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ELECTRIC WIZARD / ELECTRIC WIZARD
あのリー・ドリアンもお薦め!のELECTRIC WIZARDの1st。
いやぁ〜ほんとに遅く、重く、「こんなの絶対売れねぇだろうな」的世界。
しかしリフ自体は往年のメタルリフを思いっきり遅くした感じのいたってシンプルなリフなので、遅いのに慣れてしまえば意外とノリノリ(?)でカッコよく、まさにストーナー・ドゥーム本来の姿を聴くことができる一枚。
⑤の「devil's bride」のリフなんてむちゃくちゃ引き摺ってます。
まさにリフでトリップできる数少ない真性ドゥームバンドですよ。
カテドラルで有名なデイブ・パチェットによるジャケもグッドです!
まさに初期BLACK SABBATHで感じた往年のドロドロフレーズから得られるイマジネーションに特化したような作でしかも遅い。ボクの超お気に入りです。(と書くとサバスオールドファンは怒るかも知れんが)
オジーサバスの毒気(やはりオジーの声は毒だ)がない分、マッドテイストはないが、往年ヘヴィロックの味わいをゆったりと堪能できるのだ。だがオジーサバスの二番煎じではない。そこにはない陶酔感が宿っている。
大好きな作だから注文すれば、音がメタル然としすぎだ。もう少し生温かさが感じられれば一生モノの作であった。しかし、そんな音だから当時デス好きのボクがスンナリとハマったのも確か。
ジャケはカテドラルジャケよりも好きだ。
1995年リリースの1st。
このバンド特有の(ジャス特有?)の酩酊感が皆無な割とまともなドゥームメタル作品。
ジャスも普通に歌っていて、ギターのリフもドゥームの王道路線。
2nd以降とはまるで別バンドのように聴こえてしまうアルバムだが、出来自体は良い。
2ndアルバムと比べると、暗さや機知外感が少ないが、これはこれでカッコいい。遅重リフを純粋に楽しむにはもってこいのアルバムだ。ぜひ聴いてほしい。