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KILLER / ALICE COOPER
前作と同じく起伏に富んだアルバム。
シアトリカルな曲もあるもののどっちかというとロックンロール色が強くしかも毒もつよい。
④は感動的。
①の邦題が「俺の回転花火」っていうのはどうかと思うが…
アリスはこれが最高! アリスの多彩な魅力が詰まってる!
なんてったってジャケがめちゃくちゃかっこいい!
デビュー・アルバムから僅か数ヵ月後に発表された'71年発表の2nd。
プロデューサーは再びボブ・エズリン。
前作はデビュー・アルバムとしては申し分のない売上げを記録したものの、どことなく散漫な印象を受ける作品であった。
この2ndではバンドの方向性がしっかりと定まったとの印象を受けるが、これもひとえにアリス・クーパーのキャラクターをいち早く見抜き、ショック・ロッカーとして売り込んでいったボブ・エズリンのプロデュース能力のなせる業であろう。
バンドは既にこのころからギロチンや蛇を用いたシアトリカルなライヴを展開していた。
ロックのスタンダード・ナンバーともなった軽快なハード・チューン「UNDER MY WHEELS」と美しいアコースティック・ギターとオーケストレーションをバックに哀愁の歌メロを聴かせる名バラード「DESPERADO」を筆頭に、キャッチーなリフとコーラスの「BE MY LOVER」、オペラ座の怪人を思わせるメロディがギャロップ・ビートに乗って迫る大作「HALO OF FLIES」、モダンなドラム・サウンドを聴かせる「YOU DRIVE ME NERVOUS」、明るくキャッチーなノリの「YEAH,YEAH,YEAH」、ミステリアスかつドラマティックな「DEAD BABIES」、ハードボイルドなタイトル曲「KILLER」と、やはり捨て曲は見当たらない。
毒々しくも美しいアルバム・カヴァーも非常にクールだ。