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TRIBE / QUEENSRYCHE
新作心待ちにしていました。もはや焦点は、昔の音楽性に戻るのか?という1点に注がれていたのかもしれない。
が、クリス・デガーモが居ようが居まいが、今を生きるモダンロックバンドである。
「Q2K」はお気に入りのアルバムであるものの、次作で多少なりとも昔の路線に戻るかなとも思っていたが、
そうした予想を裏切って「Q2K」路線を推し進めたのは嬉しい驚きでもありました。
「Q2K」でいうところの"FallingDown" "BurningMan"といった跳ねるようなグルーヴ主体の曲が多く、じっくりと聴かせてくれつつ、ノリの良さが押し出されています。
⑥の"Rhythm Of Hope"はドラマティックな秀曲であり、音楽性が変わったからといって、聴かないでいるのは勿体無いことです。
それにこういった音はメタルを通過していないと出せないと思う。(言い過ぎか)
まぁこれで日本での評価は決定的ではあるが、次でまたマインドクライムみたいなアルバム作ってくれるかもしれないし、
やっぱりファンには気になる存在であり続けるんだろうなぁ。
待望の新作。僕も結構気に入りました。前作よりもヘヴィ度が増した感じ。
ミドル〜スロー・テンポが主の重苦しいサウンドだけれども、リズムやメロディが多彩なので飽きさせません。
トレード・マークのジェフ・テイトのVoは健在だし、楽器隊も、"ロック"寄りのアプローチではあるものの、今までの積み重ねを感じさせる、熟練した技巧を楽しめます。
キャッチーな1〜4(特に1のサビが頭から離れない)、5、6、8、9の冷たい叙情性、異様にヘヴィな7、まったり前向きな10で爽快に締める…といった楽曲構成。
カタチは違えど、MINDCRIME級の緊張感とコンセプトが貫かれています。
それに全体的にイントロがカッコイイ。
なかなか楽しめる作品です。
ただ、前作同様ボーナス・トラックは余計な気が…。
前作同様、へヴィ・オルタナ・グランジのようなアルバム。
だからといって切って捨てるのはあまりにもったいない。
聴けば聴くほど味が出てくるスルメのようなアルバム。
ヘヴィで、1聴しただけではわからない、神秘的な深さ・美しさをもったアルバム。
前作(Q2K)ではまだ方向性を模索している感があったが、今作ではより焦点が定まっている。
案外、長い付き合いになりそうなアルバム。
深いね〜
やっと買いました。最近金欠で何も買えなかったのに無理してかいました。
曲はCD買う前から彼らのHPで聴いていたのである程度は分かっていたのですが、聴いてみてHPで聴いた印象より良かったと思いました。
音楽性は前作の延長上ではありますが、PROMISED LANDあたりの好きなファンならある程度は満足できると思います。
クリスデガーモが参加していますが、クリスデガーモが書いた曲はHEAR〜のアルバムにも入っていてもおかしくないような曲ばかりです。どうせなら初期〜中期あたりのような曲でも書いてくれたら昔のファンは少しでも振り向くのに・・・残念。クリスデガーモはもうたいして成長してないだろな。彼は今何やってんだろ?中途半端にクリスが入るなら、クリス無しでの作品の方が良かったとも思える。実際M・WILTONやロッケンヒィールド、エディジャクソンの書いた曲の方が良かったりするし。
このアルバム前半〜中盤あたりが好きですね。特に③。
アルバム全体、B!誌でも書かれていたようにジェフテイトのSOLOアルバムに通じる感じも結構感じる。
ギターソロは無いに等しいですね。スキンヘッドになったジェフテイトの存在感は未だに健在ですね。
音質も前作の延長上になるのかな。EMPIREあたりと比べると曲が1本調子で構築美的な要素はあまり感じられないです。それに平行してHEAR〜以前のような凝ったドラミングがあまり聴かれないのが前作と通じる部分な気もします。
しかし、HEAR以降のアルバムではとっつきやすさはこれが一番かな。マンネリ化していないところは救いですよ。一応進化してるといえば進化してるのかな?
曲の派手さは少ないが曲から感じるアグレッションはまだまだ健在です。
アルバム最後を締めくくる曲として最後にドラマティックな哀愁ナンバーでも入れてくれれば更にうれしかったな。
このアルバムは割とへヴィな作品です。こうなると次の作品がどうなるのか楽しみで仕方ない。どうせならもっとへヴィな曲を聞きたいな。で構築美的要素とPromised Landあたりの音質は取り戻して欲しいと願う。(どうせ無理だとは思うけど・・・)
QUEENSRYCHEってアルバム出すペースが遅いからもっと早いペースで出してもらいたい所だ。
来日してほしいな〜。皆さん!買いましょう!売れれば来日も可能でしょう!
補足します。
ジェフ・テイトの、全身全霊に感情を込めた絶品の緩急自在の歌唱が最高。
スコット・ロッケンフィールドのハネるリズムが味わえるドラミングもいい。
いまだプログレメタルを期待するメタルファンは今作も納得できないんだろう。だが私もここまでハマって聴き込むことになるとは正直思わなかった。
曲も意外にバラエティ豊かで飽きない。へヴィな曲、グルーヴィーな曲、ドラマティックな曲、どれもダーク路線なのだが、いいアルバムなんだから文句つけられない。
決して「名盤」とはいえない。
しかし先入観を捨てて聴いてほしい。何回も何回も聴き込むことにより、輝きを増してくる。
食わず嫌いはいけない!
正直言うと、彼らの新曲を聴きくのが楽しみで買ったというよりも、彼らにはQueensrycheとして末永く活動してもらいたいという気持ちで購入したアルバム。確かに悪くはない。過去の3枚よりはヘヴィで聴き込める程味わいもある。ジェフテイトのボーカルも相変わらず素晴らしい。円熟味を増してきたとは言いたくない。もう進化だろうが退化だろうがどうでもいい。度重なるレーベルの移籍、去ったメンバーの中途半端な参加、来日ツアー中止等、そんなもの蹴り飛ばしてこれからも精進してほしい。
ちょっと暴言を吐きます。
ここにきて実は『THE WARNING』以降の作品が全て揃いまして、本作に至るまでを『HEAR IN THE〜』や『Q2K』も含めて聴きなおしてみたのですが、正直なところこのバンドは『PROMISED LAND』で完成させた形を今に至るまで深化させているのだなと感じました。
いや、なにを言いたいのかというと『HEAR〜』や『Q2K』は別に問題作でもなんでもないのではないかと。『Q2K』にしたって『EMPIRE』と通ずるところがあるような気がするし。
上の方々はさすがに熱心な聴き手のようで、非常に的を得た評価をされていると思います。このバンドは最盛期の作品においてですら一聴して即良さがわかるという作風ではなく、聴き手に聴き込みを要求しております。非常に聴き応えのある良質な作品を届けてくれており、それは本作も変わりありません。
私も今さら『OPERATION〜』の頃に戻って欲しいとは思わないなあ。それはRUSHに「『MOVING PICTURES』をもう一度作って!」というようなもんだし。そう。このバンドってRUSH系の新化(深化)バンドなんですよね。最低限の商業的成功は収めつつ、これからも自らの信じる道を歩んで欲しいと思います。
正直な話、スタジオアルバムとして見てみればあまり好きな方ではない。
聴き込み不足などという問題ではおそらくないだろう。
しかし後半にいくほど良曲が揃っているという点では等閑にできない。
今までのアルバムがそうであったように。
頻繁に聴くことはないだろうが、一定の期間をおいて無性に聴きたくなる類の作品である。
queensrycheらしいといえば、納得。
はっきりいってこのバンドはプロミストランドまでで終わった。過去の作品をすべて聞いた上で期待していただけに、この変わりようは流行を真似て無理やり出したようなアルバムだと思いました。この作品を聞きこんで良くなったとか、言ってる人もいるが無理がある。実際聞きこんではみたがまったく良くならず、気分悪くなった。音の悪さとギターのラフさプログレの要素も無くただ時代と流行に惑わされて作ったアルバムに過ぎないと思った。まあこの作品を買って聞いてみれば解ると思います。ファンとしてはこんな事は言いたくないが。。。
物事の背景を考えてみると、わかりやすい事がある。今のアメリカのロック・シーンで売れているものは、本来彼らが得意とするタイプの音楽ではない。80年代とは全く違った意味合いでのコアか売れ線かの選択をバンドとしては決断をしなければ、セールス的に未来は無い。その時半々の割り合いでと考えると、結構焦点ボケの作品に仕上がってしまう。アメリカの市場を無視しろよと言いたいけど、それは傍から見るほど簡単な事ではない。売れないとさまざまな問題が生じてくるのが、通例である。彼らは一度成功を掴んでいる。そういったバンドがもう一度、復活するのは簡単なことではない。内容についてはあまり触れないが、80年代のあのサウンドを期待するのは酷である.....。
ジェフ中心で政治的なメッセージが強く感じられる。
これからポリティカルな側面を強めて,
それをバンドで共有できれば,
またこのバンドの全力を出し切れるのではないかと期待を持てました。
楽曲は個人的にはもっとメロディアスさが欲しい。
それにしても,クリスはどうするのかな・・・
はっきり言って一聴しただけでは何もわからない。少なくとも僕は4,5回聴いてやっとちゃんとした作品となった。深いです。実に深い。歌詞にはしっかりとした意味があるし、楽曲も悪くはないと思う。
しかしだ、どうも花がない(ついでに髪もない・笑)。その花は具体的なものではないのだけれど、感覚的な勢いや説得力や存在感や、そういうもの。言ってしまえばイコール地味ということになるのかなぁ。全体的な一辺倒さとスカスカ感は残念ながら否めない。クリスがいないと言うのもその要因の一つなのかもしれない。4人のクイーンズライチはどうも違和感アリ。
だけどこんな事を言っておきながらやはりこれもクイーンズライチの作品だと思うと親近感が沸いてくる。僕は全くマインドクライムの再現など望んでいません。しかしこの実体はあるが実感がない感覚はどうにか次のアルバムで解消してもらいたい。なんか彼らがどんどん忘れられていってるような気がして心が痛むんです・・・。
う〜ん、はっきり言って好きではありませんね。やっぱり「OPERATION: MINDCRIME」の頃のようなヘヴィでメロディアスで超個性的なライチが私は好きです。(ジェフ・テイトの歌唱力は相変わらず素晴らしいけどね)
現在の彼らと当時の彼らとは完全に別のバンドと思った方がいいでしょうね。このアルバムは完全にヘヴィメタルではないような気がしますし、音の種類も全然違います。
しか〜し、こんな状態になったQUEENSRYCHEでも何故か応援したくなってくる、それは何故か??答えは、彼らがどんな批判や中傷を受けようとも自分達のやりたい音楽をやっているからなのか、はたまた「OPERATION: MINDCRIME2」の完成を待ち望んでるからなのか・・・・
★
geoff tateの声がとにかく渋い!
queensrycheのアルバムはTHE WARNINGを除いて全部聞きましたが、Q2K以外全部気に入りました。
確かに皆さんの言われる通りここ3作とPROMISED LAND以前とでは大きく違いますね。正直僕も最初聞いた時は以前との違和感に戸惑い、駄盤扱いでした。しかし、聞き込んでいくうちに知的な部分は以前とあんまり変わってないことに気づいて「これはこれでありだな」と思えるようになリました。ART OF LIVEを買ってさらにはまり、毛嫌いされていたHERE〜とQ2Kを買いました。
O:Mと違うなんて一蹴しないでください!知的な部分はいまだ健在です!!
次作への期待と楽曲名が公表された記念にカキコしました。
このバンドを気に入った理由は、アメリカのバンドなのに無国籍風に聴こえたからだなと改めて思った。単に個人の好みで語れない、難しいバンドというイメージがあるのが難だよな・・・。
セールスが物語ってますね・・・へヴィグランジ路線になってからは売れ行きも悪い・・・路線変更は成功とは言えません。昔からのファンもプログレを期待しているし。
Queensryche (1983年) 全米81位
The Warning (1984年) 全米61位
Rage for Order (1986年) 全米47位
Operation: Mindcrime (1988年) 全米50位
Empire (1990年) 全米7位
Promised Land (1994年) 全米3位
Hear in the Now Frontier(1997年) 全米19位
Q2K (1999年) 全米46位
Tribe (2003年) 全米56位
総合的な音楽性は前作以上に全盛期から遠ざかった印象。まんまニューメタルです。
でも重厚な雰囲気はここ3作の中では一番ライチらしいかも。
編曲は随分シンプルになったものの、リフの組み立て方やコーラス/SEの盛り込み方など
チクチクとリスナーの耳に訴えかけてくるあの緊張感とインテリぶりが戻ってきています。
よくグランジ風路線になってからやたら流行に〜とか言う人多いけどデビュー時から一貫して流行や時代の音に合わせてますよね。
要は流行に合わせているかどうかが問題なのではなくてただ好きな音じゃないだけでしょう。
国家、社会から人間や土臭い文化へと描写する題材が変わるにあたりこの音になったのは必然だっただろうし
それがそのまま音に出てくるのがまさにライクらしくて自分は好きだ。
で、このTRIBE一聴して何かが違う。
Hear〜、Q2Kでは音の通り緩さが支配的だったがここでは緩さのわりに音がやたらと主張してくる。
TheRightSideOfMyMindで完成したライク独特のリフワークが目立ち全体的に緊張感が溢れている。
遂にウィルトンはヘヴィ、グランジ路線を自分の音で表しきった。
そしてTheArtofLifeで過去の路線との融合が完全になされたことを証明する。
彼らがこれまで積み重ねてきたものが走馬灯のように脳裏に浮かび上がるこの曲でこの路線のライクは完結だろう、
と思ってたらO:MⅡに行ったからやっぱりやり切った思いがあったに違いない!
クイーンズライチらしいなと思いながらも、グランジみたいな路線は別に彼らがやらなくても…と思えてくる。
レベルが高いのは聴けばすぐ分かる。
冷静に聴けば、かっこいいアルバムではあると思うが、前作のほうが断然いい!
ケリー・グレイでもいいから、もう一人ギターがいたほうがいい。
今回はギターでの構築具合が薄いのだ。
曲に合わせてヴォーカルもドラムも楽になっているのもどうかな…と思う。
ベースも目立ってなくて残念。
このバンドの作品の中で、僕にとって魅力が薄いアルバムですなぁ。テイト色が強すぎるのかな?専門的なことはよくわからんが。