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DEEP CUTS THE BEST OF THE BALLADS / MR. BIG
'00年発表。バラードもしくはバラード系の曲のみを集めたベスト。
HM/HRが嫌いな妻にも聴けるアルバムとして、本作は重宝している。しかし、購入しておいてなんだが、このような企画盤が発表されることからもこのバンドがどういうバンドだったか、レコード会社からどのように売り出されていたのか、そしてそれがある一部のメンバー達の思惑とどれほどのギャップがあったのかがわかろうというものだ。
やはり、「TO BE WITH YOU」が当たってしまったのがそもそもの間違いである。エリックを天狗にしたのみならず、バンドのパブリックイメージを決定付けてしまった。
HRバンドはバラードを最大のヒットにしてはいけないという好例。購入しておいてなんだが。
リッチーがもっとファンキーなチューンを残しておけばこのアルバムを作る必要もなかったでしょうねえ。彼が加入してからはハード・チューンが減ったのは残念です。彼らはハード・チューンとバラード両方のバランスの良さが肝だったのに、5TH以降はエリックとリッチーの歌メロを強調するミディアムナンバーが多かった。このバラードアルバムでも丁度4THの曲が彼らの運命の分岐点だったことがよくわかります。いや実際、3RDまでの楽曲の素晴らしさは多分にポールのギターによるところも大きかったんでしょうね。リッチーの場合、年下ということで他の3人に遠慮していたところがありましたね。ここでのリッチーによるリアレンジヴァージョンはとてもいい出来映えと思います。あのカッティングの音が素晴らしい。でもWILD WORLDとTO BE WITH YOUは新録すべきだと思う。NEW RELIGIONのライヴ音源入れてどうする?と思います。
確かに私も空飛ぶ鍛冶屋と同じように、NEW RELIGIONのライヴ音源は入れなくてもいいと思います。最後はやはり「TO BE WITH YOU」で終わって欲しかった。
音楽は全体的にバラードのほうが売れやすいので、しょうがないところもありますが、1stアルバムを聞いたときの勢いは完全に消滅していますね。
MR.BIGはハードな曲よりバラード的な曲が圧倒的に多かったので、こういうアルバムがでることはなんとなく予想してました。
んで、通して聴いてみるとこうしてバラード曲ばかり集めてみるとなかなか素敵ですね。新曲の二曲もけっこう良い曲で安心。
全部いい曲とは言わないけど、アルバム全体が非常に暖かい雰囲気に包まれてるので、個人的には冬に聴きたいアルバム。コーヒーとか飲みながら。
新曲、特に1曲目は「TO BE WITH YOU」より好きなバラード。
「Promise her the moon」や「JUST TAKE MY HEART」もオリジナルに負けないくらいいい出来だと思う。
IN JAPANではリッチーのギターをぼろクソに言ったが
これはなかなか洒落たギターだなと思う。
でも本当に上手いギタリストはライヴでも完璧にこなせる人であって
舌を出しながら歯切れ無く弾くような奴じゃないと思う。
どのバンドも「ROCK BEST」は出していることがあるけど、
「BALLAD BEST」っていうのはHRバンドとしてはかなり少ないんじゃないかな。
このアルバムを聞いてもわかるように、MR.BIGというバンドはどちらかというとバラードの曲の方がセンスがあるような気がする。
「WHERE ARE THEY NOW?」、「I'LL LEAVE IT UP TO YOU」が新曲として収録されているが、どちらも名曲。
リッチーのギターもずっしりしててなかなかいいと思う。
ただ③④⑤と過去の名曲を再レコーディングしているが、どれも出来がよくない。
特に④⑤は原曲を台無しにしているような気がする。原曲がよすぎたのか。?
あと、「NOT ONE NIGHT」や「NOTHING BUT LOVE」もかなりの名曲だと思うのに入ってなかったのが残念。
その後に出たアルバム「ACTUAL SIZE」の出来を考えるとMR.BIGの輝いていた最後のアルバムはこの「DEEP CUTS」だと思う。聴き応えアリ。おすすめ。
fu‐mi 2004年10月28日(木)0時36分
名盤です!リッチーのリテイクも最高ですね。でも、どうもこのバンドのファンの多くはマシーンのようなギターや加工された音が好きなようでリッチーは総攻撃ですね(笑)。彼の幅広いセンスを理解できないんだろうね。ディストーションばかりでなくクリーンなオーバードライブも良いもんですよ。
俺みたいに有名なヒット曲だけ聴いて好きになったミーハーファンには持って来いのアルバムである。