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METAL RENDEZVOUS / KROKUS
NWOBHMを思わせるコノ素敵なサウンド。
結構いけます。
ドラムが割ともっさりとした音で、特にヘビーさもタイトさも感じないんですが、何となくのほほんとして妙に好きです。
オーソドックスなスタイルで、適度に疾走感があったり、ノリがよかったり、また臭い泣きが入ったりと、各メンバーの力量も飛びぬけたものはなく、やはりB級の線は脱しませんが、ちょくちょくと聞きたくなります。
ギターはちょっとマイケル・シェンカーの影響も見え隠れって感じです。
その昔、レコードでもっていたのですが、売ってしまいました。しまった。
輸入盤のCDならあるかなあ?
探してみよっと。
ヘビメタブ-ムで出てきたバンドの中では結構好きでしたねワタシは。
「HEATSTROKES」のドライブ感、「BEDSIDE RADIO」の定番のロックンロ-ル
「TOKYO NIGHTS」の歌詞の卑猥度がEE感じでねェコレが!
とりあえず聴いてみませんか?
本作より名Voマーク・ストレイスが加入。サウンド・スタイルも、欧州でのNWOBHMの勃発と歩調を合わせるかのように、
それまでの70年代型HRスタイルから、シンプル且つアグレッシブなエネルギーが迸るヘヴィ・メタル路線へと
転換を果たし、KROKUS躍進の切っ掛けともなった、'80年発表の4thアルバム。
ヘヴィ・メタルといっても、ここで聴く事が出来るのは傑作『HEADHUNTER』('84年)のようなJUDAS PRIEST直系の
それではなく、マーク・ストレイスのカミソリVoを活かして、キャッチーなタテノリのリフ&リズムが疾走するAC/DC路線。
自然に身体が動き出す楽曲の数々は、①を筆頭に理屈抜きの気持ち良さを誇るが、個人的な好みで言えば、
マークの幅広い歌唱力が堪能できる、JPを思わせる重厚なツインGをフィーチュアした③、SCORPIONS風の泣きのバラード④、
タメを効かせながら盛り上がっていく横ノリ・ナンバー⑧といったミドル/スロー・ナンバーの方が、よりお気に入り。
あと、本作を語る上で絶対に外せないのが⑥の存在で、正直、本作の購入動機の大半はこの曲にあったと言っても
過言ではないのだが、実際、日本のソープランドでの思い出話を綴ったアホな歌詞に、炸裂する怪しげな日本語
(ドウカ行カナイデ、愛シテル)と、物悲しげなメロディに彩られた、ムーディな曲調のギャップにヤられること
請け合いの素晴しい名曲に仕上がっています。(いや、冗談抜きで本当に良い曲なんすわわ)
『HEADHUNTER』とはタイプが異なるものの、これもまたHMバンドKROKUSの残した名盤の1つかと。
ワールドワイドデビューアルバムですね。
今、考えると良くこんなのでメジャーデビューできたなとも思うのですが、いやいや良いのですなこれが。
マークのヴォーカルは唯ギャーギャー叫んでいるだけで冷静に考えれば失笑ものなのでしょうが、好きになっちゃうとあばたも笑窪で、そんなマークも大好きなんです。
全く「Tokyo nights」には参りますよ。