CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
TORTURE GARDEN / NAKED CITY
邦題「拷問天国」。
上半身裸のSM嬢が鞭を振っているジャケ、インナーは痛々しいほどのSMや拷問の写真が。
また、丸尾末広の残虐絵が幾つか描かれているが、とても音楽性にマッチしている。
ハードコアなリズム隊とギター、John Zornのアルトサックス、山塚アイのヴォイスパフォーマンスなどが入り乱れるサウンドだが、そこには、多くのジャンルの音楽がゲームピースのように組み合わされてひとつの楽曲になっている。
激しさはハードコアを基本とすることで表現され、高密度に刻まれるリフから180度変化しメジャーコードの他ジャンルのピースに突入するような意表を突く展開は、不思議と性的な快感を得たような錯覚に誘引する。
アヴァンギャルドな音楽性であり、高度な演奏力と意気投合したグルーヴが感じられる異端作品だ。
山塚アイ氏のボーカルが炸裂しまくる驚愕の作品。
普通の人には、まったく意味不明の世界だが、何か得体の知れない勢いを感じる。
…このアルバムはジョーイ・バロンのドラムが素晴らしい。
彼らのアルバムの中で一番うるさいですね。アイ氏もほぼ全曲で叫んでます。
一言で言うと、「音のコラージュ」ですね。一言じゃないですが。とにかく目まぐるしい。
おとなしい所が少ないのでメタラーもぜひ。
廃盤ですが、二枚に分けて再発(?)されています。
身構えて聴くと、意外なほどに聴きやすい事に気づいた。
無闇に音を重ねていないところが、そうさせているのかもしれない。
(もちろん、万人向けとは、よほど言えない音楽だけれども)
ほとんどの曲が1分以内で終わる、全42曲、
ジョン・ゾーンの入門編として、とてもわかりやすい1枚だと思います。