CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
SEASONS END / MARILLION
邦題『美しき季節(とき)の終焉』。
スティーヴ・ホガース加入後初のアルバム。
発売当初は「BON JOVIみたいになった」などと酷評されていたのだが、フィッシュ時代の
薫りを残すThe Uninvited Guest、英国の風景を織り込んだEasterなどシングルカットされた
曲の他、ホガース加入後、全ての楽曲を初めから練り直したというだけあって、どの曲をとっても
捨て曲といったものが存在しないのは素晴しい。癖のない伸びやかで透明感のあるVoがメロディアス
な楽曲と相まって、新生MARILLIONを強く印象付けている。
マリリオンなんで、ハードなロックを期待して聴く人はいないでしょうが、
心に静寂の糸を紡いでくれるような、繊細で華麗なサウンドに耳を奪われる。
シングルモルト片手に聴きこむもよし。ワインでもよし。
"EASTER"が最高に気持ちいいです。
丁寧で繊細な、そして知的なハードポップ・・・というと語弊があるかもしれませんが。
おぺすさんのおっしゃるとおり、捨て曲がないこのアルバム、もっと世間に知ってほしいですね。
けんしょー 2004年12月11日(土)15時43分
個人的に名盤だと、マリリオン最高傑作だと思います。LANA LANEがカバーしたSEASONS ENDは超名曲。
深い陰影をたたえるような曲からポジティブで快活なナンバーまで揃え、FISH時代の
marillionの影を払拭するに充分な快作。もしも"BRAVE"を最初に聴いて、marillionって
取っ付きにくいなぁ、何かイマイチ・・って思った方、まずはこのアルバムからぜひ再入門して
欲しい。
「名盤」と呼ばれる作品としては『BRAVE』や『MISPLACED CHILDHOOD』が挙がると思うんですが、曲の好み度合いで、このアルバムをよく聴きます。
特に(2)「EASTER」は大好きなんですが、ただ終盤で出てくるパートだけ余計に感じてしまって……せっかく曲にひたっていたのに、気分が壊れてしまって嫌なのです。
同じように感じる曲だと、スタレビの「木蓮の涙」のラストのところとかが雰囲気ぶち壊しで……って、関係ないですね。
(9)「THE SPACE...」の美しさ、悲しさも、涙を誘います。
