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WHY / DISCHARGE
ハードコアパンク草分けバンドの…何枚目だっけ?
(「HEAR NOTHING〜」とどっちが先か詳しい方、補足おねがいします)
ひたすらアジるヴォーカル、これでもか!といわんばかりに2ビートで押すだけのバッキング。
そりゃ時代が時代だけに今と較べたら音圧もスピードもいまいちかも知れない。
しかしテンションだけなら負けていないぞ!
DISCHARGEがいなかったらメタル系、ハードコア系問わず今のエクストリームミュージックシーンは形成されていなかっただろう。
「HEAR NOTHING SEE NOTHING SAY NOTHING」と併せてお勧め。
このアルバムは(「HEAR〜」)より先に出たミニアルバムです。 しかしテンションはめちゃめちゃ高いし、聴き終えた後は脱力感に襲われる感じを覚えます。 とにかく彼らを聴かずにハードコアは語れません。心震えます!
メタルになってからのDISCHARGEはよく知らないのですが、この頃のオリジナルDISCHARGEはDISORDERなどと共に大好きです。
悲痛な叫び……これが、本当の心の叫びだ!
WHY???
'81年発表の45回転ミニアルバムだね。両面あわせて10曲10分。
当時としては驚愕の速さ、ラウドさ、過激さを持ったアルバム。
正に現在に通ずるエクストリームミュージックのルーツがこれ。
80年代にラウドミュージックを欲していた連中はむさぼるように聴いたもんだ。
パンクスには「Hear nothing〜」よりもこの「WHY」や2ndEP「Fight Back」の方がイイ、
という人が多いけど、メタルの人には初期の暴発寸前のブルータルさは整合感がない分、ちと辛いか?
ちなみに生で聴くと、予想以上に上手くて安定感があるので結構イイです。楽しめます。
なお、上に出てくるDisorderは生だとまったくイケてません。ほとんど身内だけで遊んでいるようにしか見えない「局アナの隠し芸大会」レベルです。
ハードコアシーンの面白いところは、同時代にイギリスだけでなくアメリカでも日本でも
ハードコアサウンドを持ったバンドがそれぞれ独自に、且つ同時発生的に出てきて、
しかも80年代の半ばには世界的に連帯したムーヴメントになっていったことだろう。
日本で言えば'78年頃に京都で活動していた「SS」が、イギリス勢よりも早くにデビューし、
より速い曲を演奏していたことは特筆に値する。ライブ音源は残っているから機会があったら聴いてみて。
80年代も終わり頃になって、メタリカやメガデスがハードコアに言及し始めたら
Burrn!誌でも記事を申し訳程度に載せるようになったものの、
畑違いなせいか、見当違いなコメントだらけだったのはご愛嬌。ね、有島さん(w)。
ディスチャージはこのアルバムが一番好き。
曲が少なくアルバムの時間も短い。
シンプルな作品だけど内容は濃い。
好きだからトイズファクトリー版とサンクチュアリー
レコード版のCDとLPの3枚も持っています。
voキャルの「メッセージを伝えたいんだ!」が一番感じられるアルバム。
ベースのドライブ感も最高!
ちなみにジャケットの死体は旧日本軍が中国の非戦闘員(一般人)に向けて落とした
爆弾によって死んだ人々。とされている有名な(捏造?)写真。
シンプルだけど、怒りのこもった格好良いハードコア。当時はメタルより速かったことでしょう。
リマスター盤はシングル曲が多数ボーナストラックとして収録されているのでお買い得です。
それでも、曲がやたら短いのですぐ終わりますけど(笑