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AT BUDOKAN THE COMPLETE CONCERT / CHEAP TRICK
アメリカン・ロックを語るに必聴・必携のマストアイテム。
「at武道館」のコンプリートアルバム。78年発売の「at武道館」では、2曲ギターを録り直しているし、93年発売の「at武道館Ⅱ」では、78年の武道館LIVEではなく、翌79年のLIVEが3曲使われているので、実際の78年LIVEは、このアルバムだけ。(曲順もその当時のまま)
70年代のアメリカンバンドといえば、KISS、AEROSMITHとこのCHEAP TRICKだが、この当時からCHEAP TRICKの演奏力がずば抜けていることが解る。
あえて言わせていただく、LISTEN or DIE
On Top Of The Worldがねー
数ある「ライヴアルバム」の中でも特に有名で、名作とされる「at budokan」。
選曲もいいし、ライヴ盤ならではの勢い、荒さがあっていい。このバンドはポップな曲を書くけれどやっぱ根はHRバンドなんだと思う。
観客(女子)の歓声がすげぇ。
ジャニーズのコンサートかと耳を疑うほどの真っ黄色の声援が飛び交うのには
恐ろしくなってしまうけど、ホントにライヴ盤らしいライヴ盤です。
聴いていて思うのは、チープ・トリックってレコーディングバンドじゃなくて
ライヴバンドだなぁってつくづく感じます。ライヴならではのアレンジや演出、
オーディエンスとの掛け合いなんかは頼もしささえ漂ってます。
本作での聴き所のひとつにファンの声援があると思うんですが、
喉も裂けよ!とばかりに絶叫するそのイエローボイスは、こいつらが北●鮮にむかって
一斉にシャウトすればテ●ドンぐらいは軽く迎撃できるのではないかと思わせるに
充分な破壊力。特に「I WANT YOU TO WANT ME」では、おのれらが勝手に考えた
合いの手で♪くら〜いんくら〜いんくら〜いん♪とバンドをくすぐります。
恐るべし倭の国の女子たちよ。
でもバンドの演奏力、楽曲のクオリティは本物。後世に残るライヴ盤です。
はっちゃん 2009年6月17日(水)16時36分