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THE AMERICAN WAY / SACRED REICH
多くのスラッシュメタルバンドが速さオンリーから脱却しようと試行錯誤していた時期にリリースされた一枚。
METALLICAのブラックアルバムやPANTERAの俗悪よりも先に、スピードを押し殺しリフのもつグルーヴと重さでしっかりと聴かせる曲を作っていた。
単調なリフの反復が妙に気持ち良いタイトル曲をはじめ佳曲がつまっている。(よくわからないジャムは蛇足だけど)
このバンドはこれしか聴いたことないので初期からのファンからどう思われているかわからないけど名盤です。
1stアルバムをもっとヘヴィでパワフルにしたような作品。
リフは相変わらず独特で個性が強く、既にSACRED REICHとしての土台を構成させてます。
派手さはないけど、その分、実に硬派な一枚!
90年,2nd
久々に気が向いて聴いてみたけど結構良かった
ヴォーカルの声が気に入らんけど
ちゃんと聴かせる曲を作ってる
でも1st並のハイスピード曲を2,3でもいいから入れて欲しかった
アメリカ/アリゾナ州フェニックス出身の4人組スラッシャー、'90年発表の2ndアルバム。
リフ/リズム・チェンジをしっかり組み込みつつ、前のめりで突っ走る実にスラッシュ・メタルらしい
スラッシュ・サウンドを聴かせたデビュー作『IGNORANCE』に比べ、今回はグッとスピードを抑え目にした、
重量感溢れる作風が特徴。勿論、スピード・チューンがなくなってしまったわけではなく、
アルバムは後半に向けて尻上がりに速度を増していく構成なのだが、やたら重々しいバスドラの鳴りといい、
重心低く、分厚く、力強く刻まれるリフといい、やはり印象に残るのは疾走感よりも、そのヘヴィさ。
とは言え、3rd『INDEPENDENT』以降のPANTERA型へヴィネス路線とは違って、このバンド独特の
緊張感を孕んだ流麗なメロディは健在だし、何より楽曲が⑥を筆頭に、これまで以上に静と動、
緩急の効いたダイナミック仕上がりなので聴き苦しさは全くなく、寧ろ爽快感の方が強いぐらい。
速度は落ちたとは言え、間違いなく本作も立派なスラッシュ・メタル・アルバムだ。
また、このバンドの個性の1つに、母国アメリカや国際社会、企業を鋭く斬りまくる歌詞があるわけだが、
今回の彼らの攻撃対象は、メタルしか聴こうとしないメタル・ファン。
「世の中には他にも素晴しい音楽が沢山あるんだからもっと色々聴けよ」という説教が耳に痛い。
90年発表の2nd
前作では硬質なサウンドを基盤に、ヘヴィネスとスピード感の調和が絶妙なバランスで混ざり合ったすばらしいスラッシュサウンドを披露していたが
本作では前作以上にヘヴィな音作りになった反面スピードはミドルテンポが中心の組み立てとなった。
楽曲のクオリティはなかなかのものだが、個人的にヴォーカルの歌唱がマイナス、前作では楽曲に合った歌唱をしていたが
本作では若干歌いだしたことにより、一本調子でメリハリがない歌唱が浮き彫りとなり楽曲の魅力を上手く生かせていないと感じた。唯一その点が残念に思う。
ミドルテンポのスラッシュメタルの最高峰。
重量感たっぷりでありながら、スラッシュなリフがざっくりと切り込む心地良さ。
Voの個性もいいですね。このVoが苦手という評も、分からんでもないけれど、
この無骨な感じは好きな人も多いんじゃないでしょうか。
それにしてもこのバンド、今新作出したら、凄くいい作品作りそうなきがするんですけどね。ただの勘ですけど。
しかしながら、このアルバムは、今の時代にも十分対応できるヘヴィさがありますよ。それは絶対です。
カットタン 2009年10月15日(木)22時3分