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WHEN THE STORM COMES DOWN / FLOTSAM AND JETSAM
曲調がドラマティックになった3rd。
スラッシュメタルの枠内でいろいろと試していて次作での脱スラッシュを予感させる。
エリックの歌が上手くなったが、逆にそのせいで歌メロの弱さが目立つようになってしまった。
決して名盤とはいえないけど、勢いはあるしトロイのベースが気持ち良い音を出してるしで何故か憎めない。
全体的にあんまスラッシュしてない感じ。(速い部分は幾つかあるのだが...)
Voが前に出すぎてるかも。
メタリカの「...And Justice For All」のような変に前面に出てるドラムの音が気になるけど
私は彼等の中で一番好きなアルバム。
高音Voも上手くて、カッコいい。
特にギターにザクザク音は無いけど、
当時はスラッシュとしてカテゴライズされてたんだよね。
普通にカッコいいスピード感あるHMと思って聴けば問題ないかも。
ソングライト的にも良曲揃いだしお勧めの一枚。
斜に構えた印象がありつつ、ほんのりと青さも漂う異色のスラッシュアルバム。
HMというにはスマートだし、真性スラッシュというには少し切れ味が足りない。
しかしながら上質なメロディの曲が多いのが幸い。
①②④⑥のギタープレイは良いと思います。
インテレクチュアル・スラッシュと分類されるような複雑な曲展開は初期MEGADETHを彷彿させるが、この曲展開が個人的には少々強引に感じる場面もあり、むしろ比較的ストレートな「DEVIATION」や「GREED」といった曲に魅力を感じる。
エリックA.K.は声のレンジは広いものの、高い声が曲にマッチせず、浮いて聴こえることもしばしば(ANTHRAXにおけるジョーイ・べラドナにも同様の違和感を覚えたことがあるが)。
ときおり、ハッとさせられるようなベースやギターのプレイもあるが、楽曲がもう少し練り込まれればとの気がしないでもない。
殺戮の聖典 2004年8月13日(金)10時27分
90年,3rd
まだ1stと2nd聴いたことがないけど結構良いデキ
明るい感じのスラッシュかな
①は文句なく格好良い
②は素直にノレる
⑥もサビ良いと思う
このバンド、どのアルバムから聞いたらいい?と言われればやはり初期の2枚をオススメするのだが、個人的に一番聴き込んだのがこの3rd。エリック・A.K.のVoを
前面に出したプロダクションで彼の魅力が最大限生かされたアルバム。このアルバム以降、唱法が変わってしまったのが本当に痛い。2ndのようなインパクトのある曲は
ないし、#6のイントロはライオット(The Privilege of Powerの事)みたいだな、とか#7の中間部は前作のオープニングみたいだな、とか当時難癖を付けては
みたものの、全体的に佳曲揃いで、全編通して聴けるアルバムだ。ただし、致命的なのはDrのプロダクションで、このスカスカしたスネアの音で攻撃性、緊張感を大幅に減じて
しまっているのが非常に残念。これさえなければ脱スラッシュ/正統派HMの傑作にもなり得る内容なのに…。
プロデューサーにアレックス・ぺリアラスを迎えて制作、'89年に発表された3rdアルバム。
MCA RECORDS移籍後初のアルバム作りという事で、より幅広いリスナー層にアピールする事を念頭に置いたのか、
前2作に比べるとスラッシーな攻撃性が薄れ、エリックAKのハイトーンVoと、2本のGが紡ぎ出す豊かなメロディが
前面に押し出された楽曲の数々は、これまで以上に正統派へヴィ・メタリック。
名曲①を筆頭に、ストレートなスラッシュ・ソングもちゃんと収録されてはいるものの、それ以上に印象に残るのが、
Gリフと歌メロのカッコ良さが際立つミドル・チューン⑥、「押し」と「引き」がバッチリ決まった⑦といった、
ドラマティックな曲展開が光るメロディアスなナンバーの数々。特に、寂しげなアコギの音色に導かれて
叙情的にスタートする⑨は、その怒涛の盛り上がりっぷりが本編のクライマックスを飾るに相応しい名曲に仕上がっております。
楽曲のバラエティが広がった分、それに対応するエリックの歌メロのフック不足が、徐々に気になり始めた感もあるのだが、
ともあれ、初回出荷分だけで10万枚以上を記録したというのも納得の力作なのは間違いない。