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NO REGRETS / HARDCORE SUPERSTAR
全体的にアップテンポの曲が多いのでBAD SNEAKERS〜を彷彿させるが、あれほどヘヴィでダークな感じはなく、ポップな曲が多いので、全体としてとっつきやすくてわかりやすいように感じる。
また、彼らの最大の魅力である(と個人的に思っている)哀愁を含んだ曲も、THANK YOUの時のような、いかにもな哀愁路線の曲でなく、ポップな楽曲のベースの中に絶妙に混ぜ合わせてあるので、THANK YOUのような幅広い、悪く言うと散漫な印象はなく、アルバム全体を通してまとまりがあるところが良い。
BAD SNEAKERS〜は、アップテンポの曲が多くて爽快なのだが、大半の曲が同じように聴こえるところが、個人的にはマイナスポイントだし、THANK YOUはとても好きなアルバムだが、これを聴いた後だとポップな曲と哀愁の曲の差がありすぎて、全体としてもまとまりが悪いような気がする。だから、このアルバムは両作の良さが混じっている良いアルバムだと思う。
こういったアルバムなら一般のリスナーにも受け入れられると思うので、もっと彼らがビックな存在になれるよう期待している。
ポップ・・・この一言にどれだけ多くの音楽が押し込まれているか。
単純に取っ付きやすく、若者受けして、ノリが良く、唄いやすければポップなのか?
うーん、やっぱポップなんだろうなあ。
だがHCSSの場合、単純なポップとは違い、その根底に幅が広くそして深く重いバックグラウンドを持っているから、
単に取っ付きやすい曲ってだけじゃなく独特な深みを持っていると思う。
70年代のパンクスに影響されていようが、80年代のLAメタルに影響されようが、
やつらはやつらなりのロックンロールスタイルを持っているし、
ロックンロール以外の音楽からの影響も注意すれば感じ取れる。
懐が深い、本当にそんなバンドだと思う。
素晴らしい!老練さすら感じられる、こうなると素晴らしいというか恐ろしい!
ちなみに僕はこんな『健康的なパンク』『健全なバットボーイズ』は彼ら以外知らないし、
例え、そう自称していようと認める気にもなれないと思う・・・・。
賛否両論に分かれてしまった4作目?だったっけ?メジャーフレーズ多用・・・かっこいい。特にベタベタな②③・・・最高!ハマッタ・・・。
Bad sneakers~やThank youと比べたらもの凄くポップになってます。
初期の頃のあった勢いはもちろん薄れてますが、その分、曲が洗練されてます。
メランコリックな部分もいい感じで剥がれ落ちてる感じでしょうか。
ほんとアルバム毎に違う顔を見せてくれるバンドだと思います。
個人的に60年代アメリカンポップな印象を受けました。
あくまで個人的に、ですが・・・
過去の作品と比べるとよりポップの色合いが強くなった感じがします。
聴いていてノリやすい曲が多いですね。
各曲の演奏時間も3分弱と短くて聴きやすいです。
しかし、彼らは器用だなぁ〜とつくづく思います。
80年代メタルを基礎にしつつ、各アルバムで色々な変化を遂げる。
その変化が私にとっては全て馴染めましたから。
幅広い音楽性を持っているけれども、それを自分達のスタイルに昇華しているのがすごいです。
特に①⑤⑥⑦は個人的にお気に入りです。
03年発表の3rd。
またもや前作からがらりと変わり、パンキッシュで
ノレる曲が大半を占めています。
爽やかながら「抑えるところはちゃんと抑えている」
と言った感じでしょうか?
