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BURIED SECRETS / PAINKILLER
前作は吐き気をもよおすほどのサディズム溢れるストレートな作風だったが、今作は身を抉られるようなゴアっぽさが薄れた。
しかし、ジョン独特の悲鳴にも似た掻き毟るようなアルトサックスが随所に登場し、楽曲によっては拡がりのある残響音が神秘的な音世界を創り出している。
ラフなベースは、電気的な処理と工夫が施されて更にえげつなさを演出している。また、ドラムも前作同様ラフな録音だが深みを増した。
前作にはなかった知的さが随所に感じられて、高貴なセレブSMのような甘美さと醜悪さが同居している。
某誌レヴュー1桁得点は名誉。判るヒトにしか理解できない。希少価値のある、芸術性溢れる作品。
何かむしゃくしゃしているときに、僕はGuts Of A Virginと一緒にコレを聴く。
ジョンの耳を劈くようなアルトサックスが物凄い…。
1stは、ジャケがあまりにも…だったので、買う気になれませんでした。これもよく見ると怖いですが。
kamikoさんの「高貴なセレブSM」という表現が不思議に合っていておかしいですね。最初は苦痛なんだけど、徐々に快楽に変わっていくわけです。
ただのノイズのようでいて、実はけっこう洗練されているのかも。サックスって、けっこう暴力的な楽器なんですね、と思わず感心してしまいます。
理解はしていませんが、楽しんで聴けます。