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HAIL TO THE THIEF / RADIOHEAD
最初に聴いた時は、なんだかよく分からなかったのですが、
聴くたびに良さが分かってきました。
変拍子や奇妙な電子音でグチャグチャな音に聴こえるかも知れないけど
決してそうではないと思う。
『THE BENDS』の頃とは、また違う音。
一筋縄ではいかない作品。
『ぜア・ゼア』いいです。
佳作くらいかな?
若干ポップになって聴きやすくなった印象。
KID Aで見せた異色さが見え隠れして、なんだか結構楽しい音であるッスね。
ま、チョイ聴いただけなら↑が語るように、佳作くらいかな?
旧作のインパクトを凌ぐとは言えないし。
しかしながら、聴き込めば味がでてきて、このバンドの中では最もフェイバリットな作になるような気がする。
このアルバムでRadiohead好きになりました。
音が、、、きれいです。Vo.トムヨークの声もきれいで、サウンドもきれい。さらに曲の幅も広くて、1枚で色々な曲が聴けて楽しいです。
1曲目の「2+2=5」は一度聴いたらやめられません!もう5回くらい連続で再生しちゃいます。
2曲目の「Sit Down.Stand Up.」は最初すごい静かなのに、徐々に曲が盛り上がっていくところがイイです。シングル曲のGo TO Sleepもサウンドが気持ちいいんです。
全曲レビューしてると文が長くなってしまうので、この辺でやめときます。。。
ロックを基調に若干エレクトロニカ風の音質が入ってるような印象デス。
撃沈されるのには、意外に時間がかかった。
RADIOHEADの、例の双子のアルバム後の気になるスタジオ通算6枚目。"KID A"や"AMNESIAC"と比べると、さらにロック感や、バンドの一体感を取り戻した感じだ。しかし、どんなバンドでも、その時々で音が変わっていくように、彼らも、たまたま、ギター色・ロック色・バンド色を取り入れたというだけで、一度進化した方向に反することなく、さらに新たな可能性を提示しているという点を踏まえて、前2作の方向性を精神的に、または根本的なサウンド面においても継承しているという事実は高く評価できるだろう。
また、DEPECHE MODEを感じさせる曲もあったり、毛色の変わった曲もあったりで、いろいろな面を見せてくれる。特に"there there"以降の並びは絶品だな〜、印象的だな〜と関心する。ただ、音だけをとると明らかにロックではないように感じる曲がある。しかし、違和感がないのは、全体的な統一感を意識しているからだろう。誰がなんだかんだいっても、RADIOHEADがロックアクトであるのは、この統一された姿勢の中に確実に感じるところであり、いくら音が"KID A"のようになっても、トムがこういった歌詞を書きつづける限りは、ロックだな、と思っていていいだろう。相変わらず、明るく心がうきうきするようなナンバーは皆無だ。まるで、今の世知辛い不況風の世の中を忠実に投射するかのようだ。しかし、何故か僕はRADIOHEADに期待してしまう。ほんのわずかなひとすじの光を見たいが為に、暗い世界とわかっていても手を伸ばしてしまうのだ。果してそこに何があるのか?
さて、アートワークも英国流のユーモアたっぷりで、英国特有なんて言わずとも、RADIOHEAD流に、暗く複雑で皮肉な世界が恙無く展開されている。一つずつ解読しながら眺めていてもいいだろう。そういった暗い人、いや、こだわり派の人にも楽しめる。
オリコンでも確か5位以内にランクされ、FMでも、シングルカットされた"There there"が強力にエアプレイされていたので、変に知名度があるため、逆に遠ざかっている人は必聴。あなたが予想しているほどなまっちょろいバンドではないですよ。ファン歴9年のぼくが言うのもなんですが、非常に奥の深い彼らが、ここまで有名になるのが不思議なくらいですから。
「1%の希望よりも99%の絶望を知る事から始める」といういうトム・ヨークの姿勢は、例えばdreamer(夢追い人)であったジョン・レノンよりも今日では支持されるのであろうか。
この作品を2003年度のalbum of the yearに選んだ音楽誌はかなりあったはずである。
この作品はこれまでトムが吸収し続けてきたものを下地にし、自らの言葉と音楽で解放した初めての作品だと思う。
現代は、生産を重視し貪欲に消費しようとする精神が社会を支配している。
そういったマインドコントロール下におかれた私達は、いつ敵意や悪意に満ちた力にとり憑かれてしまうか分からない…。
苦悩し漂流する現代人の代表として、トムがその事を私達に教えてくれる。
そして、そうした生真面目に模索する彼の姿勢に、私達は好感を覚えるのだ。
ラストナンバーの「A Wolf at the Door,(It Girl, Rag Doll)にはかなりゾクゾクさせられた。
このアルバムは、なかなか難しいアルバムでした。
わからない人は、もう一度聞きこんでみて下さい。
このアルバムの良さがわかると思います。
なかなかの良作!
スルメ盤ですね。気が付けばリピートして聴いてます