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LOW / DAVID BOWIE
'77年発表。10作目。全英2位、全米11位。
ベルリン3部作の幕開けとなる本作は、タイトルが全てを表している。
どうしようもなく憂鬱で、深く沈んでいて、だからこそ美しい作品だ。
前半はポップな小作品が並んでいるが、そのわざとらしいくらい明るい曲調からは妙に寒々しい印象を受ける。ちょっと奇妙で少し綺麗な世界だ。
後半はインストゥルメンタルが並ぶが、本作の肝はこれらの楽曲にあると思う。
どこまでも続く曇天の空。雲の切れ間は何処まで行っても見つからない。そんな感じ。
だが、殺伐としておらずあくまでもそのメロディの美しさに心を奪われてしまう。
ボウイの作品の中で(自分が持っているものの中では)本作が一番好きだ。
ボウイの声が少ないと聞いていたので、買うのを躊躇っていたのですが、ついに買ってしまいました。
なんでもっと早く買わなかったんだろう・・・。
良いです、コレ。
と言うか良すぎます。なにやら歯痒いです。
三部作の中では出色の出来ですね。聴くべきです。
アメンボ 2003年10月14日(火)11時38分
Speed of Life、Sound and Vision、Be My Wifeなどいいですね。
前半が好きな人と後半が好きな人という風に分かれたりしないのかな?
とにかく、それらをひっくるめて名作「Low」。歴史的な実験的ポップアルバムです。
最近、ちょっぴり気になっていた作品なので買っちゃいました。
なかなか良い作品だと思いました。
ちなみにデビッド伊東の“ デビッド "はデビッド・ボウイから
取ったそうです。理由は顔が似ているという事らしい。
これは晴天の日の通学とか通勤時に聴くといいですよ。
なんか陰鬱な気分とかふっとんでもうどうでもよくなる。
実験的なポップソングが満載のA面、陰鬱なインストが続くB面と、一枚で二度おいしい大傑作。どこまでも無機質で温かみの無い音世界が広がる。
ポップなメロディに狂気的なシンセの音が乗り続けるA面が個人的には大好きです。
衛星洋画劇場でお馴染み①SPEED OF LIFE、ファンキーな②BRAKING GRASS、やたらポップで凄まじく無機質な④SOUND & VISION(ボウイの無感情なヴォーカルが素晴らしい)、ひたすら鬱々とした精神不安定ソング⑥BE MY WIFE(シンセの不安定っぷりがツボ)…。
スローで超くら〜いインストがひたすら続くB面の不思議な美しさも絶対に聞き逃せません。
全体的に決して健康的とは言えないアルバムですが。RADIOHEADのKID Aなんかに通ずるものがあるような気がします。俺はこっちのほうが断然好きですけどね。
美しいアルバムだ。いや、鬱くしいアルバムといった方が正しいか?
傑作である。