常にマッチしているように感じました。
ヤニックが入った後の二枚ぐらいのアルバムまでは、それぞれのパートの音がそれぞれ分離してきこえません? なんかペラペラで、それでいて野暮ったさを感じました。

などと皆さんに生意気にもくってかかったわけですが、僕も最初は「う〜ん(汗)」と思っていました。が、聴きこんでいくうちにだんだんその良さが伝わってきて、今では「パワースレイヴ」以上に気に入っているアルバムです。ジャケットもカッコイイし(キモくない 笑)。

このアルバムから聴き始めた人には「期待はずれ」の印象を与えてしまうのでしょうねぇ(鬱)
が、僕はこの方向性を強く支持します。ニューアルバムにも期待が高まります!がんばれメイデン!!!

あと、いいかげんやめません?「ポールの方が」とか「ポールがいれば」とか言い合うの(泣)。
ばい(by) 2002年12月7日(土)22時24分

俺は大好きだね。いやメイデンの最高傑作アルバムの誕生を
リアルタイムで見せられたと思う。
まず捨て曲が無い。っていうか名曲しかない。
あまりにも素晴らしい曲調のナンバーが連続で流れて来たので
発売当初、購入して聴いた時、初め何が起こったかよく判らなかった。
俺は何故このアルバムが賛否両論になってるかが判らないなぁ。
たぶん人それぞれメイデンに求めているものが違うのだろうから
別にそれはそれでしょうがないとは思うけどね。

BRAVE NEW WORLD万歳。
el 2003年4月4日(金)16時49分

忙しさにかまけてあんまり聴けてなかったんだけど、やっぱりIronMaiden(^^)
ここ数年忙しくて、買ったことすら忘れていたアルバムの一つ。
つまり何が言いたいかというと、聞き込まなきゃ分からないってこと。ちょろっと聴いて
ラックの奥に放り込んだままだと、私みたいに忘れてしまう。
で、引っ張り出して聴くと、「あ、この曲いい。ええ。おー。うぉー」となる。
思えばIronMaidenはそういうのが多い。
このアルバム、いくつかポイントがあると思う。
・ブルースの声が聞こえにくい。
・ヤニックがようやくバンドにとけ込んだ。
・エイドリアンの功績はとても大きい。
・バスドラの音が聞こえにくい。
・曲のできは最高傑作と言ってもいい。
全体的に低音が聞こえづらい。最初から無いのか、録音エンジニアがタコだったのか。
最近はラジカセに合わせて音を作ってあるからね。宇多田ヒカルをまともなシステムで聴くと
位置関係がばらばらであれーと思うがそれに似てる。あるいは、くるみ割り人形の前半みたいに
低音をわざと削ったのか。だから、このアルバムを聴く人が正反対の印象を持つのは仕方がないかも。
なおき 2003年4月28日(月)2時20分

正直言ってこのアルバムがメイデンの中で一番好きです。
ただ、誰にでもオススメできるかと言われると、そうでもない。
このアルバムの特徴として、まず大作が多いです。10曲中4分台の曲が2、3曲しかないし。
そして、複雑で難解。聴き込めば聴き込むほど新しい発見があります。
が、ややこしいのが苦手な人には聞き込むことすらきついと思われます。
あと、大作が多いので当然ながら収録時間が長い。67分もあります。
いかに名曲が多いとはいっても聞き終わった後は正直少し疲れます。
以上の理由で長い曲や大作が苦手な人は買わないほうがいいと思います。
でも、それが好きな人にはぜひとも買っていただきたい。
音質も個人的には過去最高の出来だと思います。あのスネアの音が個人的にはツボです。
音が軽いという人もいるようですが、メイデンのアルバムで今までヘヴィな音のものがありましたか?
多分なかったと思います。音が軽いのもメイデンらしさの一つということで(笑)。
そして、最後にジャケット。前作、前々作がまるで幻だったかのように素晴らしい。
FEAR OF THE DARK以降は別の人が書いていたんですが、元の人が戻ってきたらしく
これぞエディ!これぞメイデン!と思わせるものになってます。
メンバー写真を見るとみんなオジさんなんですが(ニコにいたってはもはやおじいさん・爆)、
エイドリアンはカッコいい。ブルースも髪は短いほうが似合ってると思います。
最後に一言。
メイデンって、こんなに最高だったんですね。
真・マツソガソ 2003年6月22日(日)19時7分

最高傑作とは言わないがかなりかっこいい!!いや、最高傑作かも!?
特に私みたいな大作好きな人たちにはたまらないだろうな〜。少しもダレテルとは思わなかったな〜。個人的には逆にメイデンにはシンプルな曲よりももっと大作志向な曲をいっぱい作ってもらいたかったりもする。
メイデンの音楽にあまり高音質は求めないし・・・。
みんないい年こいたおっちゃんですがかっこ良すぎだゼ!!エイドリアン最高!!
ブルースディッキンソンの声が相変わらずかっこいいし!あ〜ライブ行きたかったな〜!


ライキチ 2003年7月25日(金)23時43分

音質も向上したし文句なし
ドラマテイィックに変化するアルバムを通しての流れがGOOD
とにかくライブを意識しまくって作ってるカンジがする
このツアーは最高だったもんなぁ
ぜるる♪ 2003年8月2日(土)0時6分

せっかくブルースとエイドリアンが帰ってきたのにこの曲はないやろ〜!
もっとかっこええ曲かけるはず。
ブルースの歌に救われてる。
GEORGE 2003年8月7日(木)23時13分

全体的にみると結構いいアルバムだと思った。
最初通して聴いたときは、暗いなぁと感じてしまったけど。
音がクリアじゃないし…。
曲の長さをジャケットで見たとき、長さに狼狽するし…。

ただ、曲自体は結構よいと思う。
大作は複雑過ぎず飽きもせずな感じで。
ライブに行っても結構ノレるんじゃないかなと。(行きたい(T▽T))

いつまでもカッコいいメイデンでいてくださいませ(はぁと)
盲目の批評人 2003年8月10日(日)4時20分

カッコイイと思う。ダチとウィッカーでノってます。プロモでディッキンソンが熱く叫び、 スミス、デイヴ、ガーズのギターが唸り、ニコのビートが轟き、スティーヴのベースが疾走する。見てみてくれい。 希に見る良質メタル・ナンバーでありんす。
マーシネリー 2003年8月29日(金)21時51分

初めてこの作品を聞いたとき、鳥肌が立ったのを今でもよく覚えている。前作「バーチャル・イレブン」が、最悪の出来だったのであまり期待はしていなかった。というより、全く期待はしていなかった。。。。。。。。この作品を一通り聴いてみて、ブレイズがいた2作品は一体何だったんだろうと考えさせられた。何事も無かったかのように、「フィア・オブ・ザ・ダーク」の頃に戻っているのである。2作品にあった歯切れの悪さはどこかに消え、非常にタイトに若返っているのである。これは正直に言って、奇跡に近い復活である。なんというバンドなんだ!アイアン・メイデン恐るべしである。これが単なる2人の復活でなかった事は、新作「ダンス・オブ・デス」の充実が物語るのである。
ヤング・ラジオ 2003年9月23日(火)22時5分

・DODの後に聴いても素晴らしいと思えるアルバム。「DODの踏み台にすぎない」?冗談じゃない。新生MAIDENの2枚のアルバムは同じであって全く違ったアルバムなのだと思います。音楽的な繋がりと楽曲の飛躍はあれど、あちらはプログレかつ華やかなアルバム。こちらはとことんダークでMAIDENの「ヘヴィ」な面を強調したアルバムだからです。ヤニックが加わった頃よりメロディアスで、荘厳な雰囲気を醸し出すMAIDEN独特の世界観を確立していると思います。それでいてまったく飽きさせないのは、やはり楽曲がしっかりしているからでしょう。
ばい(by) 2003年11月16日(日)15時11分

ちょっとかったるい感じで苦手かも。
でも硬質な音は好き。
z-zz 2003年11月28日(金)21時58分

最近まで、自分の中の「そんなに好きじゃないアルバム」の部類に入ってた作品ですが、最近メイデンばっかり聴いているうちに「かなり大好きなアルバム」の部類に入りました(笑)
全体として大作が多いのがとっつきにくかった理由かもしれません。今考えてみると大作っていうのは聴きこむことによって良さがわかるものなのかもしれませんね。
シングルカットされた「THE WICKER MAN」「OUT OF THE SILENT PLANET」はもちろん、「BRAVE NEW WORLD」「THE MERCENARY」「DREAM OF MIRRORS」「THE NOMAD」は大好きです。そしてその他の曲もけっして聴き劣りのしない名曲で、このアルバムには捨て曲など存在いたしません。
よく「ブルース&エイドリアン復帰の話題性の影に隠れたただの凡作」と言われますが、全然そんなことはなく正真正銘の名盤。アイアンメイデンに駄作なし!!
STORMBRINGER 2003年12月2日(火)16時13分

結局、大作好きな人にとっては傑作、シンプルでスカッとするような曲を求めている人にとってはイマイチ、という事なんでしょうね。前者である私は、勿論大好き! 『DANCE OF DEATH』と並び称されても良いのでは? 『DOD』は幅広いファン層に受け入れられる見事なバランスの作品だけど、エピック度ならこっちも同等かそれ以上のものがあると思います。
目まぐるしい展開の2.、バラード調から疾走に切り替わる様が鳥肌モノの6.、歌メロの魅力に溢れた9.が特に好き。
ゆーし 2003年12月3日(水)20時31分

う〜ん、このアルバムがこんなに批判されてるとは思わなかった。
自分の中ではかなりの傑作ですけどね。個人的にMAIDENの大作主義は歓迎ですし。
Blood BrothersはMAIDEN史上に残る名作だと思ってます。
確かに全体的にドラマティックさや壮大さが重視され初期の頃のような
スリリングさは薄れてきたかもしれませんが、ブルースの歌唱には説得力が増し
曲自体からも貫禄がにじみ出ています。
これが現在のMAIDENの形だという気がします。


SCARECROW 2003年12月17日(水)19時39分

これを聴いてメイデンがカッコ良くないと思ったらメイデン聴くな。
確かにエースズハイのような必殺の曲はないが、
首尾一貫して湿ったメロディのメイデン節が一本通っている。
ダンスオブデスも聴いたが、これには劣る。
アルバム全体の出来で言ったら俺はこいつが
メイデンの中では一番優れていると思う。

shin. 2003年12月31日(水)4時11分

ここの掲示板を見ても分かるが、私の周りの人間にも本作は不評だった。しかし、自分にとっては最高傑作と呼ぶに相応しい作品(もちろん、ほぼ全作を聴いた上で)。まず、何よりも曲のクオリティが高い。「ウィッカーマン」などはメイデン史上屈指の名曲だ。そして音質がいい。彼らの作品(ブルースディッキンソン時代)で昔から気になっていた
ことは、どの作品も音がぺらぺらなところだっだ私に言わせれば、本作は「最高」なのである。
かり 2004年1月28日(水)2時25分

なんか書き込みを見るところ、予想に反してあまり評価してない方が多いみたいですね。なんででしょう???まあ好き好きでしょうけど。
それ以前の作品で常々感じていた音の頼りなさは今作で解消されたし、ようやく純粋にヘヴィメタルとしてカッコイイアルバムになったと思うんだけど。
ブルースが復帰してここまでの完成度になるんだから、やっぱりブルースディッキンソンっていうヴォーカリストはスゴイんだなーと思いました。
個人的に長尺の曲は大歓迎です。アイアンメイデンらしい緻密で濃密な曲構成とメロディが存分に楽しめるし、スティーヴハリスの持ち味が良く生きます。
これまではメイデンの魅力はライヴ盤でしか分からないと思っていたけど、今作は間違いなくスタジオ盤単体だけでも充分な迫力があります。傑作。
酒とバラの日々 2004年2月3日(火)11時47分

普通にこのアルバムが最高傑作!1、2、3、4、5、6とキラーチューンのオンパレードじゃない?
疾走は少ないけど、そんなにプログレ的かっていうとそんなこともなく、実に分かりやすい。

HELL-BITES 2004年2月11日(水)0時8分

初めてアルバム単位で聴いたメイデンの作品。
ハッキリ言って最初は「これが名盤?てか、メイデンって凄いの?」なんてお馬鹿ちゃんなことを思ってしまったワタクシ。まぁ、今でも7,THE FALLEN ANGEL 8,THE NOMADはそこそこ程度ですが、それ以外は佳曲、名曲が並んでいる。
1,THE WICKER MANのようにストレートなもの、その1曲だけでハッキリとした起承転結のあるもの、バラード調のもの、その総てにメイデン印が刻印されている。
ライヴ映えしそうな「OUT OF THE SILENT PLANET」,ラストを飾るドラマティックな名曲「THE THIN LINE BETWEEN LOVE & HATE」が「ROCK IN RIO」で披露されなかったのは残念(後者はライヴ向きじゃなさそうだが前者はやった方が良かったんじゃなかろうか)だ。凄く良い曲だ。ライヴで披露された曲はどれも良いものだ。(となると一番上の方で述べた⑦⑧曲目以外全部だな)
最後の曲を聴き終えた時に俺が得られたのは気持ちの良い疲労感、そしてそこから派生する爽快感だった。
傑作でしょう、これは!
メタラァ 2004年2月13日(金)18時17分

曲といい、演奏として最高です。アルバムとしてはSeventhSon以来の名作だと思います。ブルースの声も復帰しています。ブルースが一時脱退する前のFearOfTheDarkのアルバムを聴いて見ましょう。もうブルースはうなりっぱなしです。今回のアルバムではローからハイまで表現豊かにパワフルに声が出ています。
でもトリプル・ギターだとはあまり印象はないですね。相変わらずSteveの「がちがち」 コード弾きベースは健在で最高です。ニコーのドラミングはさらに前に出ています。バス・ドラのキックはすごいです(片足だけでペダル踏んでいるし!)
ゆたか 2004年2月16日(月)16時1分

いい作品だと思った。確かにメイデンっぽい疾走感のある曲は少ない気もするが、個人的にはThe Wicker Manのような曲もメイデンらしくて素晴らしい曲だと思った。
それに、今はかつての黄金期のメンバーが揃い、ギターも三人、デイブにエイドリアンにガースと最高じゃないですか!
ゆういち 2004年4月28日(水)12時9分

「Aces High」「Fear of the Dark」のように一曲秀でた曲がないだけで過小評価されているんじゃないかな?
そういったインパクトのある曲はないにしろ、全体のクオリティは高いように思う。
もしかしたら、個々の出来が高いがために飛びぬけたものがない、と感じてしまうのかもしれない。

このアルバムは是非、ライブで実感したいところです。
Z400FX 2004年5月21日(金)8時30分

私的にはメイデンの中ではあまり存在感がないが好きなアルバムです。
良い曲が揃っています。

カトリ 2004年6月15日(火)0時34分

インパクトはないですが、復活第1弾としてはかなりよろしいのでは。①〜④までの流れが素晴らしいのですが、⑤〜⑧が少しダレる(けど⑥は「ROCK IN RIO」バージョンだと段違いにカッコイイ!!!!)。しかし⑨、⑩がまた素晴らしい!ということでいつも⑤〜⑧を飛ばして聴いてます。特にお気に入りは、④と⑨ですかね。

ちなみに賛否両論のケビン・シャーリー主導のライブレコーディングは個人的
には肯定派!今のメイデンのサウンドはこれ以外に考えられない。逆に「RUN TO THE HILLS」とかはこのサウンドは合いませんがね・・。けど「THE EVIL THAT MEN DO」はこの音でセルフカヴァーして欲しいと思ってますが。

POOYAN 2004年7月8日(木)22時9分

タイトルとは裏腹に荒廃的な雰囲気に包まれたアルバム。
IRON MAIDENのアルバムはこれが初体験だったけど、素晴らしい。
何がってこの雰囲気も最高だけど、曲のクオリティの高さとカッコよさ。
ほとんどの曲がイントロだけで完全にノックアウトされました。
そしてブルース・ディッキンソンの力強く抱擁力のある歌唱はもう、言葉にならんくらい素晴らしい。
大作が多く長いので、確かに通して聴くと聴き疲れしますが、僕にとってはヘヴィ・メタルの理想形のようなアルバムでした。
歩兵 2004年7月18日(日)12時56分

プログレなメイデンの総決算的なアルバムだ。どうにも退屈な曲が多くハマれなかった。
ブルースが歌ってるから良いアルバムだ!なんて言う、当時の論評にはゲンナリとさせられました…。
オカケン 2004年7月18日(日)22時45分

ブルースのボーカルだけが際だっていて楽器は控えめと言った感じに仕上がっている。
だがいい曲が結構ある。
イングヴェイ 2004年8月21日(土)14時25分

ブルースが復帰というニュースを聞いた時にはもう嬉しくて嬉しくて、狂喜乱舞したものです。でもあの頃ってなんかそうなるんじゃないかな〜、という雰囲気がメディアの中にもファンの間でもありましたよね。
そしてエイドリアンまで復帰した第一弾。
「The Wicker Man」〜「Blood Brothers」までの4曲は完璧な前半と言えるでしょう。しかしそれだけに後半はちょっと弱い気がします。期待の大作「伝説の遊牧民」も邦題負けしている気がします。でも最後の2曲はまた盛り返しますね。
しかしアルバム全体の雰囲気はとても良いですし、聴き終えたあとの余韻も実に趣があってよろし、です。とにかくやっぱりブルースが歌っているということがなにより嬉しくて堪らない。このアルバムを聴くといつもブルースという人の素晴らしさを再確認してしまいます。そしてこの時のツアーの模様を収めた『ROCK IN RIO』も必見!!!。

そういえばこの時のジャパンツアーで名古屋の某会場へ見に行きました。2階席だったんですが、なんと恐ろしや!、目の前に直径1.5メートル程あるおっきな柱がありました!!!。まるで立ちふさがるようにしてそこに居座り、お陰でステージが半分見えないという災難を被ってしまいました。あれはあかんて、名古屋市公会堂!!!(あっ、言うてもうた・・・笑)。
まぁ、そんなことは関係なしに良いアルバムです。
ギターの国から2002.遺言 2004年9月3日(金)1時50分

全体的にいい曲がそろっていていいアルバムです!
RB26 2004年11月26日(金)10時14分

最高傑作とは言いがたいがいいアルバムであることには違いない。
ただ初期が好きな人には駄目だと思う。
これが一番!って曲も無いけど、すべてが平均以上にいい。
ロックインリオでのウィッカーマンは最高!!
ぱとりおっと 2004年12月9日(木)1時0分

初めて買ったメイデンのアルバムがこれでした。始めの2〜3曲聴いて思ったのが「渋いなぁ〜(いい意味でだよ)」。普通、聞き込まないとアルバムの良さなんて分からないものですが、なぜかこのアルバムは1回聴いて、すぐに気に入りました!今聴いても渋いけどね!
はじめのメタル 2005年2月3日(木)10時2分

MAIDEN史上最も哀愁のメロディとドラマ性にこだわった名盤。音質も、ドラムの音は硬質で、ファットさ(太さ・・豊かな“鳴り")には欠けるものの、まあ全体的にシャープでクリアーな音という事で、これはこれで良いのではないだろうか。とにかくハズレ無しのメロディの連続で、ブルースのヴォーカルは最高だしギターも良い。必聴!
おかっち 2005年4月10日(日)14時20分

発表当時、友人から借りてMDに録音、一ヶ月以上聴きまくった。
大作がずらりと並ぶが曲そのものの魅力で一気に聴かせる。
特に4曲目までの流れが大好き。そろそろアルバム買おうかな。
お宝発見隊長 2005年4月29日(金)17時28分

ブルース、エイドリアンが復帰し再び最強のメンバーになったメイデンが放つ名盤。コンパクトで聴きやすさを求めるならこのアルバムはどうかと首を傾げるが、まぁ内容が良いから良いものは良いと言える。なので割と大作志向なのが窺える楽曲が目立っている。これも個人的にかなり好きだけど。ともあれ全体的にみて構成力は相変わらずさすが、と思わせる素晴らしいものがあるので腰を落ち着かせてじっくり聴ける好盤でもある。
dave rodgers 2005年5月16日(月)23時28分

ブルース、エイドリアンの復帰作。
ギターが3人編成となり、過去最高のメンツが揃った。
このアルバムは大作曲ばかりで聞くのにはかなり労力を使う。
1曲1曲はいい曲なんだがアルバムを通して聞くと正直眠くなってしまう。
また聞き込みが必要な作品でもあるのでこれから聞こうと思ってる人はその
点はご注意ください。
このアルバム後「ROCK IN RIO」でこのアルバムの曲を聞くとかなり印象
が変わる、ライブ向けの曲が多いアルバムだと思う。
後3人編成のギターだが、2人の時とそれほど印象的には変わらない。
メタル伝道師 2005年6月17日(金)23時41分

2000年発表の12th。
新世紀の幕開けにぴったりのタイトルだし、曲もそれに応えている。
最近のイマイチしっくりこなかったアルバムに比べてやたら完成度が高い。
やはり一番の貢献者はブルースだろう。
トリプルギターも良いとは思うが、意外に2人の時とあまり差が無く、しっとりしてる。
上の方々もおっしゃってますが、ちょいと長いです。
一曲ずつ間を置いて聴くと、それぞれの良さが引き立つかもしれません。
・・・で、聴きこんだ結果!


この作品が「POWERSLAVE」と並んで、IRON MAIDENの最高傑作だと思う!

最高。捨て曲なし。文句なら他で言え!

92点。
N男 2005年6月25日(土)20時21分

Bruce復帰作。
曲によってはBruce在籍時の、良い頃のものに近くなっているものもある。中々の名作。
ちなみにギターが3人である必要があるのかは、よくわからなかった。
noiseism 2005年9月22日(木)15時0分

ブルース復帰第一弾 正直そんなことはどうでもいい この完成度はなんだ?! 期待以上の出来でとてつもなく良い曲がずらりと並んでいる 他の方も仰られているが私もSOMEWHERE IN TIMEに雰囲気が似ていると第一印象を持った それは曲が似ているということではなくアルバム全体の雰囲気と構成なんだと思う SOMEWHERE IN TIMEも超名盤だがこれも負けていない サウンドはSOMEWHERE IN TIMEの方が圧倒的に好きだが 「カンカン」したドラムの音は耳に痛い アンディースニープあたりがエンジニアやってくれたら凄いと思うんだけどな〜
ブラストビートン 2005年10月1日(土)3時9分

「…………これだけ期待させておきながら……何だこの地味さは……このメンバーならもっとすごいものができたはずなのに……。」


と、肩を落としていたのも今は昔。聴き込むにつれどんどんレベルアップし、今ではFear of The Dark以降の最高傑作!!と素直に叫べるようなアルバムにまでなってしまいました。最初の印象からは想像もできぬほどの躍進ぶり。80年代の名作群がゴールドメダルの最優秀主演賞だとすると、本作はさながらシルバーメダルの最優秀助演賞という感じ。非常に渋くカッコのよいポジションの作品です。しかしブルース&エイドリアン復帰第一弾としてあれだけ話題作りに励んでおきながら、これほど通好みのアルバムを持ってくるとは……(しかもこれが商業的にも大成功)。
超名曲こそ見当たりませんが、楽曲はどれも精鋭ぞろい、名曲・佳曲がズラリと揃った鉄壁の布陣です。捨て曲はおろか、平均的な曲すらないというのは、あの究極傑作Somewhere in Time以来ではないのでしょうか。


再編直後の周囲の熱狂とは裏腹に、冷たく厳しい空気が全編を支配しています。Maiden史上もっとも体感温度が低いアルバムかもしれません。前作までのウェットで情緒的な部分が何処かへ消え去り、ドライで荒涼とした空気がたちこめています。まるで北の果ての石の原野を吹きすさぶ一陣の風のようです。実にMeidenらしい峻厳な空気といえばその通りなのですが、今作には何か聴き手を突き放すような険しさがあります。曲自体はかなりキャッチーなのに、親しみやすさがほとんどないのが特徴。メロディも静かに哀感と郷愁をにじませるような感じのもので、以前のようなストレートな泣きメロではないため、最初のうちはかなりとっつきにくく感じるかも。


全10曲トータル67分、うち7曲が6分以上という過去最大の大作軍団を前にして思わずひるんでしまう人も多いかもしれません。最初は長いうえに曲調が覚えづらく展開も一本調子、途中で眠くなってしまうなどなかなか厳しいアルバムですが、気楽な気持ちで時間を置いて二度三度と聴き返ししてみましょう。最初つまらなくても落胆することはありません。とりあえず脇に放っておき、ひまな時に思い出したら聴けばよいのです。アルバムの世界になじむに連れ、最初あれほど地味に聞こえた楽曲たちが次第に輝きを放つようになると思います。

「聴きこむほどに新たな名曲が現れる」のがFear Of The Darkの魅力だったとすると、「聴きこむたびに曲が良くなっていく」のが本作独特の楽しさです。こういう聴き手の耳で楽曲を育てるような育成型の作品というのはなかなか貴重です。誰もが「インパクトで勝負!」と考えがちな復活作にこういう路線のアルバムを迷わず当ててくるあたり、じつに不敵で挑戦的な人たちですが、リスナーの耳をあくまで信頼する姿勢に好感を感じてしまいます。とくにおすすめの曲をあげれば、

ガレキの下からのぞく小さな靴を見つめるような、深い喪失感と哀感をたたえたBrave New World(単純な曲調ですが、情感表現の深さはこれまでにないほど。)

ワルツのリズムにのせて、どこか懐かしいメロディと力強いコーラスの交錯が静かな感動を呼ぶBlood Brothers (ライヴ曲としては最高。バンドとオーディエンスの一体感は格別です)

重厚&ミドルテンポが、迫り来る危機を予感させるFallen Angel
(まさに「エイドリアン先生が帰ってきた!!」というヘヴィでキャッチーな曲)

変則リズムに奇妙なリフ、雄大なスケールのオーケストラルKeyの組み合わせが不可思議な情景を織り成す異色の大曲The Nomad
(後半のシンフォニックなKeyと哀愁あふれる静かなギターの掛け合いが絶品の名曲)

物語はいよいよ終局へ、というムードのなか、ハリス先生のベースが空間を縦横無尽に駆けめぐるOut Of Silent Planet
(メロディアスで本作中唯一、派手な印象。最近では珍しいPiece of Mind〰Seventh Son期に通じる色彩感があり、切り返しの多い展開が魅力)

ブルース復活を高らかに告げる感動的なVoメロディが炸裂する前半、静かに熱い楽器隊が何ともいえない余韻を残すインストメンタル中心の後半という、対照が映えるラスト曲Thin Line Between Love And Hate
(本編終了後のスタッフロールのような雰囲気の後半の演出がこころにくいです。こういうアルバムでの曲順まで意識したような曲を書けるセンスはさすが。)。


不変のMeidenらしさがいたるところに散りばめられている一方、新たなリズムや本格的なオーケストレーションの導入など、新しい試みが随所に見られるのが特徴です。今までありそうでなかった⑨の展開や疾走なしにメロディの起伏だけで盛りあげる④、いつものMeidenに慣れた耳には違和感ありまくりの⑧のリフとリズム、意表をつく⑩の展開と変わったアレンジセンスなど、部分部分はMeidenそのものなのに、曲全体だと何かヘンで新鮮な印象が受けるのがポイントです。


黄金期のメンバーでの「復活」という側面がクローズアップされすぎたほか、実に「らしい」フレーズやパターンがまるで「まき餌」のように要所要所にまかれていることもあってか、リリース当時は目立ちませんでしたが、今聴くとかなり音楽的に冒険した作品ではないでしょうか? わりと賛否両論分かれるのも判る気がします。これまで築きあげてきた音楽的遺産を継承しつつも、新たなメイデン・スタンダードとなるスタイルを確立せんとする、野心的な姿勢がわりにうかがえます。それまでの音楽性の総まとめと新たな方向性を示したアルバム、という点では5thのPowerslaveに近い前進的な作風といえるでしょう。


以上、全体を見回してみると、名実ともに復活作にふさわしい傑作ではあるのですが、やはり少々通好みの作風が目立ちます。ある程度Meidenに慣れている人のほうがこのアルバムの魅力は伝わりやすいでしょう。楽曲にしても音像にしても個性がはっきりしているので、結構聴く人を選ぶようなところがあるようです(私とは相性ばっちりですが)。一撃必殺の名曲も見当たりませんし。よってこれからMeidenを聴こうという人は、とりあえずこのアルバムはあとの楽しみとして取って置くとよろしいでしょう。

絶叫者ヨハネ 2005年11月19日(土)17時51分

最初はピンと来なかったけど、今では大好きな一枚。すばらしい。

2005年12月27日(火)10時25分

ブルース、エイドリアン復帰の第一弾。
大作が多いのでかなりの聴き込みが必要になりそう。たぶん1回聴いただけじゃいまひとつ印象に残らない曲が多い。
1,3,4,6,10が好きですね。
全体的にサウンドが軽いのが難点。折角楽曲はいいのに・・・勿体無いです。
2006年3月3日(金)21時18分

総評は上の方に書いたのですが、ちょっとつけたしを。今作で復帰のブルースとそれによる影響について、気になることがあったので少し。


我らがブルースのVoですが、数年に渡るソロキャリアの成果か、歌唱力・声のトーンともに以前より数段レベルアップしています。声の濁りがかなり酷かった脱退直前とは別人のようにクリアな歌声。長期ツアーから離れたおかげで喉の調子が回復したのか、はたまたソロを通じて自分の声にフィットする唱法を再発見したのかどちらかは知りませんが、声のよさは折り紙つきです。


それに歌が前より全然上手くなっています。Voのメロディラインがポップになったこともありますが、以前のように、「サビはともかくそれ以外では上手いのかヘタなのかよくわからない」、「ときどき音程が崩れるのは、唱法上の演出なのか、ハズしているのか、それとも声が出ないだけなのか、よくわからない」ということがなくなり、明らかに「普通に上手いシンガー」だと分かるようになっています。もう「ごまかしの名手」などとは言わせない、みたいな気迫を感じさせます。ここにきて、持ち前の表現力に歌唱力が追いついた感じです。


ただその分、かってのように「歌うというよりメロディを乗せた声によって演じる、または物語る」的な唱法(Moonchildがその最高のサンプル)が聴かれなくなったのは、痛しかゆしというところでしょうか?声音と歌いまわしを使い分けて、楽曲の世界観を大胆に、時に笑ってしまうほどの濃さで演出するのがこの人の個性であり魅力だったわけですが、歌の上達で自信が出たのか、もはや芝居に頼る必要なしと感じたのか、今作では普通にメロディをなぞり、ハイライトで力強く叫ぶという、正統派の歌唱に徹している感があります。
そのせいか、通して聞くとやや単調な感じがしないわけでもありません。こういうノーマル一辺倒な歌い方も悪くはないものの、例の悪魔の嘲笑的笑い声やきち○いじみた妖しい叫びなど、愉快な声のギミックが聞こえてこないのはやはり淋しいものがあります。彼のように〈正統派 演劇 色モノ系飛び道具〉というか、「部分的にはかなり変態だがしかしカッコいい」というタイプは貴重なだけにちょっと残念です。


それともうひとつ、歌メロがサビ以外のパートでも大幅にメロディアスになり、りん郭のはっきりしたものになっています。以前のMaidenの楽曲はコーラス部以外では歌メロが結構ひかえめで、歌い上げるというより、SE的に曲の雰囲気を盛り上げることに重点を置いたものが大半でした(Voメロディがすべて合唱できるほどポップだった曲はFear of The DarkやSeventh Son of Seventh Sonなどごく少数。)
しかし、今回はVoラインだけ聴いているとまるでブルースのソロ作のようで、歌がよく目立ちます。聴きやすくなった半面、ひたすらメロディを歌い続けるので、かえってメリハリがなくなっている気もします。以前よりも、曲の中でのるVoパートの重要性が増した感じがします。今度は逃げられないようにと、ブルースに対するハリス先生の心遣いでしょうか?


反面、以前に比べ、単位小節あたりに入る歌詞の単語の数が減っているような気がします。ようするにそれまで「ああああ」だったのが「あーあーあーあー」になり、Voメロが全体的に延びてより歌らしくなっています。ただ、そのせいで楽曲のスピード感が前より落ちています。この変化は以外に重要で、再編後のMeidenにこれといった疾走曲がない(WickermanやRainmakerは疾走というには少し遅い)ことを考えると、これには賛否両論があるのではないのでしょうか?

絶叫者ヨハネ 2006年3月18日(土)1時0分

メロディーが良い。次作の評判の方が良いが、個人的にはこちらのほうがメイデンらしいし、安定している。捨て曲もなく、安心して聴けるアルバムです。ただトリプルリードはちょっとわからないな。。。
ジーノ 2006年7月4日(火)17時28分

ブルース、エイドリアン復活。
アルバム自体も最初は一曲の時間が長く地味な印象をうけたが
3、4回聴き込んでみればやっぱいつものメイデン節は炸裂してます。
曲も大作が多いけど全部水準(個人的のね)は突破してるから満足。
10倍太陽拳 2006年8月18日(金)11時5分

私はこのアルバムを何度聴き直しても退屈なので彼らを追いかけるのを
止めました。以前から感性に合わなくなってきてたので、もういいやって感じです。
今回の来日公演にも行きません。ただ、初期からブルース一時脱退までのアルバムは宝です。
XXXNIKKISIXXXX 2006年9月5日(火)10時37分

↑このアルバムを買えなのに、そんなこと書いちゃ駄目(・ω・)
語れってとこが別にあるんだからそっちで書けばいい。
俺はブレイブニューワールド、雰囲気といいメロディといい一貫性といい申し分ない。
個人的には名盤。DREAM OF MIRRORS は名曲だと思う。
アルバム単位で安心して聴けるアルバムが俺にとっては名盤だから。
バラエティに富んでるのはあんまり好みじゃない。

だから新譜マターオブ〜も凄く好きなのです(´v`)
(・ω・) 2006年9月14日(木)7時15分

前2作が歌の下手なヴォーカリストのために聴くに堪えない作品だった反動で、
聴けるアルバムを待っていたフラストレーションの中でようやくやってきた「聴ける作品」。ブルースが歌っているだけでIron Maidenの音楽は復活した。
こうなったら酷いヴォーカルを迎えて作った前2作もブルースで作り直してほしいものである。
あの前2作を聴いたときに「Maidenはひょっとして、終わったか??」という危惧を抱いたが、この作品で安心した。駄目なのはあのヴォーカリストだけで、バンドは進化していたのだ。

セッキージョーダン 2006年10月1日(日)18時18分

このアルバムはメロディーの良さだと思う。中東のメロディーを取り入れていて、神秘的な感じもとても良いし、やっぱりブルース復活で意気込みが違う。ただギターは3人いるが一人切られるのかな・・・そうなると誰だろう。
ジーノ 2007年1月13日(土)6時1分

超有名バンド、しかもNWOBHMの開拓者にして王者などという大層な評価なので
すごく期待してたんですが・・・1曲目『The Wicker Man』以外カスですね。
2曲目以降はどれも長いだけでダラダラとした退屈なものでした。

まあ、「これはいい曲だ・・・伊藤セーソクが凄いアルバムと言うんだからいい曲だ・・・
メイデンのアルバムなのだからいい曲に違いないのだ・・・」
と自己暗示を一生懸命かけて、繰り返し聞きこんで耳を慣れさせれば、
よく思えるのかもしれません。
忍耐力と根性に自信のある方がどうしても買いたいというなら止めません。

ただ、あなたが疾走感と爽快感を求めるガキであれば、
聴く時間とお金がもったいないのでレンタルで借りるのも止しましょう。
そのようなサルにとっては、300円分の値打ちもないです。
猫に小判、豚に真珠、キレやすい若者にブレイブニューワールドです。

傑作アルバム『Power Slave』('84年)を超えたと書いている人もおられますが、
それが本当なのだとしたら、アイアンメイデンはこれからメタル界のNGワードにします。
有名バンドのアルバムに低い評価をしたことがない某○藤○則さんと共に無視するようにします。

というわけで、あなたがiTunesが使えるなら、150円分の価値はあると思いますから、
『The Wicker Man』だけダウンロードしてみてはどうでしょうか。
メイデン初体験@BRAVE NEW WORLD 2007年2月3日(土)22時27分

「このCDを買え!」のコーナーなのに批判が多い...。批判書くならアマゾンとかで書けばいいじゃないですか。ポイント制なので紛らわしいです。

個人的にはこのアルバムは大好きです。大作多すぎだけどどの曲もフックがあるので中だるみしない。ライヴレコーディングも気に入った。ニコのドラムもキレが感じられる。

トリプルギターの必要性はあまり感じなかったけど、三人とも好きなんで全然問題ないです。
グルグル 2007年2月8日(木)1時24分

好いねこのアルバム , ギターが三つ要るかどうかは分からんが———

と云うかみんな疾走曲が好きだな , 私みたいに落ち着いた—ある種のバラードといってよい曲—のほうが好きな人は少数派なのか . 疾走曲は飽きるので .
山口 弘 2007年2月14日(水)18時41分

メイデンはさすがに人気なせいか、昔の作品の中古でも結構な値段するんですよね。ところが、なぜかコレだけ変に安かった。ベストでザ・ウィッカーマンだけ聴いたことはあったのですが、「もしかしてこのアルバム他の曲はいまいちなのかな?いや、ディッキンソンが復帰した話題のアルバムに限ってそんなことは…」などと思いながら購入!
いやあ〜コレは買って正解でした!ストレートな曲はモチロンかっこよく、8分くらいある曲群もコレまた起伏に富んでいて素晴らしい!特に②、様々なメロディが飛び出してくるのがとても素晴らしいです。全体的にニコ・マクブレインのドラミングに痺れました。
名刀シイタケ 2007年2月15日(木)15時47分

実はブルース復帰後で一番好きなアルバム。
微妙にプログレ風味が強いのが個人的にツボにはまった。
Dr.Strangelove 2007年2月23日(金)19時47分

音質がヘヴィになって、ブルースの艶のある歌が一層映える様になった。
パワースレイヴの頃のハイトーンはないが実にしっとりしていて歌メロもいいネ!
曲もすぐれものばかり。
トリプルGの効果は?だがコイツは買いだ!
Deuce 2007年3月14日(水)19時23分

長い曲が多いが全然ダレてこない。疾走曲のThe Wicker Manが人気のようですがプログレ風味の入った曲もかっこいいですよ。
これは絶対買い。メイデンの最高傑作といっても過言ではないです。
(S1ⅩⅩ)666 2007年4月7日(土)14時29分

自分の中ではアイアン メイデンで1番好きなアルバム。
と言うより他のアルバムでのブルースの、ツバ飛ばしながら歌うような歌い方が嫌いだった。

ドラムもこれぐらいスネアがタイトな方が良い。

それと、どこと無くハロウィンっぽい。

皆が言う本来のメイデンと俺は、相性悪いのかな?
S130 2007年7月9日(月)23時11分

まず1曲目のTHE WICKER MANを聴いたとき鳥肌が立ちました。「なんて良い曲なんだ」と感動したのをまだ覚えています。
捨て曲なしの超名盤デス。ブルース復帰して本当によかった。
CUNT 2007年8月15日(水)22時38分

↑さん、本当に良くわかっていらっしゃる。
そうなのです。Number〜以降のアルバムの曲は、ブルースが歌う前提で作られている曲なので、間違って変なVoが入って歌ってしまっては、魅力は半限どころか2%くらいになってしまうのです。
Liveを見れば解ります。スティーブの世界観を表現するためには、ブルースというピースが確実に必要なのです。
セッキージョーダン 2008年1月6日(日)4時49分

曲の出来は良い。しかしなにかもの足りない。思うに初期に比べてノリの良さが無いんだと思う。もう彼らもあの時の若さはないし、仕方無い事だとわかっている。いつまでも同じ作風を求められても迷惑だろうし・・・ これからも彼らの作品が出たら必ず聴くと思うが僕の大好きだったメイデンはもう戻ってきません。
モブルールズ 2009年6月1日(月)21時32分

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