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JUST ADD LIFE / THE ALMIGHTY
一番バラエティに富んでいてるアルバム。
CRANKで怒りを吐き出しきってしまったのか、えらくリラックスした感がある。
疾走する曲でもそれまでみたいに怒涛という感じではなく軽快という感じ。
オーソドックスでキャッチーなロックンロール。
ヘヴィで緊張感に満ちた前作「CRANK」から一転して、明るくfunなアルバムと形容したくなる本作。
しかし、これが魅力的なハード・ロック・ソングが満載で悪くない出来!
て言うか、むしろ前作のようなヘヴィ・メタルな音作りが変化だったのであり、バンド本来の方向性に立ちかえったと言えなくもない。
シンプルで覚えやすい「ONGOING AND TOTAL」、明るいギター・メロディが印象的な「DO YOU UNDERSTAND?」、ホーン・セクションを大胆に挿入したリーダー・トラックの「ALL SUSSED OUT」、パンキッシュな勢いに満ちた「AFRAID OF FLYING」等、コンパクトでカッコイイ曲ばかり。
THE WiLDHEARTSとか好きな人なら、このアルバムもきっと気に入るのでは?
地獄葬戦士 2003年12月21日(日)3時15分
「CRANK」路線を期待していた身としては、何やら痛し痒し。
なんだよ、「CRANK」はフロックかよ!!!みたいな。
いろんなゴタゴタが収まった今となっては「まあ、ええんちゃう?」みたいに聴くことができますが、
当時は「もうとっとと売ったろか」と思いつつも、2枚組のライブの方がなかなか良かったものでなかなか手放せず、
そのあたりでもヤキモキしてました。
そういや移籍してからは別編集なんでしたっけ??
内容は、可もなく不可もないロックンロール。
デキ自体は悪くないより、むしろなかなか面白い。
しかし彼らがこんなことをしなくても良かったとも思う。
少なくとももう1枚くらい「CRANK」を作っておいてからじゃないとなぁ。
けんしょー 2004年5月26日(水)18時13分
「クランク」から聴いた自分からすれば「なんで??」ていう変わりっぷりであまり聴いてませんでした。こういうのなら他に
いっぱいいるじゃん、と。改めて聴いてみると面白い曲もあるし、意外と悪くなかったりするんですけど、やっぱりストレートというか
平坦すぎて曲自体のインパクトもドライヴ感もそれまでの彼らに劣るなぁという感じです。
…でも2枚目のライヴ盤は掛け値なしに素晴らしい。日本人オーディエンスとの掛け合いは相変わらずだけど…演奏は良好。
「クランク」からほとんどの曲と、それ以前の数曲の代表曲というセットリストです。中古市場だとこの2枚組限定盤が廉価で転がってるのを
良く見かけるので入手するならこちらを是非。(このライヴ盤は独立して「CRANK AND DECEIT」としてリリースされてるらしいですね??)
ギャップがあるよなぁ…
レベルが高いから安心して聴けるけど、
これまた変わったなぁという感じ。
セカンドと比較してもまた違うもんなぁ。
ブリテッィシュ・テイストも薄くなった。
飛び抜けた曲も無いけど、
気楽に楽しめる作品ということで…
パンクというキーワードに思わず反応。
かっこいいです。このアルバム。スティッフ・リトル・フィンガーズをヒーローに
挙げるリッキーらしいアルバムだと思うのですが、彼の本性はこっちの方向性に
あるのではないでしょうか。
これを聴いちゃうと、むしろ過去のアルバムの方が無理してたっぽい。
「CRANK」も勿論いいアルバムだったけど、僕はこの路線が好きですね。
このアルバムが作られたのは必然です。
なぜ大傑作だった前作からこんなおちゃらけた路線に?いや、彼らのキャリア全体からみてもこれは違うバンドになってしまったようだ。ぼくはこれを聴いて裏切られた感じがした。