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A HIGHER FORM OF KILLING / INTRUDER(THRASH)
アメリカのテネシー州で結成されたパワー/スラッシュメタルバンドINTRUDER。'89年夏に完成した名盤の2ndアルバム。全編疾走チューンで押しながらもヴォーカルが中音域から高音域を歌いこなすのでストレートなスラッシュ色を感じさせない一品です
ミネソタ産スラッシュの1989年作の2nd。
そのサウンドからは、アメリカのバンドとは思われない。ブリティッシュ・スラッシュっぽい。
唐突なハイトーンVoと、わりとメロディを意識したツイン・リードが特徴的。
リズム隊のもたつきが気になるところだが、勢いがいいので良しとしよう!
2ndアルバム。
相変わらずの路線で、特に特筆すべきところもない。
演奏、特にドラムは巧くなっていて聴きやすくなったくらいかな?
どの曲も均一な出来なため、曲ごとの印象は薄い。
前作同様、衝撃的なジャケの2nd(1989年リリース)。
ヴォーカルが少し歌い方を変えて音程が上ずり気味なのが気になるが、吐き捨て声のスラッシュ全盛の時代にこの声は貴重でした。
モタるドラムが足を引っ張るが、作曲面で幅を広げややパワー寄りの印象を受ける。
出来は1stには劣るが、本作も'80年代スラッシュの名盤の一つです。
イヌスケ 2005年11月23日(水)17時33分
テネシー州出身の5人組パワー/スラッシュ・メタル・バンド、'89年発表の2ndアルバム。
既に廃盤の国内盤CDには、法外なプレミア価格が付けられて取引されている本作は、程々にスピーディで程々にヘヴィ、
程々にメロディアスで程々にドラマチックな楽曲の上に、程々に歌えるVoが乗っかり、MONKEESのカヴァー⑤も、
自己流のアレンジを施して卒なく料理してみせたりと、まさに優等生的にまとめられた内容。
何れの要素も及第点は軽くクリアしているのだが、優等生的過ぎて強烈な刺激(個性)に欠け、
逆に評価に困ってしまうという、実に微妙な1枚でもある。
それだけに、①⑥⑩といった楽曲を始め、アルバム全編で流麗なソロを披露したかと思えば、
随所でドラマチックなハモリを聴かせてくれる、メロディックなツインGの良い仕事っぷりがキラリと光る。
質は高いがキメ曲に乏しく、何となく流れていってしまう楽曲の中にあって、
この踏ん張りが本作を聴き応えのあるものに変えている。